ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

「ガイアの夜明け」でアリさんマークの引越社との闘い第2弾放送

拡散希望】7月25日(火)22時、テレビ東京系「ガイアの夜明け」でアリさんマークの引越社との闘い第2弾放送。番組を見て会社に感想を伝えよう!

次回7月25日(火)22時からのテレビ東京系「ガイアの夜明け」で、大反響を呼んだアリさんマークの引越社との闘いに迫る「会社と闘う者たち」の第2弾が放送されます! 

ブラック企業(アリさんマークの引越社)とブラックバイト(しゃぶしゃぶ温野菜)の両巨頭との闘いに2年間密着取材。会社の理不尽に対し、泣き寝入りするのでも辞めるのでもなく、労働組合で変えられることを知らせたい、と顔を出して闘う姿を見せてきたアリさんマークの引越社現役社員(アリさんマークの引越社シュレッダー配転訴訟勝利和解・2017年5月24日、東京地裁 http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20170526/1495792907)の2年間の闘いにご注目ください。

2017年7月25日(火)22時~22時54分、テレビ東京系 番組フェイスブックページより.

『さらけ出さねば真の語り部とは言えない―――戦争とあした』

鈴木知英子さんが『さらけ出さねば真の語り部とは言えない―――戦争とあした』(文芸社、2017年)を出版された。 ざっと読んだが涙が何度も出た。

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鈴木知英子さんとは奈良の女性大学的な講座で出会って以来の長い付き合いだ。

『私の戦争は終わらない』

『「青い目の人形」の声が聞こえる』

の本のことなど、過去紹介させていただいた。

前にも読んだことがある内容の部分もあるが、また読んで涙が出る。 わかりやすく心が伝わる文章だ。

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鈴木さんが昔祖母やお母さんから言われた言葉「上見てひがむな。下見て喜べ」を紹介していた。 主流秩序に従属する悲しい庶民の考えだ。

鈴木さんは戦争中、ノーを言えなかったということを引き受けて考えている。そこは大事な点だ。

大けがをした教え子に先生が非国民といった話。

父が戦争から帰ってきてDVをするようになった話。

戦傷者認定申請書を出したが却下され、それに携わる官僚の愚かさが示されている話。

アメリカ兵を憎むかという問いに、答えるときに、日本にいるアメリカ人の子供にどう伝えるかに心を砕いて伝えた話。

奈良には空襲がないと思い込み、大阪の空襲を他人事のように眺め見ていた話。

戦後、天皇、国体を守るという精神主義が崩れて、苦しさの中で弱肉強食的にひどい生き方をする人が多くなったこと。その程度の精神主義であったということ。

そもそも多くの日本人が戦争に反対するほどの勇気、知性、思想、思考力、自分の考えを持っていなかったということ。

その中、空腹の子供が田んぼの端に転がっていた細い細いさつまいもの泥をぬぐってかじって食べた、そのいものおいしかったこと。 それを盗人だといった祖母の矜持と軍国主義的愚かさ。

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なお、本書は、文芸社が2016年、戦争を語り継ぐ作品を募集したコンテスト「戦争とあした」の長編部門で最優秀賞に輝き、書籍化されたものである。 是非ご一読をお勧めします。

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brDV問題としての松居一代・船越英一郎問題――その5――「サイバーDV」「サイバーリベンジ」

これだけ報道されているのに、興味本位での報道はあるが、 DV/ストーカー問題として指摘されていないのがおかしいとおもう。

これは日本社会がまだまだDV/ストーカー問題という認識が広がっていないことの表れと思える。

船越側が過去にたたかれたことなどをDVとしていることは伝えられているが、松居によって今行われていること自体が、DV/ストーカー的な加害行為である。

誰かが言っているかも知れないが、私が見ている範囲ではそういう指摘がないので、ここで書いておこう。 すでに4回書いているのでその続き。

今回は、 松居のしていることは「リベンジポルノ的な行為(サイバーリベンジ)」といえる、 という話。すでに少し書いたが、もう少し詳しく。

松居さんは、ブログ、動画を次々更新し、いろいろなことをいったり書いたりしているが、それをひところで言えば、怒りで攻撃しているということ。 たとえば、不倫だといい、相手の名前をさらし、船越のテレビ出演料を暴露し、みなにNHK司会をおろすように抗議活動をするように呼び掛けたりしている。


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ところでDVの基礎知識を確認しておくと、

●別れに抵抗すること自体がDV・・・片方が別れたいというのに他方が別れないといって別れを認めないことは、相手の自由を侵害しているのでDVである。(世間では無理解が多いので誤解をなくすにはこれに関する様々な説明が必要であるが、ここでは省く)

●ストーカー・・・・別れるということが明確になった後、しつこく復縁を申し出たり、怒りでいやがらせやつきまといをすることをストーキング、その行為者と行為自体をストーカーという。(これもいろいろあるが詳しい説明は省略)

●リベンジポルノ・・・・・リベンジポルノというのは、交際していたものが(時にはそうでないものもある)、フラれた腹いせに裸の写真などをばらまいて復讐することである。その手前で、「いうことを聞かないならこの写真社員をネットなどにばらまくぞ」といって相手に要求を飲ませる支配(コントロール)、その脅し行為もリベンジポルノの範疇に入る。 そもそもDV自体が、何らかの力を使って相手を支配することなのであり、「裸の写真」だけでなく相手が公表されると困る情報を出すぞといてとどすことや嫌がらせをすること自体がDVであり、リベンジポルノ的なものといえる。 しかしさすがに「ポルノ」というからにはその種の性的な写真や動画となるので、それ以外の様々な「材料、情報」を使って脅すことをすべては「リベンジポルノ」とはいえない。 だから本質は同じだが、呼称としては以下のようなものがあることになる。

●サイバーリベンジ・・・サイバー空間、ネット空間において、結婚・交際相手などに対して思い通りにならないので攻撃的なことをすること、あるいは要求をのむように脅すこと

セクストーション・・・・リベンジポルノの中の区別:付き合っていて、別れをきっかけに「裸の写真」で脅されているものと、そもそも付き合ってはおらず、ネットでの関係のみで写真などの情報を送ってしまった後に、それをもって脅されるものとに大別される。 後者はセクストーション(性的脅迫)と呼ばれている。

●セクスティング・・・・・、セクスティングとは、性的な画像送信交流)、つまり、互いの意思で裸体を見せ合ったり、写真に撮って送り合ったりする行為のこと。 恋人や夫婦の間のものもあれば、友人や単なるネット上での知り合いの場合もある。セクスティングをした後に脅しが入ればセクストーションになる。

