ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

産経新聞批判の本  週刊金曜日編『検証産経新聞報道』

いい本を紹介する前田朗さんのブログ記事を紹介しておきます。

歪曲と誤報産経新聞を斬る 週刊金曜日編『検証産経新聞報道』(金曜日)

http://maeda-akira.blogspot.jp/2017/07/blog-post_29.html 週刊金曜日編『検証産経新聞報道』(金曜日) http://www.kinyobi.co.jp/publish/002337.php * 読売新聞と並ぶ安倍政権応援メディアの正体は何か。ジャーナリズムや報道という言葉と産経新聞との間にはどのような溝があるのか。 「歴史戦」と称して、「慰安婦」も南京大虐殺も沖縄の集団自決も、みんな事実ではないと歴史修正主義の牙城となってきた産経新聞だが、その報道内容は歪曲と誤報の山というしかない。

多くのジャーナリストや知識人は「どうせ産経だから」と無視してきたが、インターネット上の歴史認識や政治意識の変容に産経が多大の影響を与えてきた。産経の誤報がそのまままかり通る喜劇的な状況が続いている。

本書では、同紙をウォッチしてきた学者やジャーナリストが事実をもって反論する。 *

能川元一「『産経新聞』の"戦歴"、「歴史戦」の過去・現在・未来」は「歴史戦」の実態を徹底解明し、間違いだらけの真相を浮き彫りにする。100頁に達する力作だ。 「誤報の産経」による重大人権侵害被害者の植村隆「「慰安婦」報道で完膚なきまでに打ちのめされた阿比留瑠比編集委員」は、自紙の報道内容すら確認せずに、他紙の記事にかみつくお粗末な産経編集委員の信じがたい幼稚ぶりを報告する。 ジャーナリズムなどと言う前に、そもそもまともな知性を持っているのかどうか疑われる人物が編集委員をやっているのだから、悲惨な末路も当然のことだ。

成澤宗男「日本会議との「浅からぬ関係」」は、標題通り、日本の異様な右傾化の拠点とされる日本会議産経新聞の親密な関係を追いかけ、報道がゆがむ原因を提示する。

斉藤正美「フェミニズム男女共同参画へのバッククラッシュ」は、歴史認識だけでなく、フェミニズむやジェンダーに関連する産経の攻撃の無軌道ぶりをただす。

高嶋伸欣「安部政権の沖縄政策を混乱させている『産経』」も歴史認識、教科書問題を手始めに、「産経新聞愛読者」らしく、産経の迷走ぶりを徹底解剖する。

成澤宗男「どうなってんの?  続出する産経流「捏造記事」一覧」は、産経の捏造と誤報の具体例を21例掲げている。産経によると、2011年7月に中国の江沢民・前国家主席は死亡した。外国の要人を勝手に殺してしまう産経新聞産経新聞によると、2013年10月、村上春樹ノーベル賞を受賞した。こんなデマ記事ばかり書いてきたのが産経新聞で、大いに笑える。

最後に、「『産経新聞』OB座談会」である。松沢弘以外は匿名だが、内容を見ると、実話が次々と紹介されている。ここでも笑いが止まらない。

ジャーナリズム精神なき「お笑い産経新聞」だが、それが安倍政権や日本社会に大きな影響を与えているのだから、笑ってはいられない。本書は産経新聞の闇を見事に提示してくれた。まともなジャーナリズムを再建するための第一歩である。

青山が「グッディ」に出演して、本性をさらした。

青山 繁晴(あおやま しげはる)は、暴論をアジる右翼保守主義者差別主義者で、安倍信者で、ネトウヨには人気だが、こまった人。 . …..-—– その青山が「グッディ」に出演して、本性をさらした。 一人で勝手に話すときはネトウヨうけのことをとうとうとのべられるのて、右翼には人気があるが、私からみれば飛躍ばかりのデマゴーグとしかみえない人物だった。 だから過去にも、よく批判していた。こんな「異常な人物」を関西テレビ「アンカー」などのテレビでだらだら極右演説させていたから非常におかしな状況だった。関西の夕方の番組。

