ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

AV出演者は「労働者」なのか?

 

AV出演強制問題関係でこの間議論が活発になっています。
NHK「クローズアップ現代」でも取り上げられました。


これが、出演者の人権・セックス関係のワーカーの人権が守られることとともに、金を払えば性の商品はいくらでも買える、といったジェンダー秩序の見直しにつながればいいなと思います。

 

これに関連して、元AV女優で作家の川奈まり子さんが、アダルトビデオ(AV)の出演者を支援し、業界の健全化を図るための団体「表現者ネットワーク(AVAN)」を㋆11日に発足させました。

 

いいことも言っているし、実際に機能すれば現実的な前進(改善)と思う面もありますが、批判をかわす隠れ蓑に利用される危険もあるのでその実態を見ていく必要があるかと思います。


例えば、以下のやり取りでの「労働者ではない」という言い方で、事実上、労基法や派遣法という使える法律の制約から離れてしまうのは危険です。

川奈氏は、以下のように語っています。

 

 

************以下記事の紹介

「AV出演強要  合法的出演の環境整備を」
毎日新聞2016年7月11日 19時53分(最終更新 7月15日 13時25分)

http://mainichi.jp/articles/20160712/k00/00m/040/031000c

 

AV出演者は「労働者」なのでしょうか?

 

川奈さん  「労働者」ではありません。労働基準法では「雇用主に時間を拘束される」「雇用主に指揮監督権がある」「諾否の自由が制限される」というような条件で、労働者性の有無を見極めます。AV出演者に労働者性がある場合、「出演しろ」と言われたら諾否の自由がないとか、プロダクションやメーカーの人間に「脱げ」と言われて脱ぐとか、「やれ」と言われたことをやるということになりかねない。そうすると、ものすごく人権が毀損(きそん)されてしまう。

そういうわけで、やはりAV出演者は「表現者」でなければならないと思うんですね。自立した表現者が自由意思で出演するという状況でしか、絶対にAV出演は許されてはならない。私自身がそうやって活動してきたので、もしそうじゃない人がいたら、どんなにかつらいだろうと思うんですね。
 AV出演者が完全に自立したアーティストであり、自由意思で表現活動を行っている場合、職業安定法や労働者派遣法違反による摘発対象にはなりません。一方で、「表現者」として立つと労働関係法で守られなくなってしまう部分があるので、団体で保険に入るなどしてカバーしたいと思っています。

 

**********記事の、引用終

 

プロ野球選手や映画俳優なども労働組合を作ることで権利が守られる面があります。労働者と規定することが今の法律体系上有利で、そこから離れると規制するものがほとんどなくなるからです。

とすると、AV出演者は「労働者」ではないというのは危険で、川奈さんの夫がAV監督の溜池ゴロー氏ということと合わせてかんがえると、このようにいいきってしまうところにうさんくささを感じました。

 

簡単に言っておけば、労働者性を認めたらかといって何でも言うことを聞く奴隷のようになるわけではありません。ですから上記の言い方―――「出演しろ」と言われたら諾否の自由がない、脱げ、と言われたら拒否できない―――にはミスリードがあります。労働者だからこそ、労働時間や賃金などについての法律の制約を受けるし、社会保険、労働保険にも入れます。指揮命令のもとに入るからといっても契約以外のことをさせられるわけではないし、人間として扱わないようなことはダメです。たとえば、労働者と認めても、パワハラやセクハラはダメ、契約の仕事以外をさせてはダメということです。


ですから川奈さんが、単なる無知とか誤解で上記のように言っておられるならいいのですが、AV監督の溜池ゴローさんとか誰か業界の人に入れ智慧されて、AV業界を守るためにAV出演者の権利を制限しようという意図で言っているとしたら批判されるべきと思いました。

 

これから後の話し合いなどで、労働者であるということを認めるような、柔軟な姿勢を見せられるならばいいと思いますが、「この点で絶対に譲らない」という硬直した対応を取られるなら、「表現者ネットワーク(AVAN)」というものは眉唾物と言えるかもなと思います。

 

いずれにせよ、現実を少しでも改善する動きについては、偏見なく話し合って進めていくことには賛成です。

 

AV出演を強要問題

 

7月25日、クローズアップ現代プラス「私はこうしてAV出演を強要された~知られざる被害の実態」が放映されました。

http://www.nhk.or.jp/gendai/schedule/


この問題については複雑な面(ほかの人への意図せざるいろいろな影響)があるかと思いますが、本当に強要されているAV出演者については、絶対にそういうことをなくしていくべきと思います。

 

いっぽうで、こういった動きに対して、慰安婦問題と重ねて、事実上、ネトウヨ的な感覚で以下のような記事を書く人も出て来ています。児童ポルノや、ポルノアニメ、ロリアニメと表現の自由関係でのバックラッシュもあるでしょう。杉田水脈という人のこのような書きぶりは、伊藤弁護士を悪者に仕立て上げる、日本会議・極右系の論法の典型です。さすが維新です。

 

ジェンダーバックラッシュのときと類似の危険な見解::::::

 

◆AV出演強要問題が「現代の性奴隷」として国連で非難される可能性は十分あります…
杉田水脈
 
先日、起業家やサラリーマンの方々を対象にした勉強会で国連慰安婦問題について話をさせていただきました。質疑応答の時間に芸能関係で働いている男性からこんな発言がありました。

 「これも慰安婦問題や国連のことと関連するように思うのですが…。今ニュースになっているAV出演の強要の件です」
 彼の話を要約すると、こうです。

 

 借金を抱えている女性が「どうしてもAVに出演させてくれ」と頼み込みAV女優になりました。撮影現場でもスタッフに「次もお願いします」「よろしくお願いします」と頼み込み、結局200本くらいの作品に出演したそうです。
 女性は借金を返済し引退したのですが、付き合い始めた男性に過去のAV出演がばれてしまい、とっさに出た言葉は「無理やり強要されて出演した」でした。その言葉を真に受けた彼氏はいわゆる人権派弁護士を代理人となるよう依頼しました。

 結局、女性はAV制作会社などを刑事告発するとともに民事訴訟を起こしました。ですが、女性をよく知っているスタッフたちは「なぜ彼女が訴えてるのだろう」と首をかしげているそうです。
 男性の話がすべて事実なのかどうかは分かりません。女性の方は「だまされてAV撮影を強要された」などと全く違う説明をしています。


ただ、私は「人権派弁護士」という言葉が引っ掛かったので「その弁護士はもしかして国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤和子弁護士ではないですか?」と聞くと、彼は「そうです」と答えました。

 「ああっ」と得心しました。伊藤和子氏と言えば、慰安婦問題で「性奴隷」という言葉を世界中に広めた弁護士の一人です。私もニューヨークの国連本部やジュネーブ国連事務局(国連欧州本部)で何度か顔を合わせたことがあります。

 昨年10月下旬、国連特別報告者のマオド・ド・ブーア=ブキッキオ女史が記者会見で何の根拠もなく「日本人の女子学生の30%(後に13%と訂正)が援助交際をしている」と発言しました。日本政府は「数値の情報源および根拠を開示すべき」と抗議し、発言の撤回と客観的なデータに基づく報告書の作成を求めましたが、この情報を流したのではないかと目されているのも伊藤氏です。彼女は国連女子差別撤廃委員会委員長に就いている林陽子弁護士の後継者と言われています。

 

 一方、米国在住の女性からは、次のようなお便りをいただきました。
≪昨今日本で話題のAV出演強要問題で登場する弁護士や団体が慰安婦問題を扱う人達と同じだったので何か裏があるのではないかと気にかけていました。日本はただでさえ児童ポルノや性産業のことでアメリカや国連から睨まれているのでAVに関しては杉田さんのような女性の発言が極めて重要だと思います≫

 

AV出演強要問題は、慰安婦問題とどこか構図が似ていませんか。単なるAV業界内の話だとあなどっていると、ある日突然、国連の委員会などから「日本はAV女優という性奴隷の存在を黙認しているとんでもない人権侵害国家だ」と断罪されかねません。非常に由々しき事態なのです。


 慰安婦問題やAV出演強要問題は、女性がもっと積極的に発言すべきだと言われます。性の問題はどうしても「男が強者で女が弱者」というイメージがつきまとうからです。人権派と言われる弁護士たちもそれが分かっているからこそ、女性であることを巧みに利用して、AVや援助交際の問題などを次々に取り上げ、「被害者ビジネス」として利用しているのです。


 彼女たちの次なるターゲットがAV出演強要問題なのはほぼ確実だと言わざるを得ません。
 いまや慰安婦問題と無縁の国の人々にも「旧日本軍は野蛮な性犯罪組織だった」という誤った見方が浸透してしまいました。これはニューヨーク・タイムズなどが中韓両国の主張をほぼ鵜呑みにした内容の記事を掲載してきたことも大きな要因ですが、最近の日本のアダルトビデオや成人向けアニメ・漫画などの存在も、欧米やアジアの人々が「日本軍性奴隷説」を信じることに大きく影響しているように思われます。


インターネット時代となり、日本のアダルトコンテンツは海外でも多く見られています。欧米においてセックスは「男女ともに楽しむもの」。それに基づいて作られるので、映画などもあけっぴろげであっけらかんとした性描写が多いですが、日本には「隠す」「恥じらう」文化があります。一般的に「女性が拒む」というシチュエーションが好まれるため、レイプものなども数多く出回っています。アニメは美少女ものやロリコンものが人気を博しています。


 現実社会でできないこと、ありえないことを映像・アニメで表現しているにすぎないとしても、海外では「こんな作品を作るのだから日本人は変態に違いない。だから過去に日本軍が処女を性奴隷にしたというのも納得できる」と解釈されてしまいます。


 これは非常に厄介な問題です。人権派弁護士の思うつぼだと言えるでしょう。このことに関しては、ノンフィクション作家の河添恵子さんとの共著「『歴史戦』はオンナの闘い」でも触れています。