●サイバーストーカー(またはネットストーカー)・・・・インターネットを利用して特定の人物にストーカー行為をすること。行為は、サイバーストーキング、ネットストーキングと呼ばれることがある。 この場合のストーカー行為というのは広義で、「別れを通告されたが抵抗すること」「復縁を求めること」「嫌がらせをすること」「色々調べて付きまとうこと」「誹謗中傷すること」などが入る。法的には恋愛感情があるという狭い定義があるが、サイバーストーカー的なもの全般には多様な心理があり、恋愛感情だけではない。ネットの情報(偽情報、うわさなども含む)を見て第3者が拡散して社会的ないじめ、社会的な人権侵害となるものも含まれる。(「ネットいじめ」と一部重なる)

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松居一代さんが行っていることは、離婚を言い渡され怒りに燃えて、怒りでとにかく相手をつぶしたい、嫌がらせをしたいということである。別れたくなかったのに別れられるので攻撃していることはDVであり、ストーキングである。それをネット(動画、ブログなど)で次々行っているので、サイバーリベンジ、サイバーストーカーとなっている。 DVとストーカーはこの場合連動しているので、総合的に合わせると松居さんが行っているのは「サイバーDV」といえる。

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再び基礎知識に戻るが、こうしたサイバーリベンジなどは、

DV防止法、ストーカー規制法、リベンジポルノ法、傷害罪、名誉毀損罪・侮辱罪・脅迫罪・強要罪迷惑防止条例プロバイダ責任制限法児童ポルノ禁止法などに抵触する場合もある。

外国ではリベンジポルノを禁止する動きが広がって日本よりも明確に制限する法律がある。

また、ドイツの最高裁での画期的な判決確定がある。それは、別れたパートナーの親密な写真や動画(交際中は撮影に同意していたもの)を元恋人や元配偶者は、他人に見せるつもりはなくても交際が終わったら破棄しなくてはならないというもの(2015年12月、BBCニュースJAPAN)。パートナー関係が終わっても画像撮影と所持の同意の効力は継続していると主張する場合には、所持する側がそれを立証する必要があるということ。

また、米国のフェイスブックは、リベンジポルノやヘイトスピーチをを禁止するとしている。これによってその種のものは削除されることになっている。

詳しくは拙著参照 ≪1≫伊田広行著『デートDVと恋愛』  (大月書店、2010年) ◆≪2≫『ストップ! デートDV――防止のための恋愛基礎レッスン』     (解放出版社、2011年) ◆≪3≫『デートDV・ストーカー対策のネクストステージ―――被害者支援/加害者対応のコツとポイント』 (解放出版社、2015年2月) ◆≪4≫伊田広行著『デートDV/ストーカー蔓延の実態と背景――― ストップ!デートDV 2』 (2015年4月、電子書籍Kindle版、アマゾンで購入可能) ◆≪5≫『続 デートDV・ストーカー対策のネクストステージ』 (DV電子書籍、Kindle版、2015年、5月6日) ◆≪6≫『超リアルなストーカー対処策を考える――ストーカーに対処するために知っておいたほうがいい、恋愛・別れの考え方、いなし方、身の守り方、制度と法律の使い方』(電子書籍、2015年6月)

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自衛隊・稲田大臣 文書隠ぺいーーー 財務省もしているではないか

南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報を廃棄したとしながら陸上自衛隊が保管していた問題で、稲田朋美防衛相が2月に行われた防衛省最高幹部による緊急会議で、保管の事実を非公表とするとの方針を幹部から伝えられ、了承していたことが分かった。 理屈は、「データは隊員個人が収集したもので公文書に当たらない」とつけて、「事実を公表する必要はない」と決めた。

防衛省自衛隊の組織的隠蔽(いんぺい)に加担したということ。しかも責任者。 国会で虚偽の説明をしていたということ。

当然、大臣罷免だろうに、安倍はまだ罷免しない。内閣改造でごまかしてはならない。 今回のことはイナダだけでなく安倍の責任だ。安倍内閣を倒すしかない。

*****

まあ予想通りだが、このことがあきらかになったのは、 防衛相直轄の防衛監察本部が特別防衛監察を実施しているからだ。

自衛隊という「国家の安全保障」という大義名分で非常に隠ぺい体質のところでも、これだけできる。

ならば、財務省に対しても、森友学園関係ですべて文書を廃棄したとして隠している実態を調べる必要があるではないか

財務省だけでなく、加計学園問題もふくめて、内閣府、官邸サイド、まだまだ文書を隠している。平気でうそを言っている。

「破棄した、ないということにしよう」として、何も調べない。

それどころか、森友学園への国有地売却問題の国会答弁で事実確認や記録の提出を拒み続けた佐川宣寿・理財局長が、2017年7月5日付で国税庁長官となった。栄転である。佐川氏は自分たちの犯罪及び安倍政権の犯罪の隠蔽に協力したから出世できたというわけだ。

こんな犯罪が容認されていいのか。

大阪地検東京地検が動かないのもおかしい

財務省自衛隊以下ということになっている。

2017年、国民は、森友学園加計学園問題等で政治家や官僚の「長いものに巻かれる態度」を何度もみた。 100万円渡していても「渡してない」と言い続けるのをみた。 調べない。説明しない。押し切る。 そして政権を守った人に論功行賞が与えられる。

「破棄した、ないことにしよう」は稲田だけではない!

母になる

「母になる」7 より

二人の母の本音のぶつかり合い。深いところから絞り出す声。片方の言い分で勝負ついたかと思うと、さらなる手が繰り出される、その応酬は見事。《たましい》がみえた瞬間。

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あの子ちゃんとしてるでしょ。私が育てたの。しつけたの。あの子がいて一番うれしかったのは、もう誰からも『子供は生まないんですか?』と言われなくなったこと。あの子を手に入れたことで私は初めて自由になれた。

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あの子、かわいかったでしょ。私が生んだのよ。私のおなかに10か月いたの。3歳まで育てたの。あなたがあの子を手に入れていた時、私はバッシングされていた。でもそんなことどうでもよかったの。その時思っていたのはただ一つ。どうか生きてますように。私が思っていたのは、どうか生きてますように。それだけよ。母親だから。あの子が生きていることだけを願っていた。母親だからよ。

川崎のヘイトデモ この程度のものしかできなかった

川崎のヘイトデモ、やったというアリバイづくりで少しできただけのようでよかったです。

当日、公園付近には今回のデモ同様1000人規模の市民が抗議のために集まり、そこに警察側からの説得も加わって、結局デモは数メートル進んだだけで中止となった。これは、当日集まった市民の力はもちろん、それに先立つ当初の公園使用不許可に至る関係者の努力、集住地域でのデモ禁止の仮処分に至る法曹関係者の努力、そして当日状況を見極めて説得に動いた現場の警察の判断も含め、本当に多くの人たちの努力によるものだった。