彼が国会議員になって関西でのテレビにでなくなったのはよかったとおもってたら、先日、加計学園問題で「グッディ」に出て大声で怒ったり威圧的に話して、皆にひかれていた。

しかし関西での一人語りでないので、「グッディ」ではすぐに「この人、異常な人物」とすぐにみなにおもわれてしまった。

加計学園問題のように、この間、多くの人がそれなりに知識を持っている問題なので、無理に自分を正当化しようとして反対意見を封殺するという態度にでたときに、まわりがそのおかしさに気づいて、ごまかされない状況になっていた。で強引に反論していたが周りからおかしさを突っ込まれていた。 すると、青山は冷静さをなくし、大きな声で本性そのままに暴論をいっていた。 そのえらそうさ、暴力性、抑圧性、は、視聴者に伝わったとおもう。 こういう人物が安倍を擁護しているとわかる。 安倍や青山の言葉に騙されるひとが減ってきたことはいいことた。

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アベノミクス 失敗しているじゃないか

安倍政権は金をばらまいたものの、掲げていた目標の多くが達成されていない。 デフレをなくして物価が2%以上上がり続ける好景気になる、だから税収が伸びて財政も基礎的収支黒字になる、GDP600兆になり、個人消費が伸びて格差もなくなり非正規という概念もなくなり同一労働同一賃金になり、社会が活気づくという話はどうなったのか。 借金が膨れる一方。消費税も含め税制改革も進んでいない。社会保障との一体改革も進んでいない。全体としては物価は上がっていないが、性亜k津の身近なところでは身近な商品の値上げは多く、だめな物価上昇はある。商品が安いことが悪いとも言えず、物価が上がるのがいいとも言えないのに。実質賃金、全然よくなっていない。

以下の記事では詳しく書かれている。 アベノミクスが6度目の挫折。政府文書からも「デフレ」が消滅 ビジネス 2017.07.25 263 by 高野孟高野孟のTHE JOURNAL』

以下省略   ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

平気でうそを言い続ける山本幸三・地方創生相、ウソがばれる。これは重大

今年1月まで加計学園今治獣医学部作ろうとしているのは知らなかったと平気でうそを言う安倍。 報告を受けていたのに聞いていないと平気でうそを言う稲田防衛大臣。 その他平気でうそを言い続ける財務省官僚や萩生田や、その他いろいろ

そのなかでもとくに厚顔無恥で平気でうそにうそを重ね続けているのが山本幸三・地方創生相だ。あまりに言い続けているのでもう慣れっこになっているのだろう。殺人を長年隠している犯人のようにうその世界に生きている。 f:id:hiroponkun:20170729214606p:plain

加計学園だけを優遇してきたのに、そうではなかったといい続けているが、今回、明確にウソがばれた。だからこの情報は重要。 忘れないように確認しておこう。 忘れないことが大事だから。

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2017年07月27日の報道のポイント

● 国家戦略特区での獣医学部新設について、山本幸三・地方創生相は、加計学園だけでなく、京都府京都産業大とも連絡をとっていたと7月24日国会でのべた。 ●だが、内閣府は7月26日、「大臣が答えた中身について確認できていない」とする見解を明らかにした。つまりは山本発言はうそだと認めた。

● 京都産業大は7月14日に獣医学部計画断念を発表した記者会見で、「昨年10月17日以降、内閣府からの連絡はない。(特区の)提案主体の京都府からも全く聞いていない」などと説明した。

●一方、内閣府は以前から何度も、今治市加計学園には(獣医学部新設について)話をしていたし、文科省も、加計学園に4条件をクリアにするためにはこうしろと試験の答えを教えるようなことを指示していた。つまり詳しく指導していたが、京都産業大学には何も同じことはしていなかった。 ●この差別待遇がおかしい、加計学園ありきだといわれたことにたいして、山本地方創生相は「随時連絡をとっている」「京都府の知事や副知事とも話をしている」などと答弁した。

 ●内閣府は、山本大臣の答えは、内閣府が自銭準備したものではなく山本大臣が即興で言ったものと説明した。ただし、山本大臣が個人的に連絡を問ていたかもしれないという、ありえない可能性を言って、山本の言ったことが絶対にうそだとは言わなかった。