 繰り返しになりますが、AV界の出演強要問題は、思わぬところで国際情報戦とつながっているのです。私たち保守派も「女性」を前面に出して戦わばければならないところに来ているとつくづく思っています。


杉田水脈(すぎた・みお) 昭和42年4月生まれ。鳥取農学部林学科卒。西宮市職員などを経て、平成24年に日本維新の会公認で衆院選に出馬し、初当選。平成26年に落選後は、民間国際NGOの一員として国際社会での日本の汚名をそそぐために活動を続けている。好きな言葉は「過去と人は変えられない。自分と未来は変えられる」。

 

 

プレカリアートユニオン(PU)通信 第52号

 

こういう活動があることを知っていただきたいので、紹介しておきます。

 

 

 プレカリアートユニオン(PU)通信 第52号 <2016.07.27発行>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.precariat-union.or.jp/

 ─□ 目次 □───────────────────────────

 1.オリジン弁当で不当解雇された学生アルバイト復職を実現!
   15分単位で切り捨てられた未払い賃金も請求 ほか     【解決】
 2.ファミリー引越センター支部未払い残業代問題和解!    【解決】
 3.クレアーズ日本(株)の育児ハラスメント改善を求めるChange.org
   署名1万筆をイオン本社に提出後、自宅近くの店舗への異動を実現!
                          【争議・メディア】
 4.「漆黒のブラック企業 ”アリさんマークの引越社”の真実!in大阪」
   ドキュメンタリー映画「アリ地獄天国(仮)」関西初上映!
   2016年7月31(日)OPEN 12:00 / START 13:00      【イベント】

 ─────────────────────────────────

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 1.オリジン弁当で不当解雇された学生アルバイト復職を実現!
   15分単位で切り捨てられた未払い賃金も請求 ほか     【解決】

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東京・多摩地域オリジン弁当オリジン東秀株式会社)で働く大学生のア
バイトが不当解雇されプレカリアートユニオンに加入。本日の団体交渉で
会社は解雇撤回、復職を確約しました。
労働時間を15分単位で切り捨てていた分の未払い賃金についても、本日会社
が提出した根拠資料を元に請求することに。
学生でもアルバイトでも声を挙げれば会社は変わります。

 

■アルバイトとして採用後、一方的に採用を取り消した企業と和解!
アルバイトとして採用後、一方的に採用を取り消した問題を交渉中の都内企
業と和解が成立しました。組合員は、当初の約束通り採用されたことを確認
し、元気に就労します。
早期解決のため、ご尽力くださった関係者に感謝します。

 

■ハラスメント問題で交渉中の都内コンビニ経営会社と和解!
ハラスメント問題で交渉中だった都内のコンビニ経営会社と和解が成立しま
した。早期解決のためにご尽力くださった関係者に感謝します。
深夜も営業するコンビニでは、店員が客からハラスメント行為を受けること
もあります。会社は、客からのハラスメント問題を含め、ハラスメントを防
ぐための対策を講じる義務があります。

 

■破産手続き中の神奈川県内の運送会社と和解!
未払い賃金問題について交渉中に団体交渉を拒否し、破産手続きを行った神
奈川県内の運送会社と、破産会社の元代表者が謝罪し、責任を負うかたちで、
不当労働行為救済申立中の東京都労働委員会にて和解が成立しました。和解
のためご尽力くださった関係者に感謝します。

 

■都内印刷会社と和解!
パワーハラスメント問題、解雇問題をめぐって交渉中だった都内印刷会社と、
組合員本人が納得いく内容で和解のはこびとなりました。早期解決のためご
尽力くださった全ての関係者に感謝します。

 

■都内ゲーム会社と和解!
労働時間を15分単位で切り捨てて賃金を計算していたため未払いが生じて
いた件を交渉中だった都内ゲーム会社と、組合員本人が納得いく水準で和解
が成立しました。早期解決のためご尽力いただいた皆様に感謝します。


労働相談は、誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン
〒151-0053 東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F
TEL03-6276-1024 FAX03-5371-5172
info@precariat-union.or.jp
※会社のPCからは相談メールを送らないでください
http://www.precariat-union.or.jp/
http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 2.ファミリー引越センター支部未払い残業代問題和解!    【解決】

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アリさんマークの引越社との闘争の様子をインターネットで見て、共通の問題
に直面しているファミリー引越センターで働く社員・アルバイトが、プレカリ
アートユニオンに加入、2015年10月に支部を結成しました。

16人の組合員に対し、2016年5月までに、給与から天引きされた福利厚
生費、事故を起こした際に天引きされた無事故家財等の手当が、全額返還され
ました。もちろん、これらの給与天引きも行われなくなりました。

さらに、継続して協議中だった未払い残業代問題についても、2016年6月、
団体交渉によって和解的に解決することができました。今後も労働条件の整備
について協議を進めていきます。


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 3.クレアーズ日本(株)の育児ハラスメント改善を求めるChange.org
   署名1万筆をイオン本社に提出後、自宅近くの店舗への異動を実現!
                          【争議・メディア】

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子育てに社会的関心が集まるなか、イオン子会社のアクセサリー輸入・販売を
行うクレアーズ日本の育児ハラスメント問題と闘う女性社員を支え、同様に出
産・育児を理由として就労環境を損なわれている多くの女性の活躍の場を実現
しようと署名を募ってきました。キャンペーン開始から1ヶ月で1万人以上の賛
同をいただき、この署名を6月6日、イオン本社に提出しました。

これまで自宅から通勤時間が1時間半もかかる店舗へ配属されていましたが、
署名提出後の7月1日から、通勤時間30分以内の店舗への異動が実現しました。
ご賛同・ご協力くださった皆様に心から感謝を申し上げます。

今後も、女性社員が圧倒的多数であるクレアーズ日本を真に女性の力を発揮で
きる会社に変えること、彼女の待遇や給与を元に戻すことを目指して、改善を
求める声を届けていきます。

http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20160606/1465206058


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 4.漆黒のブラック企業 ”アリさんマークの引越社”の真実!in大阪
   ドキュメンタリー映画「アリ地獄天国(仮)」関西初上映!
   2016年7月31(日) OPEN 12:00 / START 13:00   【イベント】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★詳細はロフトプラスワンウエストのイベントスケジュールページまで
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/west/44293

以下、ロフトプラスワンウエストのイベントスケジュールページより

漆黒のブラック企業 ”アリさんマークの引越社”の真実!in大阪

2016年7月31(日) OPEN 12:00 / START 13:00

前売¥1,000 / 当日¥1,200(共に飲食代別)※要1オーダー500円以上
前売券はイープラス、ロフトプラスワンウエスト店頭&電話予約にて4/9(土)発売開始!
イープラス:近日詳細発表!
※ご入場はイープラス→店頭電話予約→当日の順となります。
電話→ 06-6211-5592(16時~24時)

 

【上映作品】
映画「アリ地獄天国(仮)」パイロット版 (監督:土屋トカチ/2015年/23分)
を再編集して上映(関西初)。

【トークゲスト】
西村有さん(仮名) アリさんマークの引越社・現役正社員
阿部潔さん 関西学院大学社会学部教授
イダヒロユキさん ユニオンぼちぼち/DV加害者プログラムNOVO
大椿裕子さん 大阪教育合同労働組合副執行委員長
清水直子さん プレカリアートユニオン委員長
渡辺輝人さん 弁護士
土屋トカチ 映画監督

 

漆黒のブラック企業「アリさんマークの引越社」は、どんな会社なのか。
就労条件の改善を求めてブラック企業とたたかう現役社員・西村有さん
(仮名)が登壇し、リアルな実態を伝える。
西村さんが主人公のドキュメンタリー映画「アリ地獄天国(仮)」パイロ
ト版も関西初上映する。


引越業界を健全化し、アリさんマークの引越社を健全に存続させるためにも、
ブラックな労務管理を改めない限り、アリさんマークの引越社は利用しない
よう宣言しましょう。


「アリさんマークの引越社」ボイコット署名キャンペーン→http://chn.ge/1OdWdKy

アリさんマークの引越社に直接ご意見を伝えていただける方は、株式会社引越
社関東(東京都中央区日本橋小伝馬町14-4岡谷ビルディング2F)
電話0120-77-2626、電話03-3808-2626 までお願いい
たします。

一億総貧困時代/雨宮処凛 第6回「アリさんマークの引越社」、その「アリ
地獄」的実態、で、アリさんマークの引越社のブラックな労務管理を正すべく
闘っている組合員が紹介されました★

 

http://www.shueisha-int.co.jp/amamiya/06.html
2016.06.30
第6回「アリさんマークの引越社」、その「アリ地獄」的実態
本来支払われるべき労働の対価も、あたりまえの自尊心も、労働者から根こそ
ぎ奪い取る「ブラック企業」。入ってみないとわからない、入ってしまうと抜
けられない、そんな蟻地獄さながらの企業が規模問わず社会に蔓延するいま、
ブラック企業大賞・アリ得ないでしょう部門>他を受賞し、そのあまりに違
法だらけの現状が明るみに出された<アリさんマークの引越社>。今回は、監
視カメラ付きの見せしめ異動・手取り14万円という冷遇の中、在職しながら同
社を提訴し、メディアを通して社会にその実情を訴え、1人、闘いを続けてい
る西村さんにお話を聞く。

 

★アリさんマークの引越社(引越社関東)に追い出し部屋=シュレッダー係か
らの異動を求める署名2万5000筆を提出!★

アリさんマークの引越社(引越社関東)に追い出し部屋=シュレッダー係から
の異動を求める署名2万5000筆を提出しました。オレンジ色のシャツの着
用を命じられている組合員を応援する気持ちを示すため、参加した10人の組
合員は、オレンジ色の服を着て抗議。

 

弁護士ドットコム
https://www.bengo4.com/c_5/n_4824/
2016年06月24日 19時12分
アリさん「シュレッダー係」異動から1年、「元に戻して」署名2万5000人分提出