報告 http://www.kanaloco.jp/article/264879 https://news.yahoo.co.jp/byline/akedotakahiro/20170716-00073358/ ヘイトスピーチ解消法施行から一年、再び川崎市で行われた「ヘイト」デモ

前田さんのブログ http://maeda-akira.blogspot.jp/2017/07/blog-post_16.html

ヘイトデモをふたたび止めた川崎

 「ヘイトデモやめろ!」  「ヘイトデモやめろ!」  猛暑の川崎、綱島街道の両側歩道を埋めたカウンターの市民が叫ぶ。  「ヘイトデモ止めよう!」  「ヘイトデモ止めよう!」  中原平和公園に向けて、みんなで叫ぶ。

 日傘、うちわ、帽子、飲み水は必需品だ。みんな汗だくになりながら、「暑いね」と繰り返しつつ、ヘイトデモ阻止のために歩道に立ち尽くす。  500人以上はいるだろう。歩道の両脇に分かれているのと、幅広く、たむろしている状態なので、正確な人数はわからない。1000人はいなかったと思うが。  顔見知りの市民が各地から駆けつけている。ジャーナリスト、弁護士、研究者も目立つ。  「やつらは遅いね」「東京駅からマイクロバスで来るらしい」「デモの出発点はこのあたりらしい」。  やがて、神奈川県警の広報車から「まもなくこの道はデモ隊が通ります。歩道の方は交通の妨げにならないようにしてください」などとアナウンスが流れる。  とたんに、こちらのマイクから「デモ中止」のシュプレヒコール。  「デモ中止!」  「デモ中止!」  「デモ中止!」

 「ヘイトデモは犯罪です。神奈川県警は犯罪を取り締まってください」

 みんな声をからしながら叫び、合間に水分補給のくりかえしだ。  1時間もすると頭がボーッとしてきたので、木陰に入り、手ごろな石に腰かけた。  *

 石に腰を下ろして一息ついていると、急にカウンターの人だかりが崩れた。 立ち上がって手近な台に上がって見ると、数十人の一団が綱島街道武蔵小杉駅の方に走っていくのが見えた。その後ろから数百人が追いかけていく。 この暑いのに走るとは元気だな、などと感心しながら、最後尾を歩いていくことにした。 汗だくで武蔵小杉駅東口の手前につくと、カウンター行動の主催者がアナウンスしていた。 「ヘイトデモ隊はマイクロバスでやってきて、記念撮影をするや、すぐに立ち去りました」。 目撃者たちによると、ヘイト犯罪者たちは予定していた出発点から500メートルも離れたところにマイクロバスを止めて、20人ほどがバスから降りると、その場でデモ行進のしぐさをして撮影したという。 「デモをやった」というアリバイ作りのための記念撮影だ。 そこにカウンターの市民が駆けつけたので、ヘイト犯罪者たちはすぐにバスに乗り込んで走り去ったという。 * カウンターの市民は中原平和公園に戻って集会を開いた。 ヘイト犯罪者たちの行動を目撃した人からの報告があり、続いて崔江以子さんが発言した。 「負けてない。負けてない。負けてない。」 ヘイトデモの予告によってふたたび傷つけられ脅かされたが、カウンターに結集した市民とともに立ち上がった崔さんの発言に、みんな、心を痛めつつ、半ば安堵した面も。 ともかく、徒歩によるヘイトデモは止めた。 ヘイト犯罪者たちは尻尾を巻いて逃げ去った。 「こんな恥ずかしいピンポンダッシュデモを初めて見た

有田芳生参議院議員のコメントだ。有田議員は人種差別禁止法の必要性を訴えた。

また、デモの出発地点から500メートル離れたところでマイクロバスを止めて記念撮影をしたのは、神奈川県警による先導があったからだという。マイクロバスの前を走る神奈川県警の車両が目撃されている。

神奈川県警はヘイト犯罪者と連絡を取り合って、予定地点ではなく、離れた場所でバスを止めて記念撮影することを許した。というよりも、現場を把握していた神奈川県警の入れ知恵だろう。ヘイト犯罪者たちには、そうした状況判断ができたはずがないからだ。

今度もまた神奈川県警はヘイト犯罪者たちに便宜を図り、協力した。差別を止めさせる責任のある神奈川県警が差別に加担している。 ここに日本のヘイト問題の本質がある。

「じぶん個人からの社会運動の観点」の欠如

他の問題でもそうだが、ジェンダー平等においても、まず自分から身近な問題に敏感になり、旧来のジェンダー秩序に対して異なる態度をとっていく人が増えていくことが、運動の大事な中身だ。

この点で以下の朝日の特集はまだ表面をなぞっただけでこの次が待たれる記事だった。 CMとジェンダーというのはずっとやってきた。その導入の問題提起は前から言われてきた。 いかに従来のジェンダー秩序を揺るがしたり壊すようなものを作っていくか、じぶんの生活で主流秩序とちがうスタンスでいきていくかを課題とするような、そのような表現が増えるかどうかがカギだ。

異論や賛否の意見が出て検討が増えて、議論が起こり、それを通じて一人の意識が変わっていく、そういう人が増えていくことに意義がある。

とするなら、特に壇蜜さんの宮城アピールは今の主流秩序にそったありがちなもので、特段問題というより、こんなものだらけというようなものだが、当然議論になっていい。行政が税金を使って作るときに、ジェンダー平等をすすめる立場ではないか、それに反していると追及していくことは当然ありうる。そこに真摯に向き合わない行政は糾弾されなくてはならない。 だが、村井嘉浩知事の「可もなく不可もなくというようなものは関心を呼ばない。リスクを負っても皆さんに見ていただくものを、と思った」「どんどん厳しいことを言って、(動画への)アクセス数を増やしていただきたい」という発言、そして県観光課の担当者の「『表現が刺激的すぎる』などの批判も多く寄せられていますが、話題となったことで、多くの方に見ていただいているとプラスに受け止めている」という発言には、何ら批判的な意見のなかに何か大事なものがあるのではないかという、聞いていくという姿勢がなく、もっと前向きな表現を探ろうとする姿勢がない点で確信犯的に反フェミニズムの立場を宣言しているようなものであり、主流秩序を強化している。 これを糾弾しないままなら、その程度の日本社会、国民ということだろう。

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「CM炎上、ジェンダー表現なぜズレる メディアの男女像」@朝日新聞デジタル http://digital.asahi.com/articles/ASK7D7KGDK7DULBJ010.html

2017年7月17日05時03分

 記事やテレビ番組、CMでの男女の描かれ方が批判を浴び、作品や表現の撤回に追い込まれる例が珍しくなくなりました。メディアのジェンダー表現と、社会のイメージにずれが生じているのでしょうか。おむつの動画広告に描かれた育児風景を巡る批判を紹介した5月の記事への意見や、同月に開かれたシンポジウムでの議論を元に考えます。