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大阪高校無償化裁判、朝鮮学校側が勝訴

朝鮮学校を高校無償化の対象から除外するというひどいことを国はやってきた。 ようやく裁判でそれが不当だと認められた。とうぜんの判決であるが、結局は裁判官の判断なので、ひどい裁判官なら逆の判決になる。 右翼政治家、自民党に屈した文科省官僚も許せない。 大阪の橋下・維新も同罪だ。

まあそれにしても、珍しくいいほうのニュースだ。

しかし、裁判とは別に、日本国民、有権者の多くが、こんな差別行政をする自民党政府・安倍政権を許してきた、選挙で大勝ちさせてきたということこそ問題で、日本の社会は主流秩序に縛られたクソ社会だと思う。

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大阪朝鮮学園が原告となり日本国に対して高校無償化制度の施行規則に基づいた指定の義務付けを求めた裁判の判決が2017年7月28日、大阪地裁で言い渡され、国が朝鮮学校を対象から除外した処分を取り消す判決を下した。

大阪無償化裁判〉“団結が正義の勝利を呼びこんだ”/朝大生たちの喜びの声 毎週文科省前で金曜行動を行ってきた朝鮮大学校の学生たちは、大阪無償化裁判全面勝訴の知らせに歓喜に沸いている。朝大生たちの喜びの声を紹介する。【朝青朝大委員会】 政治経済学部4年 どれだけ足を運んだだろう。どれだけ叫び続けただろう。 人間として、朝鮮人として堂々と生きることを否定された朝鮮学校の生徒たちのため、6年前、朝鮮大学校の学生たちは立ち上がった。毎週金曜日、文科省庁舎の前で正義を叫び、たたかいの歌を歌った。今日も歌っている。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 毎日新聞 朝鮮学校>無償化は義務、国の処分取り消し 大阪地裁判決 7/28(金) 11:44配信

 朝鮮学校を高校無償化の対象から外したのは違法として、大阪朝鮮高級学校東大阪市)を運営する「大阪朝鮮学園」が国に処分取り消しと無償化の指定義務付けを求めた訴訟で、大阪地裁は28日、朝鮮学校側の全面勝訴を言い渡した。同種訴訟は全国5地裁・支部に起こされているが、学校側の訴えが認められたのは初めて。西田隆裕裁判長(三輪方大裁判長代読)は「教育の機会均等と無関係な外交・政治的理由で朝鮮学校を排除しており、違法・無効だ」と指摘した。

 無償化は2010年4月、当時の民主党政権が導入。公立・私立高校や高等専門学校などに就学支援金が支給され、生徒の授業料に充てられる。外国人学校などの「各種学校」も文部科学相が指定すれば対象になるが朝鮮学校は審査中に北朝鮮の韓国砲撃があるなどし結論が先送りされていた。

 政権交代後の13年2月、下村博文文科相(当時)は朝鮮学校について北朝鮮朝鮮総連との関係を問題視。朝鮮学校が無償化の対象になる文科省令の規定を削除し、大阪朝鮮を含む10高級学校を不指定とした。

 裁判では、この規定の削除や学園を不指定とした処分が妥当かが争われた。

 判決は、規定の削除について、「無償化法の適用が拉致問題の解決の妨げになり、国民の理解が得られないという外交・政治的な理由であり、教育の機会均等の確保という法の趣旨から逸脱している」と指摘。「下村文科相裁量権を逸脱・乱用しており、違法」と判断した。

 国側は、新聞報道などを基に、朝鮮学校に対する北朝鮮朝鮮総連の影響力を否定できず、就学支援金が授業料に充てられない恐れがあると主張していた。しかし、判決は「大阪朝鮮大阪府から行政処分を受けたことはなく、指定基準に適合している」と退けた。

 初の判決となった今月19日の広島地裁判決は、「支援金が授業料に充てられない恐れがあるという文科相の判断に裁量権の逸脱や乱用はない」として学園側の主張を全面的に退けた。同種訴訟は東京地裁名古屋地裁福岡地裁小倉支部でも起こされている。【原田啓之、遠藤浩二