プレカリアートユニオン
〒151-0053東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F
TEL03-6276-1024 FAX03-5371-5172
info@precariat-union.or.jp ※会社のPCからは相談メールを送らないでください
http://www.precariat-union.or.jp/  http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/


▼労働相談はこちらへ
月~土曜日 10~19時 ※緊急相談は随時対応します。
〒151-0053 東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F
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る可能性があります。

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小池百合子、かわいそー という程度の人気

 

千田さんが書くような心理の人が多いのが事実でしょうが、その程度の愚かさの人が多い事実をどう考えるかです。ももクロは好きだけど。

 

 

都知事選劇場、小池百合子さんを応援する人の心理学
千田有紀
2016年7月26日 7時0分配信

 


7月31日に投開票の東京都知事選、調査によれば小池百合子さんが優勢だという(小池氏優勢、増田氏追う 鳥越氏苦戦 都知事選情勢調査『朝日新聞』)。選挙戦が始まったばかりの頃、「小池さんが追い上げると思う」というと、周囲の人は「まさか」と首をひねっていた。しかし、小池さんの「都知事選劇場」での演出はあまりにも華麗で見事である。つい小池さんを応援したくさせられるものがある。


例えば7月3日、出馬を表明したあと、東京都江東区で行われた参院選自民党公認候補の街頭演説。
演説カーの横で約1時間、ほかの国会議員や都議らとともに、(小池さんは)立ったまま候補者の訴えを聞いた。安倍晋三首相や石原伸晃都連会長が訪れた際に、存在を示すことができる最前列に、陣取った。ただ、首相や石原氏は車を降りると、小池氏の前を素通り。小池氏は会釈したが、会話もあいさつも成立しなかった。それでも小池氏は、内田茂都連幹事長ら幹部を見つけて、頭を下げ続けた

 

出典:小池氏、都知事選出馬の非礼おわびも安倍首相素通り

 

見事である。都知事選に出馬をすると意思表示をしたら、自民党の「オジサン」たちに無視される。会釈しても、会話もあいさつも成立しない。そこで頭を下げ続ける小池さん。もうこれを見たら、私も「小池さん、頑張って!」という心理が刺激されてしまった。事実、インターネットには「酷い」「可哀想」という声があふれた。その一方で、その前後のメディアへの対応などを見ていると、計算されつくされたアピールであるというようにも、感じられた。

 

しかもさらに増田寛也さんを担いだ自民党は、所属する国会議員や地方議員に対し、党が推薦していない候補者を応援した場合に除名などの処分を科すとする文書を配布した。しかも議員だけではなく、「親族含む」人が非推薦の候補を応援した場合は除名等処分の対象とするというのである(自民、増田氏以外の応援処分『毎日新聞』)。

 

21世紀の時代に、親族までも監視し、除名処分にすると脅すとは驚きだ。しかしこれも、明らかに小池さんに利しただろう。「小池さんが可哀想すぎる!」。

 

自民党が擁立した増田さんは、古いタイプの自民党の王道を行く候補者だ。事実、立候補の直前まで東京電力社外取締役だった。自民党がこうした官僚的な旧態依然とした候補者を担ぎだし、小池さんへの締め付けをすればするほど、小池さんが従来型の自民党政治を壊してくれる改革者のように感じられる。おりしも参議院選挙と時期的に重なり、自民党への何とも言えない不安が、共有はされている時だ。「自民党をぶっ壊す!」といって熱狂的に支持され、結果として自民党を躍進させた小泉純一郎元首相を思い出した。


事実すぐに、小池さんも「議会の冒頭解散」を主張し、「都議会をぶっ壊す!」と報道されることになる(そんなことは実際には不可能だが)。そういえば、小池さんは小泉首相の近くで、小泉劇場をつぶさに見ていたのだっけ。

さらにいえば、小池さんは女性だ。小池さんに投票すれば、「初の女性都知事の誕生」というイベントに参加できたような気がする。「自分たちの一票で、何か新しいことを成し遂げるという達成感も感じられる。小池さんは、グリーンをテーマカラーにしている。ピンクのように女性らしさをことさらアピールするのでもなく、でもエコロジーとつながる「女性ならでは」といった爽やかさを演出する。ももクロのコンサートのように、推しメン(応援しているメンバー)のテーマカラーを身に着けて、小池さんを演説を聞き、応援するのはとても楽しいイベントだろう。小池さんを応援しない人が、おかしな人にすら思える。小池さんは本当に頭のいい人なのだと思う。

 


しかし、小池さんの主張内容は、決して「女性らしく」なんかない。過去には在特会で講演をしたこともあるし(在日特権を許さない市民の会HP)、「日本会議」との関係も指摘されている(例えば小池さんの日本会議への声)。


小池さんは「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうるのです」と言い、それ受けて、鼎談相手は「東京に核ミサイルを」と主張している(「日本有事3つのシナリオ」小池さんのHP)。


消費税よりも重要な議論は憲法改正だといい、軍備を主張する(「主体性のある国家へ -国権・国益・国民の財産と生命をどう守るか」小池さんのHP)。
ある意味で、男性よりもさらに「男らしい」。候補者のなかでは、一番の「タカ派」だろう。

 

他方で子育てなどにはあまり関心はなく、選挙戦での保育園訪問アピールの割に、今まで保育政策に冷淡だったことを批判されている。待機児童に関しては、産み育てやすい社会にするために、他の候補保育所、保育士の処遇改善を訴えるなか、「意識改革」を主張してテレビの視聴者を驚かせたようだが(都知事選の論点 全国最低の出生率 産み育てやすい社会は?)、


そもそも公約では、規制緩和を推進して子どもを詰め込むことによる解決を主張している。今の基準ですら問題があるというのに、実行されたらとても安心して子どもを預けられないだろう。

 

日本会議男女共同参画にも大反対である。女性の権利に反対する団体の要職にいた女性の都知事が、誕生するのだろうか(日本会議国会議員懇談会の副幹事長や副会長を歴任)。そういえばイギリスで、福祉を切り捨て、格差を進行させた首相は、「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャー。女性だった。ときに女性の政治家は、男性にもできないような極右的な政策を可能にする。それは、おそらくフェミニズムとは呼ばれないだろう。

 

そもそも不思議なのは自民党である。小池さんを応援すれば除名処分にするというのに、党に逆らった小池さん本人は、まだ除名もされず、自民党員のままだ。自民党は、どうして除名しないのだろうか。謎である。


千田有紀 武蔵大学社会学部教授(社会学

1968年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。東京外国語大学国語学部准教授、コロンビア大学の客員研究員などを経て、 武蔵大学社会学部教授。専門は現代社会学。家族、ジェンダーセクシュアリティ、格差、サブカルチャーなど対象は多岐にわたる。著作は『日本型近代家族―どこから来てどこへ行くのか』、『女性学/男性学』、共著に『ジェンダー論をつかむ』など多数。

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右翼・日本会議の小池百合子が人気あるなんておぞましい

 

 

日刊ゲンダイだけがまともな報道。

けっきょく、選挙といっても、この程度の大衆の反映。それでも民主主義だから、それにのって戦うしかない面もあるけれど。もっと悪化すれば、選挙ももっと自由でなくなるから。


下馬評でリード 小池百合子の「危うさ」を識者が指摘
日刊ゲンダイ デジタル 2016年7月25日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186379

 

都知事選もいよいよ終盤。がぜん優位に立っているのが、元防衛相の小池百合子候補(64)だ。大手メディア各社の最新の情勢調査では軒並みトップを走り、有力3候補の混戦からアタマひとつ飛び抜けたようだ。

 このまま都民は独走を許すのか。大半の有権者は小池の人品骨柄を知らず印象に惑わされているようにしか見えない。本当に彼女は東京の顔にふさわしい政治家なのか。

 本紙既報の「号泣県議ソックリの政党交付金の使い道」や「元秘書を介した裏金づくりを疑わせる不明朗な支出」など、政治資金絡みの怪しい疑惑もさることながら、過去の言動を知れば知るほど“小池都政”の行く末が不安になる。

 

 セレブマダム風な見た目や上品そうな語り口にゴマカされてはいけない。大メディアはあまり触れないが、本性は「超」が付くタカ派政治家だ。過去の侵略戦争を否定し、改憲を推進する国内最大の右翼組織「日本会議」。その「国会議員懇談会」の副幹事長や副会長を小池は歴任してきた。


ところが、公式サイトのプロフィルでは日本会議について一切、触れていない。小池は日本会議の機関誌「日本の息吹」(03年9月号)で「親殺し、子殺し」は「自虐的な戦後教育の結果」と決めつけ、北朝鮮拉致を例に「人権を声高に叫ぶ人たちほど、本当に守るべき人権は無視してきた」と訴えた。日本会議の思想に共鳴しているのに、なぜ関係を隠すのか。

 

 戦後教育を「自虐的」とする一方的な攻撃が評価され、小池は今回の選挙で「新しい歴史教科書をつくる会」の支持を受けている。小池も「つくる会」の運動を支持しており、当選すれば“タカ派”の影響が教育現場に出るに違いない。

 

■戦争の悪臭がプンプン漂う言動の数々

 ゴリゴリの改憲論者でもある。政界入りの理由も「湾岸戦争のころの国会の動きをキャスターとして伝えながら、これはアカンと。憲法改正の必要性を痛感したから」(たちばな出版「伝統と革新」13年4月号)と語るほどの筋金入りだ。


「『うちは平和主義を貫いており、丸腰です。だからあなたも戦いを止めなさい』と言って、耳を貸す戦争当事者はいない」(「フォーブス日本版」02年1月号)などと、平和主義が常に目の敵だ。集団的自衛権容認の解釈改憲の禁じ手も「国会の審議の場において、時の総理が『解釈を変えました』と叫べばいい」(「Voice」03年4月号)と、10年以上前から唱えていた。