■育児風景 動画が論議

 批判の対象になったのは、日用品メーカー「ユニ・チャーム」の紙おむつの宣伝動画です。1人で赤ちゃんを世話する「ワンオペ育児」の母親の様子を映し出しました。夜泣きで起こされたり、片手でおにぎりをほおばりながらだっこしたり、泣きやまない赤ちゃんを前に途方に暮れたり。最後は、母親の笑顔と「その時間が、いつか宝物になる」という言葉で締めくくられます。

 動画を見た「ワンオペ育児」経験者の間では、意見が分かれました。

 「母親1人で子育てにうろたえる時間もある、というところに焦点をあてているだけ」。そう受け止めた兵庫県川西市の自営業の女性(57)は、3人の育児をほとんど1人でしたそうです。「これこそ炎上するかもしれないが」と前置きして、「今のイクメンの風潮、どうなんでしょう。男女が対等でなければと思いすぎる人ほど、実際には幸せになっていないように思う。私は3人の子どもに恵まれ、夫に『守られ』、大変幸せな人生でした」と言います。

 茨城県神栖市のパート女性(47)は「まだまだ子育ては女性にかかる負担が重く、1人で悩んで闘っている人も多い。美化するより、現状への訴えとして良いと思った」と評価します。夫(52)は残業や単身赴任などでほとんど家におらず、3人の育児を1人で担ってきました。夫が勤める会社が一家だんらんの様子を描くCMを流した時は、いたたまれなくなったそうです。

 娘2人を育てた東京都調布市の女性(59)は「動画を見て一瞬で(育児していた)30年前の気持ちに戻り、悲しさがよみがえった」。女性が子どもを産んだ途端、夫(64)から、母親として必要な技術と知識と能力を持ったと勘違いされた、と振り返ります。「わたし1人で育児を頑張れば頑張るほど、夫は普段通りの生活を送ることができ、自分の妻は育児と家事を両立できていると安心し、ますますワンオペ育児が進みました」

 だからワンオペ育児を「宝物」という動画の趣旨には賛同できないと言います。「母親にひとりぼっちで小さな命を育てさせることを『生きがい』とすり替え、子育ての責任と実働を母親だけに丸投げしているという本質を、社会から隠してしまっている」

■繰り返される広告への批判

 ツイッターが普及した2011~12年ごろから、特に広告の表現をめぐってSNS上で批判が繰り返されてきました。

 例えば、調味料や洗剤などのCMで家事や育児のシーンに女性だけ、という風景が肯定的に描かれていることに、疑問の声が上がるようになりました。14年ごろになると「炎上」を受け、発信元の自治体や企業が広告や動画を取り下げるケースが目立つようになりました。男性上司が女性部下の容姿を比べるシーンが「セクハラだ」と指摘されたファッションビル「ルミネ」の動画(15年3月)、25歳の誕生日を迎えた女性に友人の女性2人が「今日からあんたは女の子じゃない」と言う資生堂の動画(昨年10月)などが削除されています。

 今月もサントリー第3のビール「頂(いただき)」の動画シリーズ「絶頂うまい出張」が、公開とほぼ同時に炎上。出張先の店で出会う女性たちが「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあ」「コックゥ~ん!しちゃった……」と話す場面が、「女性を男性の都合のいい性的な対象としてしか見ていない」と批判され、翌日削除されました。同社広報は「ご当地グルメや方言で魅力を伝えたかった。一部の方々がご気分を害されたことはおわびしたい」としています。

 今月5日から公開されている宮城県仙台市などによる観光キャンペーンのPR動画「涼(りょう)・宮城(ぐうじょう)の夏」には、「アダルトビデオみたいで悪趣味だ」といった批判も寄せられています。

 タレントの壇蜜さんが夏バテ気味のゆるキャラを涼しい宮城に連れて行き、ウミガメに乗って県内を旅するという設定。たびたび壇蜜さんの唇のアップが映し出され、「ぷっくり膨らんだ、ず・ん・だ」「肉汁とろっとろ、牛のし・た」「え、おかわり? もう~、欲しがりなんですから」と特産品が紹介され、「あっという間にイケちゃう・・・」という言葉で終わります。

 批判について、同県の村井嘉浩知事は10日の定例記者会見で「可もなく不可もなくというようなものは関心を呼ばない。リスクを負っても皆さんに見ていただくものを、と思った」「どんどん厳しいことを言って、(動画への)アクセス数を増やしていただきたい」。県観光課の担当者も「『表現が刺激的すぎる』などの批判も多く寄せられていますが、話題となったことで、多くの方に見ていただいているとプラスに受け止めている」と話しました。

 海外でも「炎上」になるケースがある一方、従来型の男女像にとらわれない描き方も広がっています。

 マイクロソフト社が16年3月に公開した動画「きみは何を作る?」では、知られざる女性科学者たちの功績を紹介。米航空会社ジェットブルーは母の日に合わせた動画で、機内で赤ちゃんが泣くと次回の搭乗で料金が割引になる設定で、子連れ客を応援するCMを流しました。また、今年2月、米国で最も年間視聴率が高いとされる「スーパーボウル」のテレビ中継のCMで、ドイツの自動車メーカーアウディが男女の賃金格差をテーマにした「Daughter(娘)」を放映。同社の賃金格差解消の取り組みをPRし、動画サイトのユーチューブで1200万回以上再生されました。

■新しい表現 探る作り手

 発信者自身もメディア表現を問い直し始めています。東京大学で5月、「メディアと表現について考えるシンポジウム」が開かれました。

 共働きの子育て世帯向けに情報を発信している「日経DUAL」の羽生祥子編集長は、パソコンに「ママ」と入力すると「パパ」と変換されるシステムを編集部で使ってみた体験を紹介しました。すると、「パパが毎日ご飯を作って、パパが子どもの担任の先生と話し合って、さあ、明日からもパパが頑張って!」と、記事がまるで父親ばかりに頑張るよう促す内容になって驚いたそうです。「男女を入れ替えてみることで、おかしさに気づくことがある。そういう草の根運動を日々やっています」