 ◇朝鮮学校側の丹羽雅雄弁護団長の話

 裁判所は良心と法の支配の下、適正な評価をし、行政の乱用を適正にただしてくれた。

 ◇文部科学省高校修学支援室のコメント

 今後、判決の内容を精査した上で、関係省庁と協議し、対応を検討したい。

須藤擁護が強くなってきたがおかしいと思う:AKB・総選挙・りりぽん問題―――「AKB総選挙」での結婚宣言と主流秩序 ――その6

これについては主流秩序とのからみですでに何度か言及してきた。 その続き。

NMB48の須藤凜々花(りりぽん)さんが、ジェンダー秩序、主流秩序にすごく乗っている面があるとしてきた。私個人は、労働において雇用主から恋愛などの個人生活を制限・干渉されることには反対だが、総選挙という枠でファンをだまして金儲けの手先になっていながらさらに主流秩序の上昇ということで結婚というものに無批判であることに対して、批判的に言及してきた。

*** だがまともな人権派伊藤弁護士がこれについては私とは異なることを言っているので後で一言触れたい

さて、りりぽん、一部ファンなどが怒っているにもかかわらず、予想どおり、うまくたちまわり、主流秩序を上昇している。  8月30日には卒業公演を行ってもらい、無事に祝福されてグループでの活動を終了すると発表された。そしてメンバーが続々と卒業を残念がるツイッターを更新した。つまり会社(AKB)あげて、そのようにするように持っていかれている。 総選挙の順位発表の時にスピーチで上位のメンバーの何人かが批判したし、「FUCK」の文字で須藤を批判した大島優子などもいたのに、そうした最初に出た一部メンバーからの批判はその後は封殺されている。 まるでジャニーズの言論封じと同じだ。

指原も峰岸も丸坊主や地方飛ばしで処分されたのに、それもまったくない。おかしいじゃないか。

ネットでは「なんで?なんで卒業公演やるの?」「なにが卒業公演だよ」という厳しい声もあるが、それはAKB運営側からは無視されている。

そしてむしろ、ほかのメンバーと違って、りりぽんは卒業後も活躍の場が保証されているという。

CSで放送中の須藤の冠番組「りりぽんのトップ目とったんで!」の公式ツイッターは「りりぽん卒業しても10月以降も番組続けますからね!」とツイート。

また須藤は昨年3月、哲学書「人生を危険にさらせ!」を幻冬舎から発売させてもらったが、その版元であるの見城徹社長は以前から須藤を“推しメン”として猛プッシュしているという。結婚宣言翌日の日刊スポーツ紙上で、「彼女はこのままでは終わらないよ。ここからどうなるのか。まだまだいろんな幕があるでしょう」と取材に答え、今後も支援していく感じを示した。

こんな、幻冬舎・見城に支援されるところも気に食わない。幻冬舎の本は売れると見たら内容が右翼でも何でもいいというような世界観だ。

****** 須藤の今回の行動を恋愛至上主義ということで評価する人もいるようだが、女性で恋愛を一番大事にして生きる(そのためには仕事も責任も二の次)というのはまさに女性ジェンダーの主流秩序の生き方のひとつに過ぎない。

また父親の女性問題が原因で10年以上前に両親が離婚して、温かい家庭にあこがれて若くして結婚に走るというのもよくある話で、何ら主流秩序をよく見極めたうえでの行動ではない。

また、恋愛ジャーナリストのおおしまりえ氏という人が、 「恋愛禁止というルールがあるとはいえ、それはあくまでも暗黙であり、当事者であった元メンバーや現メンバー以外は、批判する資格はありません。それなのに、外野は彼女が『今までのAKBメンバーが守っていたものを壊した』とか『ファンを大事にしていない』と猛烈批判する。その頭ごなしに批判する空気に日本の『個人の幸せより役割を全うすること』を大事にする張り詰めた空気を感じました」 と述べていたが、