 

 03年11月の衆院選の際は、毎日新聞の「日本の核武装構想について」というアンケートに「国際情勢によっては検討すべき」と回答。「こんなに国家機密モレモレの国はありません」(10年5月3日の公式ツイッター)と、スパイ防止法の制定や軍法会議の創設を事あるごとに訴えてきた。戦争の悪臭がプンプン漂う女性である。

 

 00年11月の衆院憲法調査会では、参考人石原慎太郎都知事(当時)の「(現行憲法を)歴史的に否定する」という発言に呼応し、「いったん現行の憲法を停止する、廃止する、その上で新しいものをつくっていく」と表明した。


高らかな「憲法廃止」宣言とは裏腹に、昨年2月の衆院予算委では安倍首相に「(改憲は)83条、財政の条項からまずやってみたら」と進言し、今年3月の夕刊フジのコラムには「お試し改憲こそ現実的だ」と書いた。憲法廃止の野望をひた隠し、ひとまず改憲に慣れさせようとする危険な悪巧みは、国民をとことん愚弄している。

 

憲法は権力の乱用を縛り、国民の自由や権利を守るためにあるという基本認識すら、彼女の脳裏には存在していない印象です。野田政権のころ、国民の基本的人権を著しく損ねる『自民党改憲草案』の丸のみを求めたように、国民の権利を守るより、国民の統治が先決なのでしょう。これだけ極端に偏った思想の持ち主が都知事選でトップを走るとは、不思議でなりません」(九州大名誉教授・斎藤文男氏=憲法

 

 都民もよくよく考えた方がいい。
本性は派手な生き方しか知らない差別主義者

 

 排外差別デモのヘイト集団「在特会」との関係も指摘されている。小池は10年12月に在特会女性部協賛の集会で講演を行った。今月8日に外国特派員協会の会見でその事実関係を問われると、「いろいろな講演に出ていますが、在特会がどういうものか存じ上げませんし、主催された団体と在特会の関係も知らない」としらばっくれた。

 

 今度の選挙でも「しきしま会」なるヘイト集団が、小池のポスターに証紙を貼る様子の写真をツイッターに投稿。波紋を広げた。これだけヘイト集団に好かれるのは、小池自身に差別の根が垣間見えるからだろう。街頭演説で「病み上がりの人を連れてきてどうする」と鳥越候補を暗に中傷し、本人から「がんサバイバーに対する大きな差別、偏見」と批判されても「記憶にない」とシラを切ったのは序の口だ。

 

 彼女のツイッターは“ヘイトスピーチ”のオンパレードで、内容も「納税シーズン、日本で働く某国人は扶養控除欄に本国の父母姪甥… とありとあらゆる親戚名をあげるそうな」(10年3月1日)とネトウヨ並みの低レベル。沖縄選出の玉城デニー衆院議員も特定秘密保護法の審議中に「議員席に座る小池から『日本語読めるんですか、日本語分かるんですか』とヤジを飛ばされた」と証言している。

 

 根っからの差別的発想は生活保護世帯にも冷酷で、自著「女性が活きる成長戦略のヒント」では「人々が甘えを持ち『働かなくても、国がなんとかしてくれる』と依存する社会になってしまえば日本は生活保護大国になります」とバッサリ。安倍政権が13年度予算で生活保護予算を大幅に削ると、本会議の代表質問で「今回の予算で特筆すべき」と称賛した。

 

反グローバリズムの潮流に逆行する時代錯誤

 

「彼女の本質は目立ちたがり屋のポピュリストだと思いますが、誰もがあんな派手には生きられない。生活保護世帯に『自助』を求める発想は弱者への配慮に欠け、地道に暮らす99%の人々に思いを馳せることもないのでしょう。まさに弱肉強食、新自由主義の権化です」(筑波大名誉教授・小林弥六氏=経済学)

 

 小池は出馬を断念した宇都宮健児氏の政策を、民放番組で「都民目線で、いいことを言っている」と褒めた。この発言に立腹するのはジャーナリストの横田一氏だ。

 

「宇都宮氏が『中断』を主張した築地の移転問題も、彼女は『いったん立ち止まって検証する』と発言。さも宇都宮氏の政策を引き継ぐかのような印象を与えましたが、アンチ新自由主義の宇都宮氏と小池氏の政治理念は真逆です。待機児童の問題だって、小池氏は保育園の広さ規制を緩和し、児童を詰め込み、解決するという“緩和万能”の新自由主義に根差しています。本当に都民を惑わすのが得意なズルイ政治家です」

 

 小池は政策集で「東京をアジアナンバーワンの国際金融市場として復活」「国際金融特区や税優遇を活用し、世界から企業や高度人材を呼び込む」と意気込むが、「新自由主義の傲慢さがにじみ出ている」と前出の小林弥六氏はこう続けた。

 

「ナンバーワンの称号欲しさに、平均賃金の低いアジアと勝負すれば、日本の労働賃金は必然的に、アジアの貧国並みに削られる恐れが生じる。こうした経済のグローバル化がもたらす『歪み』に欧米社会の不満は爆発。反EUやトランプ旋風が吹き荒れていることを、小池氏は理解していないのか。世界情勢から1周も2周も遅れた時代錯誤の考えの持ち主が、国際都市・東京のトップにふさわしいとは思えません」

 

 経済アナリストの菊池英博氏は「新自由主義者レイシストだけは絶対に都知事にしてはダメ」と断言した。残り6日、有権者は彼女の正体をきっちり見極めてから、投票に向かうべきだ。

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小池百合子氏の政治資金 使い道はあの“号泣県議”ソックリ

2016年7月23日


怪しい領収書がゾロゾロ(C)日刊ゲンダイ


「身体検査は真っ黒」(自民党関係者)という評判も納得だ。都知事候補小池百合子元防衛相(64)が代表を務める「自由民主党東京都第十選挙区支部」。カネの使い方は非常識だった。

 日刊ゲンダイは都選管に情報公開請求し、同支部の収支報告書に添付された領収書の写し(2012年~14年分)を入手。14年分をチェックしただけでも不可解な領収書が山のようにある。数万円単位の支出なのに、宛名もただし書きも「空白」の領収書がザラだ(資料1)。

 

「宛名の空白が目立った舛添前都知事の提出した領収書と一緒。使い道がサッパリ分からず、政治資金の透明性を確保する規正法の趣旨に反します」(政治資金オンブズマン共同代表で神戸学院大教授の上脇博之氏)

 

■ポータブルDVDも公私混同の疑い

 

 おかしな買い物もある。14年9月22日、「ヨドバシカメラ」発行の領収書の「お買上明細」には「Amika AMDPーF1000CK」との記載がある(資料2)。調べたところ、ポータブルDVDプレーヤーの商品コードだった
事務所の備品なら据え置き型が定番だし、DVDは今どきノートPCで視聴できる。他の領収書を確認すると、同年5月27日に「ビックカメラ」で12万4200円を払い、富士通「FMV」1台を購入済みだ。

 

 小池事務所に利用状況を聞くと、「自動車で移動中に制作した動画を確認するなどしている」と回答した。小池氏本人が“旅のお供”に使うケースもあるのなら、舛添氏と同じ公私混同だ。

 

■1年間で切手5000枚購入

 さらに重大な疑惑が見つかった。同支部は「郵送」名目で年間5000枚以上の切手を購入し、事務所費に計上した。一日で82円切手を1000枚(資料3)買ったこともあるが、購入日は10月末から11月末の1カ月に集中。特に11月18、19、28日の3日間で計1914枚もの52円切手を買い求めた(別表)。


同年12月2日公示の総選挙に向け、解散風が吹き荒れた時期と重なるとはいえ、選挙準備にこれほど大量の切手がいるのか。小池事務所は「通常の事務所業務に用いている」と回答したが、「料金別納郵便」を利用すれば大量の切手を貼る手間をはぶける。さらに同一区内の大量郵送は「区内特別郵便」を使えば割安となり、同支部もこの年に5回、別納に加え、このサービスを利用していた。

 

 わざわざ大量の切手を買うとはクビをかしげるほかない。そのうえ、ベラボーな枚数の切手購入費の原資は政党交付金、つまり国民の税金で賄われていた。

「税金が原資の『政務活動費』で切手を大量購入し、換金の可能性が問題視された兵庫の“号泣県議”のケースと酷似しています。小池氏は説明責任を果たすべきです」(上脇博之氏)

 

 折しも詐欺罪に問われた号泣県議は21日、有罪が確定したばかり。小池氏も前任者の二の舞いは御免だろう。キッパリ説明できなければ、都知事としての資質を疑うしかない。
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小池百合子氏「裏金疑惑」 都議補選に出馬“元秘書”の正体

2016年7月24日

 

不可解な支出は計210万円(写真左=提供写真)


 31日投開票の都知事選に出馬している小池百合子元防衛相(64)に新たな「政治とカネ」問題が浮上した。今回はナント! 「裏金づくり」疑惑だ。

 日刊ゲンダイは小池氏が代表を務める「自民党東京都第十選挙区支部」の収支報告書に添付された領収書の写し(2012~14年分)を入手。この領収書を精査すると、不可解なカネの流れが判明した。

 

 同支部は12~14年、「M―SMILE」という会社に「調査費」として計210万円を支出していたのだが、この会社は登記簿を調べても記載がなく、実体不明の会社だったからだ。

 

 小池事務所は「現在は『モノヅクリ』という社名に変わっている。選挙の際の世論調査を依頼した」と説明。そこで日刊ゲンダイが改めて「M-SMILE」の代表者に確認すると、代表者の男性は「09年ごろ、個人的に『M―SMILE』という名で世論調査の事業を始めた。12年に、『モノヅクリ』を立ち上げ、オーダースーツの事業をメーンにしている」と説明。