 メディアでの表現は、私たちの暮らしとも深く関わっています。

 タレント、エッセイストの小島慶子さんは、テレビ番組で出演者の容姿や性的指向について「ブスとかオネエとか、『(使うのは)あり』という製作現場の理屈が、本当に社会に共有されているのか」と疑問を呈しました。「メディアでの会話は学校や職場で再生産され、番組と同じ文脈で使われるとは限らない。いじめやハラスメントにもなる。誰にとっても心地よい社会になるために、どんな表現がふさわしいのか、考えることをやめず、探っていきたい」 メディア企業だけの問題ではありません。「子育て支援の冊子には母子だけの写真が使われる一方で、イクメンイベントは花盛り」。ジャーナリストの白河桃子さんは、自治体の発信にみられる典型的な問題点を指摘しました。ある県の婚活ガイド本には「女性は受け身の性」などと書かれていて、回収騒動に。イクメンの指南書では、妻が働くという設定がない事例もあったそうです。企業や自治体から炎上防止の助言役を頼まれることも増えたといい、「どうすればみんなが不快にならないコンテンツの発信やチェック機能がもてるのか、考えたい」と呼びかけました。

 一方で、多様性への配慮は表現の自由を狭めることにつながらないでしょうか。ニュースサイト「ハフポスト日本版」の竹下隆一郎編集長は「逆に表現の幅を広げるのでは。言っていいこと、やっていいことが変わってきた中で、格闘し、新しい表現をする。作り手の腕の見せどころだ」と述べました。

■美化が現実を固定する 大妻女子大・田中東子准教授

 メディアのジェンダー表現に「ノー」が突きつけられる背景について、大妻女子大の田中東子准教授(メディア文化論)に聞きました。

     ◇

 「炎上」の背景の一つに、女性が直面する現実を美化することで、それを変革するのではなく、保持する機能を果たしてしまうという構図があります。作り手は女性を好意的に表現しているつもりなのに、受け手の女性は「ワンオペ育児」のつらい現実を突きつけられたり、努力しているのに「もっと頑張れ」と言われたりしているように感じてしまう。

 一方、今月問題になった二つの事例は、制作者側の「炎上してでも注目されたい」という意図すら感じてしまいます。短期的に見ればアクセス数が増えて成功、かもしれませんが、ネット動画は世界中から見られる。一企業や自治体の問題にとどまらず、「こういう表現が通用する国なんだ」と受け取られ、日本のイメージ低下にもつながりかねません。

 欧米では広告にフェミニズムの視点を採り入れたフェムバタイジング(femvertising)という造語が注目され、新しい女性イメージを提示する表現が次々と生み出されています。日本でも表現のあり方についてまだまだ思考する余地があるのではないでしょうか。(聞き手・三島あずさ)

     ◇

 今回「ジェンダーとメディア」というテーマを皆さんと議論したいと思ったのは、わたし自身の悩みからです。慣れ親しんできた価値判断、記事の切り口や文中表現について、本当にこんな書き方を続けていていいのかと、数年前から思い始めたのです。一つが、性別を巡る表現や切り口でした。今週中にも同じテーマで朝日新聞デジタルのアンケートを始めます。新聞も含め、メディアが発信する表現のありようを一緒に考えられたらと思います。(錦光山雅子)

森友問題 「財務局局長が変わる前に、内密にこの不当な格安取引を進めてしまいましょう」というメールが発見される

2016年6月6日に、  森友の弁護士から籠池氏へ 「内緒にしててほしいといわれてますが、局長の異動があるらしく、今の局長の間に処理したいとのことです。焦る必要はないですが急ぎましょう」というメールが届いた。

つまり局長が変わる前にこの怪しい土地売買(特別取り計らいの土地売買)を終了しましょう、新しい人だとこの特別取引ができなくなるかもしれないから、という趣旨の情報が財務局から森友側に伝えられていたということ。

いいかえれば、森友側と財務局側が水面下で調整している共犯関係であることがわかるもの

f:id:hiroponkun:20170711190745p:plain このメールが公になると都合が悪いために、昨日、民進党がこれを資料として提出しようとしたことに対して自民党が反発し、議論の開始が25分も遅れ、結局、このメールは資料として提出が認められず、民進党は口頭のみで紹介することとなった。

このこと一つとっても、財務局が局長マターでいかがわしいことを陰に隠れてこそこそと進めていたということが分かる。 決して籠池だけが悪いのではない。

実際、人事異動の前である、2016年6月20日に、近畿財務局が8億1900万円という大幅値下げの1億3400万円で国有地を売却するということが決まった。

売買10年契約で、これは籠池が昭恵夫人への要望で求めていたこと、そのままだった。

この契約が成立した後、籠池氏は昭恵夫人に「土地を買い取らせていただきました。ありがとうございました」とすぐにご報告。

安倍昭恵夫人のかかわりは明白。

DV問題としての松居一代・船越英一郎問題――その4

●相手の気持ちを聞く、愚痴を聞くということはパートナー関係なら一般論としては必要、あるいはあったほうが良い。 愚痴をこぼした場合、共感的対応で対応すべきが望ましい。

ただし、DV関係の場合、加害者の愚痴・気持ちを被害者が聞かなくてはならないというと、DV関係を強化してしまう危険性があるので、加害者の話はカップル外部の第3者に聞いてもらう必要がある。 加害者は被害者の気持ちを共感的に聞くような対応をしていくことで自分の加害者責任を負うことが必要と言える。

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●DVかどうかは一部の言動を取り上げるだけでは判断できないというのが原則。関係性、力関係、頻度、程度、過去・経緯、被害者の個人的感覚などを総合して決めないと正しく判断できない。単純に0か100かではなく、中間的な領域、グレーゾーンもある。相互DVも時にはある。 だから以下の話も限定的であることをまずは確認しておく。

●一般的に言って、相手の弱みを握って、もしこっちの希望しない行動をとったらこれを暴露するぞと脅して、言うことを聞かせる支配は、DVです。リベンジポルノで脅して要求するのはその一つです。

松居さんが今、夫の「秘密」(ノートにいろいろ書いてある、不倫、ED,バイアグラ、などなど)を出していってますが、 これをやめてほしければ戻って来い、あるいは土下座して謝れというのはDV的コントロールと言えると思います。 またこの状態になる以前に、もしわたしを捨てようとすると、これらを公表するぞと言っていたとしたら、それもDV的コントロールです。

●船越側の主張では「妻が24時間GPSで監視」していたといっている。そうだとすればそれもやりすぎの束縛で、DV的。

●同じく、船越側の主張では「結婚当初から松居の暴力に悩まされていた」 「他の女性とのメール履歴をみた松居が船越の携帯電話を沸騰した鍋に入れて破壊した」 「離婚するというと暴れだし船越の頭をハンガーで殴りつけ、顔面血だらけにした」 「たびたび松居が自殺をほのめかした」 「船越が椎間板ヘルニアで入院したとき、病室のベッドで馬乗りになって、「さっさと電話をよこせ」と怒鳴り、胸ぐらをつかんでベッドにたたきつけたりした」(「週刊文春」より)

というようなことが言われている。事実ならDV的と言える。

船越側は、過去に船越が顔面マヒを患ったのは、「恒常的なDVによるストレス」と言っている。なお、松居は「糖尿病の影響」としている。

● 2人の結婚を反対していた船越の父である船越英二さんとはほぼ絶縁状態だったが、亡くなったときに「やっとくたばったか」と言い放ったとする船越の知人の証言。それによって関係が悪化しということは想像できる。

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検証 産経新聞報道ー安倍応援団の正体を暴くー

<以下転送大歓迎>

緊急講演会のお知らせ 検証 産経新聞報道ー安倍応援団の正体を暴くー

さまざまな暴論を書き続けてきた『産経新聞』。 同紙をウォッチしてきた学者やジャーナリストが一堂に会して事実を突き付けます。乞うご期待!

