ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

「乱暴な言葉、乱暴な言い方」も暴力  アリさんマークの会社の問題点

 


以下の安田さんの話は、もっともなことを言っておられるので差別暴力が地域を壊すものだという中核的主張の部分はおおむね同意件です。

しかし、「ことばの汚さ、ことばの乱暴さ、ことばの下劣さが問題でなく、そのひとが決して、どんなに努力しても乗り越えることができない属性、性別であったり人種、民族、国籍であったり、あるいはLGBTといわれる性的少数者であったり、そうした自分の努力で変更不可能な属性に対する攻撃がヘイトスピーチ」という理解は間違いです。


「乱暴な言葉、乱暴な言い方」も暴力です。そこを問題にできないのは古い左翼のダメなところで、いまのDVやパワハラ、いじめにも対応できません。


多分、強調したいことを言うための言ったので、正確に話をしていけばわかってもらえると思いますが、講演のまとめとして今回記録された言葉の範囲では、その主張は古くて限界がありますね。一応確認しておきます。

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プレカリアートユニオンからの報告

 

プレカリアートユニオンの第5回定期大会(2016年9月17日)で、映画『アリ地獄天国(仮)』パイロット版

(土屋トカチ監督が、ブラック企業「アリさんマークの引越社」との闘いを記録した映画で、今年中には長編映画として完成の予定です)

を上映し、アリさんマークの引越社集団訴訟弁護団、現役正社員の組合員、ジャーナリストの安田浩一さんほかの皆さんに参加いただいてトークも行いました。

 

その際の安田浩一さんのご発言を公開しました。
https://www.youtube.com/watch?v=emLHIrCYj3Y

 

 

安田浩一さん(ジャーナリスト)の発言
安田:改めて思うのは、全く正当性のある労使関係がないわけですよね。あるいは一方的な、支配と服従の関係であって、支配/服従の関係から、正当な労使関係を取り戻すための争いを、今西村さん(仮名)はじめ、組合がやられてるんだなぁと、思いました。

安田:柔軟に強かに、しなやかに闘っている、一方でね、あのやっぱりすごく、内実は、ものすごく差別の問題と通底する、非常に、ヒリヒリするような、やっぱり、ファクトが、やっぱりいろいろと積み上げられている事案だなと、思いました。例えば、西村さんに関して今お話し出ましたけども、「北朝鮮に帰れ」、あるいは「北朝鮮人」みたいなもの言いっていうのは、僕が知っている限りこの企業だけじゃなくて、実は様々な企業でもって、いわば、ヘイトスピーチを伴った解雇、ヘイトスピーチを伴った弾圧、ヘイトスピーチを伴った社員に対する圧力っていっぱいあるわけですよね。

 

で、それに対して泣き寝入りをしたりしなかったり、組合の手を借りたり、裁判に訴えたり、様々なことやってるわけですけども、これ様々な企業に通底するのは、やっぱり、差別を率先して行う企業、あるいは差別的な観点を持ちえている企業、そしてそうしたことを社員の恫喝に使う企業って、ろくな企業じゃないわけですよ。

 

これは、企業としてどうしようもないっていうことは社会的な外圧であって、社会破壊、地域破壊をしているんだっていう、僕はね、必ずそう思っているわけです。

これは企業の労務管理の問題ではなく、「あなたがたの企業は、地域破壊なり社会破壊をしている、社会に存在していること自体許されないんだ」、ぐらいの気持ちで僕はいるわけですね。もちろん「会社を潰せ」と言っているのではなくて、そうでなくて、「あなた方は『根本的に』間違えているわけであって、そもそも労務管理を口にする資格がないのだ」ということ、で、「この社会のなかに貢献するつもりがないのであれば、社会からとっとと消えてください」くらいのこと、言いたい訳だけれども、僕は会社をなにも潰すつもりはあんまりないので、しっかり闘っていきたいと思うし、僕もしっかり支援していきたいとは、思っています。

 

ただね、そこに浅い人間性っていうものが滲み出てくるわけですよね。何かあると、例えば今、取材している様々な企業ありますけども、そのなかで必ず、外国人差別であったり、あるいはそこに必ず朝鮮半島とか中国を持ちこんで、もちろん対象・当該の人物は、どこの人物だって、どうだっていいわけですよ、日本人であろうが、朝鮮半島出身者であろうが、在日コリアンであろうが、在日中国人であろうが、日系ブラジル人であろうが、とにかく、「異なる者」として扱い、そして、「あなた日本人じゃないのだから出ていけ」、こういう企業、っていうのは、そもそも企業内部だけではなくて、あなたが破壊しているのはまさに地域であり、社会なんだっていう自覚がわたしは持ってもらうためにですね、とことんこれは、僕自身も追及していきたいと、思います。

 

アリさんマーク許しがたいのは、ことばの汚さじゃないんですよね。ことばの乱暴さでもないんですよね。わたし、乱暴なことばとか汚いことばがヘイトスピーチだと思ったことないわけです。わたし、ヘイトスピーチをずっと取り扱っていますけれども、ヘイトスピーチっていうのは、ことばの乱暴さ、下劣さ、こうしたものを争うわけじゃない。

 

そうではなくて、そのひとが決して、どんなに努力しても乗り越えることができない属性、性別であったり人種、民族、国籍であったり、あるいはLGBTといわれる性的少数者であったり、そうした自分の努力で変更不可能な属性に対する攻撃がヘイトスピーチであって、で、そうしたことを、対象はどうでもいいわけです、そうしたことばを、自由に吐くことのできる、あるいは自由に口にすることができる、そうした企業の体質そのものが、今度の西村さん(仮名)の事件を引き起こしたのではないか、わたしはそのように思っています。

 

冒頭で申し上げましたように、この会社は正当な労使関係がないのであれば、正当な、正常な労使関係に、戻すために、今ある支配/服従の関係を断ち切る、ということが、今、組合とか、そして当該の方、そして支援する僕らにも、求められているのかなって思いました。

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http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20161002/1475396137
アリさんマークの引越社You Tube恫喝動画に登場あの井ノ口晃平副社長らが佐々木亮弁護士から徹底的に証人尋問される!
http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20151011/1444533252
「アリさんマークの引越社」は管理職研修で採用差別を指導 社員・元社員が角田取締役、井ノ口副社長の部落差別、国籍差別発言を証言する

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11月18日(金)13時30分~東京都労働委員会に集合!

生でYou Tube「恫喝動画」の井ノ口副社長が尋問される様子を見ていただくチャンスがやってまいりました。

「アリさんマークの引越社」不当労働行為事件の証人尋問日程
会場:東京都庁第一本庁舎南棟38階・東京都労働委員会
 2016年10月31日(月)13時~17時 組合側証人の尋問
 2016年11月18日(金)13時30分~17時 会社側証人の尋問

詳細は→http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20161002/1475396137