2017年4月、東大阪市で、大工・本間征司容疑者(36)が妻の淑子さん(35)に暴行を加えて殺害しようとしたとして逮捕された。その後傷害致死の罪で裁判が行われていた。
夫は妻の不倫を知って激高し、自宅で妻の淑子さんの頭を約20分間にわたり蹴るなどしたうえ、えりをつかんで床に投げ飛ばしたりした。 淑子さんは頭を強く打つなどして病院に搬送され、硬膜下血腫で翌日朝に死亡した。
2017年11月の判決では、妻が不倫していたと知って怒る夫の心情に理解を示して、懲役3年、執行猶予5年の執行猶予付きの有罪判決となった。
抵抗しない相手に暴力を続けて殺人に至ったのに、軽い処罰となったことは身体暴力・DVに対する甘い考えが反映していると思われる。 不倫には身体暴力を伴って怒って当然だ、夫婦なら殺しても刑務所に入らなくてもいいというのはおかしい。
苦しい気持ちになったとしても、それを暴力という形にして相手を死に至らしめてはいけない。