日 時:2017年7月24日(月) 18:30~20:30(開場は18:00) 参加費:1000円(予約不要) 場 所:東京・早稲田奉仕園スコットホール 講演と鼎談:植村隆(元「朝日新聞」記者)、斉藤正美(富山大学非常勤講師)、能川元一(大学非常勤講師)

*予約は必要ありませんので、お気軽にご参加ください。 *主催『週刊金曜日

「Abe is Over」

パギやん 替え歌  「Abe is Over」

https://tr.twipple.jp/detail_movie/1b/73aefe.html

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Abe is over 遅すぎたけど 終わりにしよう 切りがないから

Abe is over 訳などないよ 唯一つだけ 日本のため

Abe is over 悪い過ちと 笑っていえる 時が来るから

「こんな人たち」がわらわらーーー「プロ活動家」というのは間違いーー新宿で抗議デモ 8千人参加、その他全国で

安倍側の人は安倍へのヤジ・、「辞めろ」「帰れ」コールした人を「プロ活動家」「共産党など組織の動員」と言ったりしているが、それは実態を知らない、間違ったレッテルだ。

*

世界中で反グローバリズムなどの運動をする人はたくさんおり、サミットのある所ではよく起こるが、それはそれを職業としている「プロ」ではない。 様々な人が集まって抗議活動している。多くは仕事を持ったり、あるいはバイトしたり学生したり、ひきこもっていたり、多様な人が、SNSなどでつながって抗議の活動をしている。

自民党が金をばらまいて動員しているのと違う。大きな組合の動員でもない。 だから「プロ」というような言い方は、ずれた間違った言い方だ。 *

人々が自分の意思で、お金など持ち出しで、一銭の得にもならないのに、自主的に活動していることが理解できない人が、「敵」側の運動を「プロ」などという。沖縄の運動に参加している人にそういうレッテルを張って運動を貶めようとしている。印象操作ってやつだ。 *

共産党やその他の組織の動員だけというのではなく、いろいろな組織や運動に属している人が今や、安倍が出るところならどこでも抗議のために出かけるだろう。

それは国会前に集まって安保法に反対する人が多様な人から成り立っていたのと同じことだ。 活動家というのは意識的に社会活動をしている人ならだれでもがなれるものだ。多くの時間を割いて活動している人がいても何の問題もない。むしろ素晴らしい。

それで活動家的な人もそうでない人も、日ごろいろいろな運動に濃淡あれかかわってきたような人たち、そこに最近の動きを見ておかしいと思て初めてデモや集会に参加する人もいて、いろんな人が集まって、各地でのデモや国会前の集まりになっている。

安倍が今後どこかで演説するなら、そこには必ず安倍やめろコールをする人々が湧き出てくるであろう。 * *

●7月9日、 「安倍1強」の政治に反対するデモが中央公園で、約8千人が参加して行われ、その他、大阪、名古屋、福岡などでも安倍内閣退陣を求めるデモがあった。 「テロ対策とうそをつくな」「共謀罪内心の自由を侵害」「国会開け」「安倍内閣退陣」「NO 共謀罪」などと訴えられていた。 f:id:hiroponkun:20170711004528p:plain

NHKニュースで安倍やめろコールの声が消された 「辞めろ」「帰れ」コールは、安倍首相が「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかない!」と声を張り上げたあと人々の間でさらに「辞めろ」の声が一段と強くなった。 これを報じた各局テレビではこの抗議の声も含めて放送されたが、NHKの午後7時のニュースでは、このヤジが報じられず、安倍首相の演説の音をメインに放送された。 f:id:hiroponkun:20170711004555p:plain

 ●以下の記事の一部紹介 「こんな人たち」と国民を分断 安倍さんの本質 毎日新聞2017年7月10日 東京夕刊 https://mainichi.jp/articles/20170710/dde/012/010/014000c?fm=mnm

  味方と敵を峻別(しゅんべつ)し、身内をとことんかばう一方、自分を批判する相手には攻撃的な態度を隠さない。安倍政権の根底にある、まるで「不良少年グループ」のような世界観を、小田嶋さんは「ヤンキー的」と表現する。なるほど、選挙中、「自衛隊としてお願い」演説を行った稲田朋美防衛相は、野党からの罷免要求にもかかわらず、次の内閣改造まではその地位にとどまりそうだ。

 作家で法政大教授の中沢けいさんは、在日コリアンらへの差別をあおるヘイトスピーチ問題に取り組んできた経験から、秋葉原演説への違和感をこう語る。「安倍さんは『自分に反対するような人』として、虚構の敵を自分で作り上げているのでは」。つまり、ヘイトスピーチと共通の構造が見て取れるというのだ。

 長谷部さんはさらに、ドイツ出身の政治学者、ヤン・ヴェルナー・ミュラーの著作「ポピュリズムとは何か」での議論を援用して、安倍首相とトランプ米大統領や欧州の極右勢力との類似性を指摘した。「自分たちに反対する勢力を異分子として扱う姿勢です。トランプ支持者が言う『アンアメリカン』と、『反日』という言説は共通している。異分子を切り捨てることで国民が純化され、『本当の日本人』が立ち上がる、それで問題が解決するというレトリックです」  秋葉原演説では、こうした「切り捨て」の思想もあらわになったのかもしれない。


安倍首相の秋葉原演説(抜粋)  皆さん、あのように人の主張の訴える場所に来て、演説を邪魔するような行為を私たち自民党は絶対にしません。私たちはしっかりと政策を真面目に訴えていきたいんです。憎悪からはなんにも生まれない。相手を誹謗(ひぼう)中傷したって、皆さん何も生まれないんです。こんな人たちに皆さん、私たちは負けるわけにはいかない、都政を任せるわけにはいかないじゃありませんか。 (7月1日、東京都千代田区のJR秋葉原駅前で)

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DV問題としての松居一代・船越英一郎問題――その3

◆二人の間に何があったか、DV 性はだれにどの程度あるのかなど、本当のところはゴシップ的な報道ではわからないが、 その情報の一部からDV加害者、ストーカー加害者との類似性がつよくうかがわれるところが多いので 松居さんの言動と彼めて、DV論の基礎を書いておきたい。