つまり、実体のないスーツ会社が、小池氏から多額の政治資金を受け取り、世論調査を請け負っていた――という怪しさを記事にした


■小池氏、元秘書とも問い合わせにダンマリ

 

 そうしたら、小池陣営が22日、都議補選(31日投開票)で新宿選挙区から擁立した男性の名前を見て驚いた。何を隠そう「M-SMILE」の代表者、森口つかさ氏(34)だったからだ。しかも、肩書は小池氏の「元秘書」だったからビックリ仰天だ。

 

 つまり、小池氏は自分の秘書がつくった“ペーパーカンパニー”に多額の政治資金(調査費)を支払っていたことになる。これほど不自然で、不可解なカネの流れはないだろう。政治資金に詳しい上脇博之・神戸学院大教授もこう言う。

 

「小池氏の政党支部が(M-SMILE)に調査費を支出した時期に森口氏が秘書を務めていたのなら大問題です。通常、議員のために調査を行うことは秘書としての業務の一環で、調査の対価は給与として支払い済みのはず。それを秘書が経営する(幽霊)会社に調査費用を支払うというのは、あまりにも不自然です。裏金をつくったり、不正な選挙資金を捻出していたと疑われても仕方がありません。そうでないのならば、小池氏は説明責任を果たすべきです」

 

 果たして小池氏と森口氏はどう答えるのか。両者に何度も問い合わせても、ともに一切回答なし。知事が2代続けて辞職に追い込まれた「政治とカネ」問題は、今回の都知事選でも間違いなく重要な争点だ。それなのに小池氏、元秘書ともそろってダンマリでいいはずがない。

 

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小沢事件と同じ構図…大メディア横並び“鳥越叩き”の異常

 

「小沢事件と同じ構図…大メディア横並び“鳥越叩き”の異常」

日刊ゲンダイ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186360

2016年7月25日

 


これでいいのか(左から、街頭演説をする小沢、志位、鳥越各3氏)/(C)日刊ゲンダイ


 ちょっとどころじゃない。かなり異常な事態だろう。都知事選に出馬している野党統一候補のジャーナリスト、鳥越俊太郎氏(76)に対する週刊誌スキャンダルで、一部を除く新聞・テレビが「疑惑」と称し、横並びで鳥越氏をガンガン叩きまくっていることである。

 

 候補者とはいえ、選挙に出馬表明し、“公人”となった以上、法令違反などが確認されれば批判にさらされるのはやむを得ない。辞職した舛添要一前都知事が連日、新聞・テレビにぶっ叩かれたのも、公用車の私的利用や、多額の政治資金の身内企業への還流――といった具体的な事実が確認されたためだ。

 

 しかし、今回の鳥越氏のケースは果たして舛添氏と同じなのか。腑に落ちないのは、そろって「根拠」は週刊誌報道だけという点だ。百歩譲ってメディアが都知事としての「資質を問う」意味で、鳥越氏を叩いているのであれば、日刊ゲンダイが繰り返し取り上げている小池百合子氏の不可解な政治資金の流れもキッチリ調べて報じるべきだろう。2代続けて都知事が「政治とカネ」問題で辞職したのだ。これ以上、同じ轍を踏まないためにも徹底的に追及するべきだし、フワフワした「疑惑」よりもよっぽど取り上げる意味がある。

 

そもそも新聞・テレビは過去の都知事選で、候補者のネガティブ情報を「選挙妨害」になるとしてロクに触れてこなかった。舛添前知事の政治資金の還流だって、日刊ゲンダイは前回の都知事選の最中に繰り返し取り上げたが、メディアはダンマリを決め込んでいたではないか。それなのに今回はロクな根拠も示さずに「鳥越叩き」に血道を上げているから、どうかしている。

 


「生活の小沢一郎代表を叩きまくった『小沢事件』と同じ構図です。当時もメディアは検察リークに乗って小沢代表を犯人扱いして大々的に『疑惑』報道したが、結果、小沢代表は無罪でした。今回だって鳥越候補は事実無根と強調しているのに、構わず袋叩き。選挙期間中だけにイメージ低下は避けられないでしょう。鳥越氏側は東京地検に公選法違反の疑いなどで刑事告訴しましたが、結論が出るときには選挙は終わっている。これで本当に事実無根となったら、メディアはどう責任を取るつもりなのか」(司法ジャーナリスト)

 

政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。

大手メディアが公平中立を掲げるのであれば、他の候補の“疑惑”も同様に報じるべきです。ところが鳥越氏以外は聞いたことがない。他の候補も『政治とカネ』問題や、豪華出張旅費などの問題があるにもかかわらずです。これは公平中立ではない。警察・検察の言いなりになってロクに検証もしないまま報道し、結局、冤罪事件となった構図とまったく同じです」

 

 鳥越氏の弁護団が各メディアと大訴訟合戦を繰り広げる日も近い。

 

「DV加害者の示談には応じる、警察には訴えない」だけが選択肢ではない  弁護士ドットコムの見解に違和感

 

 


弁護士ドットコムに相談コーナーで、橋本智子弁護士がデートDVの相談に対して回答していましたが、その回答に少し違和感がありました。

その相談のサイト
◆髪引き抜かれ、全身にあざ…「デートDV」で示談を求められたら、どう対応すべき?
弁護士ドットコム2016年07月25日10時20分
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/bengoshi/life/bengoshi-topics-304_l?fm=latestnews

 

そこでは、かなりひどい「デートDV」を受けた女性から、交際相手の代理人に示談を求められた場合、どう折り合いをつけるべきか、警察に訴えても無駄なのか、という相談が寄せられていました。

 

相談者が男性と同居をはじめるとすぐに、些細なことで手を出されるようになり、全身はあざだらけで、髪の毛も大量に引き抜かれる、通報を恐れた男性から、外出すら禁止される、食事も満足に取れない状態、この男性が経営する会社で働くために転職先の内定も辞退したが、仕事は無給で、さらに貯金から100万円を恐喝された。収入がないにも関わらず日常の食費も払わされ、美顔器の購入や整形も求められた。

というような状況でした。


しかし加害者代理人の弁護士から「訴えても無駄」「この程度は普通のDV」と言われたとのこと。

 

それに対して、橋本弁護士は、以下のように回答しています。

慰謝料は、100万円も取れれば御の字、それが現実だから、個人的な意見としては、とにもかくにもこういう人からは一刻も早く逃げること、金銭的にも精神的にも痛めつけられるのを食い止めることがいくばくかのお金を得ることよりもなによりも最優先されるべきだ。

刑事の面でもこの種の犯罪の処遇は一般的にとても軽く、逮捕もされず正式な裁判にさえならず、起訴猶予や罰金刑で終わることが多いなどのため、警察・司法に訴えることはお勧めできることではない。「警察沙汰」にしたら、加害者の怒りや報復感情を増大させるので、「触らぬ神に祟りなし」で訴えないのがいい。

そういう趣旨の回答でした。

縁を切ることを優先すべき、専門家のサポートによる傷ついた心の手当をするのがいいというのです。一言でいえば、質問に対しては、示談に応じたらいいというのです。

 

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私はこれを読んで、現実の相談を受けている弁護士ならではの経験に基づく現実的な意見なんだろうなと思いました。
このアドバイスが有効な場合も多いと思います。

 

しかし、多くの人が目にする回答なのですから、別の選択肢も提示したほうがいいのではないかと思いました。「離れることを優先して、闘わない方がいい」というアドバイスは、一つの意見ですが、他の選択肢も提示すべきと思うのです。

 

というのは、離れることを優先して、警察にも言わず、加害者の示談に応じるのは、加害者にとても都合のいい道なので、それが嫌な被害者の場合、戦う道もあるということを提示するべきと思うのです。
どちらをとるか、その中間をとるかは当該が決めればいいことです。

 

加害者に、自分が行ったDV を認識させ、謝罪させるという道もあります。罪と認識させる、民事で、あるいは交渉で慰謝料をとる、刑法で訴える、接近禁止命令をとる、相手の親や会社や学校などに伝えていく、ということも出来るならやってもいいのです。

そしてなんといっても、こういう回答で付け加えてほしいのは、加害者にDV加害者更生プログラムに参加させる、ということを要求することもできるのです。加害者にDV加害者更生プログラムに参加させ、そこで学んだことを文書でまとめて手渡すことを求めることもできます。

 

そのやり取りは消耗する面はあると思いますが、屈辱的に黙るよりも闘いたいという人もいるはずです。その時に盾になって被害者を守るのが弁護士なのではないでしょうか。


「交際相手の代理人に示談を求められた場合、どう折り合いをつけるべきか、警察に訴えても無駄なのか、という相談」にたいし、橋本弁護士の回答は、あまりに一面的な意見で、「加害者のやり逃げ」になってしまう、DV風土の温存になるという面があると思います。

被害者が自分が傷つかないように、戦わない道を選んでもいいのですが、そうではない道もある、選んでください、どの道でも支援しますよ、というのがバランスある回答なのではないでしょうか。

 

脅し取られたという100万円も取り返すようにたらきかけていけばいいでしょう。
そして加害者がもし逆恨みとかして来たら、徹底的に戦う体制をまわりが作って被害者を守ることが大事です。そうして、警察・司法などを使って戦うことが有効であることを世間に広めていくことが大事だと思います。

 

 

挺対協の、日韓合意を強行する政府を糾弾する声明

 

<挺対協声明>

日本軍性奴隷制被害者を欺瞞し 日韓合意を強行する政府を糾弾する

今月末に予定された政府の「和解癒し財団」発足式を目前にし、政府が見ぐるしい様を見せている。2015年12月28日に被害者の要求と人権原則さえ蹴散らし屈辱的な日本軍「慰安婦」合意を発表した後、これまで政府は被害者と市民の反対の声を無視してきた。そして今、財団設立をはじめとした合意の強行を推し進めようとしている。



