ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

「アベシンゾウから日本を守れ」

 

自民党に一票を投票したのは2割ほどですが、自民が大勝し、国会議員は右翼が過半数です。

 

反発の動きのレポートなど紹介しておきます。

 

http://www.labornetjp.org/

  • 堰を切ったようにあふれ出ることば~学生たちのラップ・コール

佐々木有美

 

 安保法制が委員会を通過した7月15日夜の国会前は6万人とも10万にともいわれ

る人々で埋まった。午後7時半からSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行

動)の集会が始まると、参加者はさらに増え続け、演壇近くは全く身動きのでき

ない状態に。電車のラッシュなみの混雑に、屋外であるにもかかわらず酸欠状態

のような錯覚を覚える。まわりには「PEACE NOT WAR」をはじめ、さまざまな

ボードが配置され、華やかで動きのある舞台装置ができあがっていた。

 

 上野千鶴子を初め何人かのゲストスピーカーがいたが、あとはラップ・コール

の連続だ。「戦争反対」「憲法守れ」「かってに決めるな」の定番コールのほか

、「アベシンゾウから日本を守れ」「アベシンゾウから沖縄守れ」には笑っ

た。まさしく、いまの日本や沖縄に危害を加えているのはアベシンゾウという人

物。

さらに「独裁やめろ」「ノーパサラン(やつらを通すな)」「ファシスト

すな」のコール。「なんか自民党、感じわるいよね」(石破茂のことば)「戦争

したくなくてふるえる」(札幌でデモを組織した若い女性のコピー)もある。そ

してさまざまな思いを起こさせる「民主主義って何だ」のコール。学生たちはの

びやかで自然体、自信に満ちていた。

 

 管理教育のなかで、個性を許されなかった世代。イジメの対象になるから他人

と違ったことを言えなかった世代。彼らが自分たちの思いを、怒りを表現し始め

た。沈黙の世代から、堰を切ったようにあふれ出ることば。その力強さに酔っ

た。(佐々木有美)

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西南学院大学教員有志の声明】

 

 安保関連法案に反対し、衆議院本会議における強行採決に抗議する西南学院大学教員有志の声明

 

 本日、政府与党は、衆議院本会議において、「平和安全法制整備法案」および新法の「国際平和支援法案」(以下、安保関連法案と記す)を強行採決しました。

私たち西南学院大学の教員有志は、明らかに憲法に違反しており「戦争ができる国」へと道を開く安保関連法案に反対します。私たちはこの強行採決に強く抗議し、法案を直ちに廃案とすることを求めます。

 

 かつて戦前、戦中に西南学院は、「西南よ、キリストに忠実なれ」という建学の精神を貫くことができませんでした。戦争に突き進む政府の政策を批判することができず、教え子たちを「皇風宣揚に勇戦奮闘せられよ」(『西南学院新聞』、第62号、1943年1月25日)と言って戦場に送り出し、多くの若い命を失わせてしまいました。また、それによって近隣アジアの人々に筆舌に尽くし難い惨禍を与えてしまいました。

 

出陣学徒の死、戦争犠牲者の死は、本来あってはならない死であり、二度と起こしてはなりません。憲法の前文に刻まれた平和主義と第9条の戦争放棄は、このような反省と決意に基づくものです。

 

 安保関連法案は、大多数の憲法学者によって違憲性が指摘されている集団的自衛権の行使を容認し、時の政権の判断によって際限なく自衛隊武力行使を可能とするものです。今回のように審議を尽くすことなく、時の政権が解釈のみで憲法を空洞化してしまうことは、立憲主義への明確な挑戦であり、法治主義と民主的な合意形成を尊重してきた戦後日本のあり方を根底から破壊するものです。

 

 私たち西南学院大学の教員有志は、各人の研究の専門領域における学知と個人の良識にもとづき、歴史や社会から付託された使命を全うすべく、民意と乖離し、戦後日本の基本理念に背馳する安倍政権の政治手法を強く非難し、断固として抗議します。

 

「剣を取る者は皆、剣で滅びる。」(聖書)-