この点の指摘は別に船越さんを擁護しているのではない。

松居さんの言動がDV的暴力的ということを知っておくことが、社会からDVを減らすうえで有効ということ。

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●「愛情が暴走した、愛しすぎ、浮気されて松居さんがかわいそう、当然の怒り」といった意見もあるようだが、それはDV容認のカップル単位感覚があって、それに批判視点をもっていないからいえる意見。

●「結婚するまで5年かかった。(彼を手に入れるために)すごくアプローチした」というようなことを松居さんは言っていた。 これはDV加害者が支配できる相手をゲットするために猛烈にアプローチしていくことがある点と重なる。自分の思い通りにするために相手をも支配していくことの一つである。熱心なアプローチを美化してはならない。

オシドリ夫婦として世間に売り出して、パートナーオブザイヤーなどを受賞している、「夫は世界一」といって得意になっている、そのような「カップル単位のジェンダー秩序の上位ですよー」ということを誇らしく思う態度の「ツケ」が今回、回ってきたということ。多様性尊重の観点があるなら、「理想的なカップル」と称賛されることに警戒的になるる必要がある。金持ちの仕事のできるかっこいい男(女)というパートナーがいることが決して普遍的な「いいこと」ではない。「世界一」のわけがない。

●2014年1月には「去年は、アベノミクス東京五輪決定の効果もあって、私の投資人生で最高益が出ました。金額は申し上げられませんが……。自分へのご褒美にハリー・ウィンストンのネックレスと、ブレスレットを買ったんです。」といって2点合わせて9千万円のものを記者に見せびらかしていた。 投資で運用するお金の原資は、著書や自らプロデュースした家事用品による収入だ。そのうちのひとつ、通称“マツイ鍋”は、発売から3年で100万個超の売れ行きを記録。これだけでざっと128億円の売り上げという。“マツイ洗剤”も同様に大ヒットし、プロデュース商品の総売り上げは年間数百億円ともいわれていた。 このように上昇志向が強い感じ、世間に種の上位にいることを自慢する感じ、お金にとても執着する人、それを恥ずかしいと思わない感覚というのも、権力志向的で危ないなと感じる。

●船越さんの携帯に舞妓さんなどからのメールを松居さんが発見した際には「携帯電話を何個もボキッ通ってつぶした」「鍋で携帯を煮た」と笑って報道陣に語っていた。これは束縛的暴力的なDV行為をしていたということ。笑って済ませる問題ではないが、そこに無頓着。それは世間もそう。ネタとして軽く扱ってきていたことが問題。船越の側に問題があるかどうかはさておき、松居がDVだという主張には一定の説得力があると思える証拠の一つ。

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●過去に松居が怒って夫をたたいたり、彼の荷物を放り出したりしたことも、「勢いで喧嘩することってあるでしょ」と正当化していた。自分がしてきたことには甘く、しかし今回、船越が荷物をまとめて出て行ったことをびっくりしている。過去の自分のDV的な行為を軽視し、そういうことをしたら相手が逃げても当然だという認識を持てていないところ(ダブルスタンダード)が問題。

●メディアに対して、松居は、包丁を自分はプロデュースしているといったあと、「主人がもしも間違う(浮気)があったなら私は監獄に入る覚悟してますから(=包丁で船越を刺して逮捕されてもいい)。そのときには大きなサスペンスが起こりますよ」と言っていた。これもDV加害者的脅しと支配(束縛)をつねひごろからしていた、そのような思想をもっていたという証拠。

●2015年10月に、「夫は、川島なお美と不倫していたことがある」といって暴露(自著の出版記念の記者会見で仕込んで質問させてその話を自ら持ち出した)。それは夫への支配を強め、自分が優位に立ち、そういう夫を私は見捨てない、愛していく、もう浮気は許さないというように囲い込んでいく松居の戦略の一つとみなせる。DV加害者が相手の弱点を握り、世間にも公表して、「自分は正義、悪いのは相手」というような上下関係構造を作り、相手を絡みとり逃げなくさせる行為をする、という点と重なる。実際船越側はこのような暴露をを知らされておらずびっくりしており、その後の別居につながった。

●2015年11月に夫から離婚したいといわれていても別居していても、松居は平気で「私たちはうまくいっている」「仕事のあるとき以外は、夫婦は常に一緒でした」「喧嘩はしますけど、仲は良いんですよ」とうそをついていた。このように関係の悪化を隠して平気でうそを言える点もDV 加害者的。 自分を取り繕い、自分を大きく見せる、というのも加害者的。

●.「彼を愛し続けて、彼が俳優として上に行ってくれることを、それだけを願って、妻として生きてきました 」といっているが、そういうのも愛情の押し付けで、うざくて支配的で危険ということが分かっていない。あなたのためをおもって自己犠牲的に尽くしてきたという「美名」で相手を自分の思うように支配している。それがいかに危ないことかが全く分かっていない鈍感さがある。松居のこうした言動はカップル単位的で、DVがもたらされる考えを持っていることがよく出ている。

●「彼を信じていた:彼は絶対に私を裏切らなと思っていた。一生添い遂げるんだと思っていました」といって「なのに浮気された」と言って嘆き悲しみ、怒り、絶対に許さないといっている。

そこには、勝手な自分の恋愛観を絶対普遍な真実と思い込み、その理想を押し付けて、理想どおりでないから怒る権利があると思う、間違った自己中心的な考えがある。「愛情関係は続いて当然、結婚したら続いて当然、束縛してもいい、相手は自分の所有物、秘密はダメ、異性との交流もダメ」という考えが間違い。相手には「別れる自由」がある。これが分かっていない。

松居のような束縛などをすれば相手が嫌がって離れてもある種当然で自業自得である。愛情関係はそれぞれで当事者の自由だが、少なくとも関係性を横において一生添い遂げるということを相手に強制したらそれは相手の自由を奪うことに他ならない。日ごろから日々、対等で安全で楽しい、いい関係を作っていってこそ結果として続いていく場合もあるということで謙虚にならねばならない。 シングル単位の恋愛観をもてば、怒る根拠がなくなり、自分の感情も変わり、DVもする必要がなくなる。フラれるのはつらいだろうが、泣いて耐えるしかないのである。自分に落ち度がなくてもフラれることはある。フラれるからといて相手に暴力的になってはいけない。そこが分かっていない点でDV 加害者的である。