 2月4日には合意内容を説明し要求事項を聞くためだと行った被害者個別訪問実施結果を発表し、被害者を合意賛成・反対という構図で二分化し数の論理で世論をごまかそうとした。さらに財団発足式を前に被害者に連絡をとり「昼食接待」すると呼び出す作戦をとっているとの驚きのニュースが入った。驚きを超えて驚愕したのは、嘘と誘惑にまみれた政府からの電話の内容である。



 数名の被害者によると、政府関係者から「食事の席に出席してほしい」と連絡があり、体調が優れないので行けないというと「他の被害者もみな出てくるのになぜ来ないのか」「お金が出るので受け取りに来るよう」などと話したとのことだ。

このような連絡は、被害者家族にもいっており、被害者には数回連絡している。ある被害者は、歩くこともできず体調が優れず行くことができないというと、「事務所を開設したので、テープも切って、見物に来てほしい、車で迎えに行く」と言われたと、「車に乗せて変なところにつれていかれるかもしれない」と恐れた声で挺対協に電話をかけてきた。



 この破廉恥な姿がまさに、合意を強行するという政府の姿だ。合意過程と内容から被害者を無視した政府が、その合意を強行するため、むしろ被害者を利用しようとしている。報道によると、外交部も女性家族部も知らないことだと互いに責任のなすりあいをしているという。涙ぐましい喜劇である。



 真の謝罪も賠償も後続措置も抜け落ちた合意によって日本政府が後ろ手を組んで知らんふりしてりる状況で、むしろ韓国政府が率先して以前にはなかった葛藤を生じさせ、被害者を欺瞞し愚弄するこのやり方に怒りを抑えることができない。

過去アジア国民基金で国家的責任を回避し、被害者の賠償権利をお金の問題に転落させた日本政府より巧妙で劣悪な様を見せる韓国政府を信じること自体難しいのが現実だ。

合意発表直後、平和のウリチプとナヌムの家に暮らす被害者を訪問した外交部次官に向かって被害者が怒鳴りつけ問いただした言葉どおりである。「あなたたちはどこの政府だというのですか」



 このようにして政府の資格喪失が再び確認された。日本軍「慰安婦」被害者の苦痛を終わりにし正しい問題解決をなすべき政府が、被害者を利用しいかなる手段を使ってでも合意を履行して日本軍性奴隷制問題から手を引こうとする皮算用でなければとうていできないことだ。無能と越権で作り上げた合意に続き、高齢の被害者を相手に詐欺劇を行う政府に一抹の良心も残っていないことは明らかである。



「和解と癒し」を論じる資格のない破廉恥な政府に向かって被害者とともに強く要求する。

韓国政府は被害者を欺瞞する合意強行をただちに中断せよ。

被害者の側に立って苦痛をぬぐおうという誠意を見出すことのできない元来無効合意であったことがより自明となった。

即刻日韓合意を無効化し、財団設立を中断せよ。ひとりでも多くの被害者が生きているうちに正義が実現されるよう、日本政府に法的責任履行を要求せよ。

2016年7月25日

韓国挺身隊問題対策協議会

한국정신대문제대책협의회(기독교대한감리회여선교회전국연합회, 기독교대한감리회전국여교역자회. 기독여민회, 대한예수교장로회전국여교역자연합회, 새세상을여는천주교여성공동체, 여성교회, 원불교여성회, 이화민주동우회, 전국여성연대, 평화를만드는여성회, 한국교회여성연합회, 한국기독교장로회여교역자협의회, 한국기독교장로회여신도회전국연합회, 한국여성단체연합, 한국여성민우회, 한국여성의전화, 한국여신학자협의회, 한국여자수도회장상연합회, KNCC한국기독교교회협의회여성위원회)

일본군‘위안부’ 피해자지원단체(나눔의집, 일본군‘위안부’할머니와함께하는마창진시민모임, 일본군‘위안부’할머니와함께하는통영거제시민모임, 일본군‘위안부’할머니와함께하는부산시민모임, 정신대할머니와함께하는시민모임)

평화비(평화의소녀상)전국연대(김포평화의소녀상건립시민추진위원회, 나주평화의소녀상건립운동본부, 담양평화의소녀상위원회, 부산미래세대가세우는평화의소녀상추진위원회, 서산평화의소녀상보존회, 성남평화나비, 세종평화의소녀상건립시민추진위원회, 수원평화나비, 순천평화의소녀상건립추진위원회, 안산평화의소녀상건립추진위원회, 양평평화의소녀상건립추진위원회, 오산평화의소녀상건립시민추진위원회, 우리겨레하나되기울산운동본부, 원주펑화의소녀상시민모임, 의정부평화비건립위원회, 일본군'위안부'한일협정무효와구로평화의소녀상건립을위한주민모임, 전남평화의소녀상건립운동본부, 제주평화나비, 천안평화의소녀상건립추진위원회, 충북평화의소녀상건립 시민추진위원회, 평화나비대전행동, 한일위안부합의무효와정의로운해결을위한울산공동행동, 한일 일본군'위안부'합의무효와정의로운해결을위한포항행동, 한중평화의소녀상건립과인간존엄을위한성북평화운동위원회, 해남나비)

한일 일본군‘위안부’ 합의무효와 정의로운 해결을 위한 전국행동

일본군성노예제문제해결을위한 정의기억재단

평화나비네트워크(서울평화나비네트워크, 경기평화나비네트워크, 인천평화나비네트워크, 원주평화나비 네트워크, 춘천평화나비네트워크, 충청평화나비네트워크, 대구평화나비네트워크, 부산평화나비네트워크, 진주평화나비네트워크, 제주평화나비네트워크)

일본군‘위안부’문제해결을 위한 희망나비

민주사회를위한변호사모임

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「お前らが誰で 誰に投票したか 分かるからな」

 


オレン・ヤコボヴィッチ:

隠しカメラが捉える世界で最も危険な場所における不正
TED 6月16日(木)11時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/ted?a=20160616-00002142-ted
Oren Yakobovich

翻訳

 


アフリカの ある村に住む メリーという 女性の話から 始めようと思います 彼女の最初の記憶は 与党により画策された 暴動から 家族で逃げている ところです 別な政党に属する というだけの理由で 彼女の兄は 民兵に殺害され 彼女自身 何度も レイプに遭いました

 

選挙1ヶ月前のある朝 メリーの村の人々は また威嚇集会に招集されました この集会では男が 人々の前に立って言うのです 「お前らが誰で 誰に投票したか 分かるからな もしちゃんと 投票しなかったら 酷い目に遭わせるぞ」

 

しかしこの時のメリーは いつもとは 違った気持ちでした この集会を心待ちに していたのです 彼女は誰も気付かないような 小さな隠しカメラを 服の中に 忍ばせていました この集会の撮影は 禁じられており 撮影しようとすれば 命の危険がありました メリーは危険を承知していましたが このようなことをやめさせ 自分や村の人々を 守るには この脅迫を 白日の下にさらし 彼らを追求する者が いることを示して 彼らの安泰を打ち破る 必要がありました メリーは友人達とともに 与党が行っている威嚇集会を 1ヶ月に渡って 密かに撮影し続けました

 

[隠しカメラによる映像]

 

今度の選挙の話だ 我々の望むことを 止めるものは何もない もし向こう側に 付く者がいれば 容赦はしない

 

[民兵による威嚇集会]

党は お前らを いつでも痛み付けられる 若い連中が お前らをぶちのめす

[政治集会の混乱]

もし党を支持すると言いながら 嘘を付くなら 終わりだと思いなさい

[党青年民兵団]

反抗して 死んだ奴もいるし 家を失った奴もいる 党に従わないなら 待っているのは 悲惨な人生だ

 

 

この映像は世界中で 放映されましたが さらに重要なのは 地元でも 放映されたことです あの脅迫していた人々も 見ることになりました 彼らは追求する者がいると 分かって恐れました もはや安泰では なくなったのです

 

メリーと友人達は 与党勢力が 選挙で暴力に訴えることが できないようにし 何百という命を 救いました メリーは 人権蹂躙に対し カメラで対抗できるよう 私たちの組織が 支援した 何百という 活動家の1人です

 

私の経歴は元々 全然違った道をたどっていました イスラエルの 保守派の家庭に生まれ 記憶している限り ずっと昔から イスラエル軍に入って 国のために尽くし イスラエルの国土への権利を 証明したいと考えていました

最初のインティファーダ (パレスチナの抵抗運動) があった直後に 私は軍に入りました 私が属していたのは 最も屈強でタフで 攻撃的な歩兵部隊で 私は小隊の中で 一番大きな銃を持っていました

私はほどなく士官になって 部隊を率いるようになりました その後 ヨルダン川西岸に配属され このような光景を 目にするようになりました 見たくない光景です

 

しばらくは耐えていましたが 結局は西岸地区での 勤務を拒否して 営倉に入れられました これは ― (拍手) 見た目ほど 悪くはありません ホテルのようなもので メシがまずいだけです (笑)

 

営倉で私は みんなに知らせなければと 思い続けていました 西岸地区の現実が どのようなものか 分からせなければならない 自分が見聞きしたことを みんなに伝えなければと 同時に私は 被害を被っている パレスチナの 人々自身が 自分で話を伝える必要も 感じていました 外からやってきたジャーナリストや 映像作家ではなく

 

私はベツェレムという イスラエルの人権団体に 入りました 西岸地区を調べて 最も危険なところに住んでいる 100家族を選びました 検問所やイスラエル軍基地の 近くに住む人や イスラエル人入植者と 隣り合わせの人々です

彼らにカメラを渡し 使い方を教えました 入植者や兵士による暴力を撮した とても不快な映像が すぐに集まり始めました

 

このプロジェクトのビデオクリップを 2つお見せします どちらもイスラエルで放映され 大きな議論を呼びました あらかじめ 非常に暴力的な映像であることを お断りしておきます

 

