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主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

朝日新聞で「パノプティコンの住人」連載記事

朝日新聞で「パノプティコンの住人」連載記事

 

フーコーパノプティコン概念を使って、いまの日本社会が、安倍政権による監視社会になっているという連載記事が朝日新聞で始まった。

 

日本社会が、安倍政権ににらまれて、みなが権力に分断され、監視され、自己規制し、相互監視し、みなが時流に乗って、競争し、異物を排除し、支配者に従属する構造になっているというのだ。それは政治家も官僚もメディアも。

 

 

主流秩序論に通じる視点で、ある意味当然のことなのだが、このように大衆的に少しでも本質的にとらえるような情報を出すのは意義があると思う。

このような構造になっていると指揮することが、其れから離脱する第一歩だから。

朝日新聞でも多くの記者は全くこの支配から離脱していないが。

 

で、フーコーの指摘は基礎的一般論なので、もっと日本の皆の生き方の変化につなげるために作った「主流秩序」概念に至ってほしいと思うが、まあ無理だろうな。誰も知らないもんな。笑

 

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森友質疑、首相からの電話 「国会の爆弾男」も質問封印

二階堂友紀、中崎太郎

朝日 2017年4月18日08時04分

 

パノプティコンとは

 パノプティコン。もともとは監視者がいてもいなくても囚人が監視を意識する監獄施設のこと。転じて20世紀にフランスの哲学者フーコーが、権力による社会の管理・統制システムの概念として用いた。

 独房で権力のまなざしを常に意識する。パノプティコンの監獄に閉じ込められた囚人のありようは、権力に分断され、従属し忖度(そんたく)する「1強」の政治状況で起きている現象に似ている。

 自民党、野党、官僚、メディア。それぞれが「1強」のもとで、「パノプティコンの住人」のように支配されていないだろうか。連載第2部で探っていく。

 

     ◇

 パノプティコンについて、フーコーの専門家である石田英敬・東大教授(メディア論)は「権力が支配される側を『自己規制させる技術』のことだ」と述べ、現代の権力による統治手法にも通じると指摘します。

 そのうえで「権力がどんな手法で、支配しようとしているのか。それを認識することが、パノプティコンの構造から解放される第一歩だ」と言います。

 

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政権の座に返り咲いてからの4年余。国会質疑で質問を受ける首相が、民進議員をやり込めようとする場面が目立つ。民進を攻めることで自らへの批判をかわす。それが得意のパターンであり、現実に森友問題が首相を直撃しても内閣支持率や自民支持率への影響は限定的だ――。首相の答弁は、何があろうと「安倍1強」は揺るぎないと宣言するかのようだった。

 

政権の危機管理を担ってきた菅義偉官房長官は、毎日2回の定例会見で「その指摘は全く当たらない」「そのような懸念は当たらない」などと全面否定の言葉を繰り返すことで、批判をはねつけてきた。

 

想田氏はフェイスブックでこう分析している。「木で鼻を括(くく)ったような定型句を繰り出す。するとコミュニケーションが遮断され、議論にならない。彼らが無敵に見えるのは、議論の土俵に乗らないからだ」

 

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