●DV加害者は基本的に相手を失いたくないから離婚(別れ)を嫌がる。被害者は相手が嫌だから逃げたがる。そうでない場合もあるがそれが基本。 この点でも、船越が前から離婚したいと言っているのに、松居はそれを隠し、それに同意せず、世間にいい関係だと取り繕い、なんとか復縁しよう、夫を取り戻したいということに執着してきた。 今、離婚調停を起こしているのは船越側というのが現実。 松居のほうが離婚を申し出ているのではない。 松居は今も「浮気するようなひどい奴なら別れる」というのではなく「戻って来てくれるなら許す」と言いつつ、戻らなようなので怒り、攻撃している。 これらはDV加害者の典型的な態度。その怒りはストーカーの攻撃性と似ている。

●自分の加害者性、DV性に気づかず、相手を「大悪党」と呼び、自分を被害者だと思っている。相手は自分から金をとろうとしているという。泣いて自己憐憫。 これらも典型的なDV 加害者の特徴。 自分のDVを反省して自分はもうDVしないようになるから戻ってきてほしい(そして本当に自分が暴言暴力をふるわないように変わっていく努力をする)というならまだいいが、 まったく過去の自分を反省していないなら手の付けようがない。悪質加害者の部類になる。

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●船越が不倫をしていたかどうかは不明だが、もし不倫していないのに「不倫している」といって攻撃しているならそれも、でっち上げも含めて少しの材料でとにかく相手を攻撃し自分を正当化するというDV加害者的な行動といえる。 (なお一般的には不倫している側から離婚を申したてても、破綻主義をとっていない日本では通常離婚は認められない。船越側は不倫はない、妻がDVだということで通じるとみていると思われる)

「船越はバイアグラを使っている」といい、W不倫だといい、相手の情報も出して攻撃している。「バイアグラ男 どこからでもかかってこい」といってバイアグラを持ち出すところが印象操作的で過剰に攻撃的。

●自殺による脅し  2017年4月に自殺未遂騒動を起こした後、死なれたくなかったら1億円を払えと要求。自殺するなど相手が困ることを使って相手をコントロールするのも加害者の特徴。 この騒動で船越の我慢は限界に達し、弁護士を立てて離婚調停に踏み切る決断をしたといわれている。

●不倫調査活動もまた異常  昨年11月ごろから船越の不倫を疑っていた松居は、「恐怖のノート」と呼んだノートの1冊に記してあった内容を目の当たりにして、その疑いが確信に変わり、興信所の探偵を使って夫の不貞調査をしたという。6月には船越が自分の元にはもどってこないので復讐心をもって夫の不倫の証拠をつかもうという気になって、松居は『週刊文春』の記者と組んでハワイへ行き調査した。特段の証拠も出てこない中、ある女性が怪しいと思って執拗にコンタクトをとろうとしたために、その女性から抗議が出て、現地当局から接近禁止命令を出された。 この異常な行動も、DV加害者的な執拗さがでている。

●松居がDVに理解がなく、DVをしていることにも鈍感ということが、自分が自ら作成しアップしている動画やツイッターなどによって示されてしまっている。あの内容自体が自分のDV加害者性を証明し、夫婦関係破綻の実態を示し、これでは結婚継続はむつかしいだろうと判断されて船越側の見解が補強され、離婚をもたらすのにそこがわかっていない。 DVを理解していない(だからDV的言動を悪いとも思わずとってしまう)ということも、加害者の特徴の一つである。

 ●自分の無知を棚に上げて、自分が正しいと思い込み、じぶんに賛同してくれない人、理解してくれない人は、みな敵だという感覚になっている。これもDV加害者/ストーカー特有の視野狭窄

●船越が頭を下げるまで戦うといっている。ということは松居はそうして相手を屈服させることしか念頭になく、関係の破綻の原因が自分にもあるというようには思えない状況で、もう怒りにとらわれた状態である。その攻撃性こそがDV 的/ストーカー的である。 DVを理解し、DVしないように意識している穏やかな人なら、相手が屈服して謝ることを目標としない。

●松居は、文春誌上で自分の寄稿という形で夫の不倫を実名告発しようとしたが、文春がウラ取りすると松居の言い分に不可解な部分が出したこともあって、一方的な実名告発をやめ、両者の言い分を乗せる方向にした。松居による原稿チェックも拒否した。すると松居が『話が違う!』と激高した。この、「自分の思い通りにならないと怒り、会社にまで押しかけ、ネットにもこの話を出して怒る」など、敵に対しては過剰な攻撃性を見せるところこもDV 加害者的。

他の報も集めると他にも言えることがいろいろあるようだが、とりあえず、いったんここでやめます。続きはまた書きます。

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最後の手がみ   誰に 何人に そもそも・・「慕情」

中島みゆき車いすの倉本の後ろに立つシーンがあった。 今週は最後の手紙の話があった。 そして「慕情」の歌詞、時々新しいところが流れる。 いい歌だ。

少しうれしかったことや 少し悲しかったことで 明日のゆくえは たやすく たやすく 翻る

f:id:hiroponkun:20170710020806j:plain   中島みゆき  『慕情』 

中島みゆき「慕情」

愛より急ぐものが どこにあったのだろう 愛を後回しにして 何を急いだのだろう

甘えてはいけない 時に情けはない 手放してならぬはずの 何かを間違えるな

振り向く景色は あまりに遠い もう一度 はじめから  もしも あなたと歩き出せるなら もう一度 はじめから ただ 貴方に尽くしたい

海から生まれてきた それは知ってるのに どこへ流れ着くのかを 知らなくて おびえた

生き残る歳月 1人で歩けるかな 生き残らない歳月 1人で歩けるかな

限りない愚かさ 限りない慕情

もう一度 出会えたら  もしも あなたと歩き出せるなら もう一度 出会えたら ただ 貴方に尽くしたい

少しうれしかったことや 少し悲しかったことで 明日のゆくえは たやすく たやすく 翻るものだから

甘えてはいけない 時に情けはない 手放してならぬはずの 何かを間違えるな

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THIS IS MY SASAKYISM  これが私のササキイズムだ

THIS IS MY SASAKYISM   これが私のササキイズムだ

「THIS IS 敗因」というほどうまくはまとめていないが、

この間のほかの責任者も上げて集めたら

THIS (IS) MY SASAKYISM となった 

まあ、名前を記録しておく意味で。

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T  豊田議員 H 萩生田官房副長官 I  稲田防衛大臣 S 下村 M 松井 大阪府知事・維新 Y 義家ヤンキー副大臣 S 菅官房長官 A 安倍首相 S 佐川理財局長 A 昭恵夫人 K 籠池・森友学園 Y 山本幸三内閣府特命担当大臣 I 和泉洋人首相補佐官 S 迫田英典元理財局長 M  松野文科省大臣

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これに入れられなかったのが、 K加計孝太郎 F 藤原豊、前審議官 K 木曽功内閣官房参与

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