最初の映像に出てくる マスクの男達は ユダヤ人入植者です カメラを回す数分前 彼らは野良仕事していた パレスチナ人家族の所に来て この土地は ユダヤ人入植者のものだから 出て行けと言いました パレスチナ人は断りました すると何が起きたか 見てみましょう 近づいてくるマスクの男達は ユダヤ人入植者です パレスチナ人家族に 近づいていきます こちらは西岸地区の デモの光景です 緑の服の男は パレスチナ人です 彼はすぐに逮捕される ことになります 目隠しされ手錠で 繋がれています この後すぐ 彼はデモにやって来たことを 後悔することになります 足をゴム弾で 撃たれたのです 命に別状はありません

 

入植者や兵士が みなこのような振る舞いを する訳ではありません ほんの一部の人間がしていることですが 公正な裁きが必要です

これらの映像のお陰で 軍や警察は捜査しないわけに いかなくなりました もちろんイスラエルでも 放映され 一般大衆の目に 触れることになりました

 

このプロジェクトは 占領地区における人権問題の 見直しを迫ることになり 西岸地区における暴力を 減らすことができました

 

このプロジェクトの 成功により 同じ方法を世界の別の場所でも使えないかと 思い始めました 皆さん思うかもしれません 今日では スマートフォンや インターネットのような 技術のお陰で 世界の至る所で起きていることを 見て知ることができる 誰もが発信できるようになったと

 

しかしそれは 一部でのことです 今日においても インターネットに アクセスできるのは 世界人口の半分以下で 世界で30億の人々が ― もう一度言いますが 世界で30億の人々が 権力者によって検閲された ニュースしか見ることができないのです

 

ちょうどその頃 私は ウーリ・フルッツマンという 素晴らしい人物から連絡を受けました 彼は映像作家であり 活動家です 私たちは似たような思いを 抱いているのが分かり 一緒にVidereという組織を 立ち上げることにしました ロンドンでこの組織を 立ち上げている間にも 大規模な暴力や 虐待に遭いながら それが伝えられて いない地域を 密かに訪れていました そしてどうすれば 助けられだろうかと考えていました

 

学んだことが 4つあります 第1に僻地のコミュニティに 接する必要があること 暴力が公の目の届かないところで 行われています 彼らと協力して 何が伝えられていないか 理解して 彼らがそれを記録する手助けを する必要があります

 

学んだ2番目のことは 彼らが安全に撮影できるようにする 必要があるということです 安全を最優先する 必要があります

私がかつて働いていた 西岸地区では カメラを出したからといって 撃たれることはないでしょうが 私たちが活動したい地域では 携帯を取り出しただけで 文字通り殺されかねません

それが 必要とあらば 活動を内密にし 隠しカメラを 使う理由です

あいにく私たちが現在使っている 隠しカメラは 当然 お見せできませんが こちらは昔使っていた 隠しカメラです

 

店で買うことのできるものです 今では専用の隠しカメラを 自分たちで作っています メリーが与党の 威嚇集会を 撮影するとき 服の中に忍ばせていた カメラもそうです 環境にすっかり 溶け込んで 誰も気がつきません 安全の確保は隠しカメラの 使用に留まりません 活動家がカメラをオンにするずっと以前から 安全対策は始まっています

協力者を守るため あらゆる場所や撮影のリスクを あらかじめ検討し 何かがまずくなった時の 代替案を用意します そして作戦の開始前に 準備に抜かりがないことを 確認します

 

学んだ3番目のことは 検証の重要さです 残虐行為の見事な映像を 手にできたとしても それが検証できないとしたら 価値はありません

最近 シリアやガザ地区の 映像と称しながら 別な紛争で撮られたものが ありました そのような誤報は 情報源の信頼性を損ない 他の信頼できる情報源の信用まで 損なうことになります

私たちは情報が確かで 信頼できることを確認するために あらゆる手を使っています 協力者自身について どんな人物か調べることから始め 彼らと密に調整をします どのように撮影をするか 道路標識や腕時計や 新聞を撮してもらいます 地図で確認し 情報を二重にチェックし 画像のメタデータも調べます

 

学んだ4番目のことで 最も重要なことは 良い変化を引き起こすために 映像をいかに使うかということです 効果を上げるために重要なのは 得られた映像を いかに使うかということです

 

密かな撮影を行う 何百という活動家と 私たちは 協力しています 現地の状況は どういうものか それを伝えるために どのような映像が欠けているか その状況に影響力を 持っているのは誰か 状況改善のために映像をいつ公開すべきか知るために 彼らと連携しています 人々の関心を集めるため 地元メディアで流す ということもあります 法を改正するために 政治家と 協力することもあります 裁判での証拠として使うため 法律家と協力することもあります しかし社会的な変化を 生み出すために 最も効果的なのは コミュニティの中で 活動することです

 

1つ例を お見せしたいと思います ファティマはケニアで権利侵害と戦う 女性ネットワークの一員です 彼女のコミュニティでは 学校や仕事に行く途中などに 女性が絶えず ハラスメントを受けています 彼女たちはコミュニティを 内側から変えようと試みています お見せするビデオで ファティマは仕事に行く時の様子を 見せてくれます 彼女が隠しカメラで 撮った映像に 彼女自身による解説音声を かぶせてあります

 

私はファティマ・チウスィーク 32歳 母親 ジワ・ラ・ンゴームベに 住んでいます 毎朝 11番の ミニバスに乗ります でも平穏に仕事に 行けるわけではなく 毎日が恐怖で始まります 私と一緒に来て 私の目を通して 私がどう感じているかを 感じてください 歩きながら 私は思っています 「また触られるんだろうか? 掴まれるんだろうか? 添乗員に 蹂躙されるんだろうか?」 車内の男達も 私を嫌らしい目で見 体に触り 体を擦りつけ 私を掴みます 座席に座ったら その日のことや 夢や 学校にいる子供のことだけ 考えたいと思いますが バスが着いた時に されることへの 不安でいっぱいになります

 

今日 人権を巡る戦いには 新たな前線があります かつての私の武器は 大きな銃でしたが 今の武器はこれです これはずっと強力で ずっと効果的な武器なんです しかしこの力は賢く 使う必要があります 適切な映像を 適切な時に 適切な手に渡すことで 本当の変化を 引き起こせるのです

 

ありがとうございました

(拍手)

ありがとうございます

(拍手)

百聞は一見にしかずとオレン・ヤコボヴィッチは言います。暴力や政治腐敗や虐待の危険な現場を隠しカメラで撮影する人々を彼が手助けしているのはそのためです。彼が設立した組織Videreは、世界が目にすべき人権侵害の状況を暴露し、検証し、公開しています。 ( translated by Yasushi Aoki , reviewed by Daiji Kuwano )
動画撮影日:2014年10月14日(火)

 


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自民党改憲案の粗悪な人権感覚

 


「あぶない憲法のはなし
小森陽一 自民党憲法改正草案解読」
https://www.youtube.com/watch?v=Qlteyva6ya4


自民党改憲案の粗悪な人権感覚
https://www.youtube.com/watch?v=1cKaTZ6JKbc


創生「日本」東京研修会 第3回 平成24年5月10日 憲政記念会館
https://www.youtube.com/watch?v=BrxAi30Szpw


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連合東京は、鳥越野党”統一”候補の選挙支援を拒否

 


連合東京は、鳥越野党”統一”候補の選挙支援を拒否らしい。
主流秩序の従属物になっているから、予想通りの行動です。

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 民進党の支持組織である連合東京は13日、執行委員会を開き、東京都知事選について特定の候補を支援せず、自主投票とする方針を決めた。民進党はこれまでに野党統一候補としてジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)の擁立を決めている。

 岡田啓会長は記者会見で「民進党と連携するべきだ」との意見があったと明らかにしたが「候補者が固まったばかり。各候補の政策や主張を検証する時間がなかった」と説明。鳥越氏については「政策が分からず、支援は難しい」と述べた。

**********
 なお、以下のような言いわけをしているとのこと。恐ろしいほど愚か。

 

舛添東京都知事辞任に伴う連合東京事務局長談話. 2016.06.17

 

『政策制度要求が実現するための「政策協定」を結べる候補者を支援する』ことで舛添要一氏の支援を決定しました。
その後、舛添都知事が誕生し、連合東京の政策は過去に類を見ないほど都政の中でスピーディーに実行されましたし、公労使会議の開催や非正規雇用から正規雇用への転換、雇用分野については連携し、取り組んできたところであります。その意味で当時の判断としては舛添氏の支持・支援は、決して間違いではなかったと判断いたします。

 

「心をもつ者」として扱われること

 

 「心をもつ者」として扱われることによって、またそのことだけによって、心は発生し成長するのだ。
 (下條信輔


折々のことば:458 鷲田清一
2016年7月14日
     ◇
 乳児に、ペットに、「心」はあるか? この問いは間違っていると認知心理学者は言う。私が語りかけ、また私に語りかけてくる者として相手を扱うことの結果として、「心」は生まれてくる。だから「心」は脳における神経生理的な過程として分析されるより先に、交わりという場面で問われねばならないと。「まなざしの誕生」から。

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「漆黒のブラック企業 ”アリさんマークの引越社”の真実!」

前にお伝えしましたが近づいてきたので、再度載せておきます。

7月31日(日)に開催するイベント
「漆黒のブラック企業 ”アリさんマークの引越社”の真実!」のご案内です。


ドキュメンタリー映画「アリ地獄天国(仮)」パイロット版(37分)も関西初上映します。
主人公の西村さんも関西へやってきます。是非、お越しください。

~以下、転載可~
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漆黒のブラック企業 ”アリさんマークの引越社”の真実!in大阪
ドキュメンタリー映画「アリ地獄天国(仮)」関西初上映!
2016年7月31(日) OPEN 12:00 / START 13:00
大阪・ロフトプラスワンウェスト
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/west/44293
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漆黒のブラック企業「アリさんマークの引越社」は、どんな会社なのか。
就労条件の改善を求めてブラック企業とたたかう現役社員・西村有さん(仮名)が
登壇し、リアルな実態を伝える。

 

ゲストに、阿部潔さん、イダヒロユキさん、大椿裕子さんを迎え、
「アリさんマークの引越社」のブラック企業・ヘイト企業ぶり実態を徹底討論!

西村さんが主人公のドキュメンタリー映画「アリ地獄天国(仮)」の
パイロット版を関西初上映。


入場者には、「アリ地獄天国(仮)」特製グッズをプレゼント!

●日時:2016年7月31(日) OPEN 12:00 / START 13:00

●場所:大阪・ロフトプラスワンウェスト
大阪市中央区宗右衛門町2−3 美松ビル3F
http://www.loft-prj.co.jp/west/access

 

●料金:前売¥1,000 / 当日¥1,200(共に飲食代別) ※要1オーダー500円以上
※ご入場はイープラス→店頭電話予約→当日の順となります。
前売チケットはこちら
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002187839P0030001

 

●出演 敬称略・順不同
西村有(仮名) アリさんマークの引越社・現役正社員
阿部潔 関西学院大学社会学部教授
イダヒロユキ ユニオンぼちぼち/DV加害者プログラムNOVO
大椿裕子 大阪教育合同労働組合執行委員長
清水直子 プレカリアートユニオン委員長
渡辺輝人 弁護士
土屋トカチ 映画監督

 

【上映作品】映画「アリ地獄天国(仮)」パイロット版 (監督:土屋トカチ/2016年/37分)

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●あらすじ
有名俳優を起用したTVCMで知られる「アリさんマークの引越社」。さわやかなイメージとは裏腹に、
社員たちは自らの置かれた状況を「アリ地獄」と呼んでいる。
2015年秋には、抗議行動中の労働組合を恫喝する映像 https://youtu.be/uex0k9g7W_w が、
動画投稿サイト公開されると、約2ヵ月で200万回以上も再生され話題となった。

2015年開催された「ブラック企業大賞2015」ではウェブ投票賞・アリ得ないで賞をW受賞。
2016年2月9日テレビ東京で放送された「ガイアの夜明け」でも取り上げられ
ネット上では「神回」と言われ話題となった。
http://matome.naver.jp/odai/2145502603983827501


引越社でいったい何が起こっているのか?

同社で働く西村さん(仮名・34才)は、営業職でトップの成績を誇る正社員。
ある日、長時間労働による疲労が原因で事故を起こし、48万円の弁済金を会社から求められた。


不満を感じた西村さんは、個人加盟型の労働組合プレカリアートユニオン」に相談し、弁済する義務は一切ないことを知る。
同労組へ加入し弁済金の返還等を求めた。すると会社は、西村さんをシュレッダー係へ配置転換。
のちに懲戒解雇を行い、事由を記した「罪状ペーパー」なる掲示物を全国の支店へ貼り出した。
ニッポンの「ブラック企業」とたたかう若者。彼を支え、たたかう労働組合の姿を追う。

●詳細
アリ地獄天国(仮)フェイスブック
https://www.facebook.com/AriJigokuTengokuKari/

 

●イベント及び映画「アリ地獄天国(仮)」へのお問合せ
tsuchiya.tokachi☆gmail.com (☆を@へ変更願います)
045-228-7996 (ローポジション気付)


土屋トカチ 拝

沖縄住民に、暴力で弾圧する安部政権  高江ヘリパッド着工強行

 

こんな横暴をする社会が民主主義と言えるのか

自民党自公政権を支持する人は、この横暴を支持しているのです。恥ずかしいです。

 

沖縄のテレビ局3社は、丁寧に報道しています。沖縄mediaなみに、せめて本土のメディアがこのニュースを流せばいいのにそれをしない。


つまりは主要メディアも主流秩序に加担しています。

 

機動隊員、恥ずかしい仕事です。私ならこんな命令されたら辞めます。暮らしがあるというのはいいわけです。戦時に戦争に加担するかどうかということです。

以下の報道、わずか数分ですので、ぜひ見てください。

 

琉球朝日放送  9分11秒
『高江で強制排除始まる』
http://www.qab.co.jp/news/2016072281990.html


RBC琉球放送
「工事再開の高江 きょう1日の動き」5分20秒
http://goo.gl/FKBCa4


沖縄防衛局はきょう、基地内のヘリパッド建設予定地に向かう4つのゲートで早朝から作業を開始しました。
 なかでもここ、N1ゲートと呼ばれるこの場所で激しい衝突が起きました。
 警察当局はこの両サイドを封鎖して、テントや車両の強制撤去に着手したのです。
 きょう1日の動きをまとめました。

 

沖縄テレビ放送ニュース」
「反対する住民を排除 ヘリパッド建設工事を強行」5分3秒
http://otv.co.jp/newstxt/index.cgi?code=20160722181517

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琉球朝日放送による9分11秒のニュース特集

 

激しい衝突は、アメリカ軍の新たな施設を造るためでした。東村高江で計画されているアメリカ軍のヘリパッド建設に向け、7月22日、国は、工事を再開。機動隊によって、工事に反対する地元の住民など200人余りが強制排除されました。
工事は、アメリカ軍北部訓練場の半分が返還される条件として計画されていますが、ヘリパッドが高江の集落を取り囲むように建設されるうえ、県が反対しているオスプレイの運用が計画されていることから地元の住民らが訓練による騒音や危険性を訴え、9年間、反対の座り込みを続けていました。
こうした中、22日、工事再開が強行されました。
 

 
高江工事強行に知事、国、県民は
工事強行を受け、翁長知事と県民の声です。翁長知事は「政府が警察力を用いて住民を強制的に排除する事態が生じていることは県民に大きな衝撃と不安を与えるものであり、誠に残念であります。到底容認できるものでなく、強く抗議します」と話しました。


工事強行に街の声は「どうにか子供と自然を守る方向で新しい基地とかヘリパットをつくるのではなくてどうにか小さくしていく方向で進めてほしいという願いです」と話し、また、別の人は「全体的に話が折り合わないうちに先に進めるってことはどうかと思います。造ってしまえばこっちのもんだみたいなもんでしょ」と話し、さらに別の人は「大人じゃないですよねそういうやり方って。そういうやり方をやっている今の日本の政治は残念だなと思います」と答えていました。


一方、菅官房長官は、ヘリパッド完成後におよそ4000haの土地が返還されることを挙げ基地負担軽減を強調しました。


会見で菅官房長官会は「米軍基地の面積約2割減少するわけでありますので、基地負担の軽減にも大きく資するものであると思っております」と話し、会見で、記者が長年工事が進まず、撤退してきた要因は何かとの質問には「なかなか返還を望まない人もいたんでしょうし、いろいろな思いのなかで、遅れてきたんだろうと思います」と話しました。
 
記者は見た。高江で何が起こっていたのか。


ここからはきょう高江で取材した島袋記者に聞きます。現場はどんな所でしたか?
現場は県道70号、米軍北部訓練場に囲まれた深い森です。これまでも辺野古普天間基地のゲート前で警察と抗議する人々の衝突を見てきましたが、今回はこれまでとは全くレベルが違う政府の強権的な姿勢を見た印象です。


ざっと見た感じ、市民は200人くらいいたんですが、機動隊はその倍以上いたように見えました。1人に5人、10人でかかっていく様子、県外からの応援組が 多かったこともあってか全く感情を入れず、マスコミの目も気にせず機械的に人々を排除している印象でした。


また約8キロにわたって県道を規制し、トイレや飲み物の補給も、自由にさせないというやり方をとりました。そして、これまで何年も続いてきた抗議行動を圧倒的な数と力で押さえ込むと数時間後には、その拠点となっていたテントを撤去し新しいゲートを造ろうとしました。
その姿からは県民に理解を求めたいという姿勢は全く感じられませんでしたし、辺野古、高江と反対する沖縄県民に対して反対しても無駄だという圧力をかけているようにさえ見えました。


 
スタジオ解説 高江工事なぜ今強行?


ここからは、久田記者に入ってもらいます。さっそくですが、高江の工事が、なぜ今強行されたのでしょう?
記者「はい、アメリカ軍の元海兵隊員によるとされる女性殺害事件後、海兵隊の撤退を求める県議会決議が可決されるなど、アメリカ軍、とりわけ海兵隊に対する拒否感が県内で高まっています。」

「それを受けてか、海兵隊のニコルソン司令官は先月、海外の通信社のインタビューのなかで、「訓練場の一部を来年の初めに日本へ返還する用意がある」と発言したことが伝えられていました。」


「ヘリパッドの移設は、北部訓練場返還の条件とされていますので、この発言は、止まっていた移設工事の再開を示唆していたわけなんですね。」


工事強行は練られた計画だったと。工事強行を批判する翁長知事ですが、今後、移設工事を止める動きも出てくるのでしょうか?


記者「それはなかなか難しそうです。知事は、市民の強制排除や説明もなく工事を再開する国の姿勢を強く批判してはいますが、工事中止を求めることはありませんでした。負担軽減には賛成する立場ですが、オスプレイ配備には反対という立場があるからです。」


ただ、きょう会見で知事は、国に対しオスプレイ配備で注文をつけました。
知事「SACO合意のなかでオスプレイの存在がまったく見えてなかったなかで」「その辺の説明も含めて、私どもにも説明をしていただきたいというのは、今回の問題にあたる県の重要な視点だと思っています」


記者「北部訓練場の返還を約束した20年前の日米合意では、オスプレイ配備については知らされていなかったよ、という立場で説明を求める、というわけですが、実際には先行提供された2つのヘリパッドをすでにオスプレイが利用していますので、ヘリパッド建設自体に反対の立場をとることのほうが、むしろ自然に思えるわけです。」


「それでも反対だと言い切れないところに普天間基地那覇軍港などの返還まで、反故にされかねない、基地だらけの島の知事がいかに苦しい立場にたたされているか、ということを感じさせます。」
久田記者でした。

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