外野が批判したらどうしていけないかが不明。暗黙で明示的でないというのが主張なら、そこがポイントではなく、ファンを搾取する仕組みがAKBであり総選挙だという点が抜けている。 「日本の『個人の幸せより役割を全うすること』を大事にする張り詰めた空気」を見て批判する点は、たしかに一理あるが、それならりりぽんは先にAKBをやめるとか、総選挙に出ないとかをすべきだったという話になる。つまり今、私がしているような批判の意味を理解していない点がおおしまさんの見えていない点だ。 f:id:hiroponkun:20170728044554j:plain

作家でアイドル評論家の中森明夫氏が以下のようにりりぽんを評価するのも、私と意見が異なる。

「間違いなく今年の主役は須藤。僕は評価します」「そもそもAKBとは何かを考えてほしい。既成の概念にとらわれない壮大なアイドルの実験場だったはずなんです。それがCDを買わせて人気投票を行う総選挙も批判の的だったのが9回目を迎えて当たり前の行事になってしまった。そして指原1強にうんざりしていた閉塞感。それを須藤がぶち壊したことで爽快な風が吹いたのです。ドーム球場でやる野球はそれはそれで快適ですが、天候と同じく予定調和ではなく、思い通りにいかないからこそ人生は面白い。賛否両論、激論を喚起した須藤の行為こそが、これぞAKBという痛快な出来事なのです」

この意見は、アイドルとAKBと人生論を混同している。予定調和でないのが面白いというなら、そもそもAKBという最も儲けの仕組みにからめとられたシステムに批判的になるべきだ。AKBを過大評価するのが中森の限界であり間違い。りりぽんは決してAKBの在り方を壊したのでもなければ批判したのでもない。そこが分かっていない。アイドル好きの限界だろう。「爽快な風」なんて吹いていないよ。

実際、主流秩序はゆるがない。そしてなによりジェンダー秩序=結婚秩序を強化した。「爽快な風」なんて吹いていない。

「大きくなった組織の土手っ腹に風穴をあけた」と書いている記事があったが、まったくわかっていない。今回のことで全くAKBシステムは揺るがない、たださらに儲けるために変改していくだけだ。 キャンディーズの卒業公演にむけての盛り上がりのように、そろそろ、AKBも次の仕掛けが考えられているだろう。「AKBの終わり」に向けて大きな仕掛けでまたしばらくブームが作られるだろう。またファンは金をむしり取られるだろう。りりぽんはその一つに過ぎない。商売の道具の一部に過ぎない。

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さて、最後に、最初に言った、「伊藤和子さんの、この件でのコメント」への私の意見を書いておこう。 伊藤さんの多くの記事でいっていることに私はほとんど賛成だ。若いひとにやさしく人権の基本的観点を伝えており、いい活動をされているとおもう。以下のような最近の文章もいいとおもう。 ●「バニラエア問題、声をあげた人へのバッシングはもうやめて。生きづらさを助長していませんか?」 ●刑法で性犯罪の規定が全面改定。性や交際のあり方に影響はあるのか? https://news.yahoo.co.jp/byline/itokazuko/20170723-00073628/ ●「バニラエアだけじゃない。AKB、AV強要、セクハラ。物言う人をバッシングする風潮で私たちが失うもの」

そのうえでの話だが、伊藤さんは 「バニラエアだけじゃない。AKB、AV強要、セクハラ。物言う人をバッシングする風潮で私たちが失うもの」という記事の中で以下のように述べている。 この点だけ、私と意見が異なる。

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https://news.yahoo.co.jp/byline/itokazuko/20170702-00072796/

■ AKB48の恋愛禁止ルール さらに、これが職場のルールとなるとさらに厳しいまなざしが注がれます。 6月17日に沖縄県で開催された「第9回AKB48選抜総選挙」。20位にランクインした須藤凜々花さん(20)が、壇上スピーチで、突然“結婚宣言”をしてしまったことで関係者をはじめ、芸能界は騒然となりました。AKB48の恋愛禁止ルールに反するからです。 なかでも、元メンバーは厳しく非難する動画をアップ、罵倒するメッセージを見せつけるなど、掟破りに対し、制裁と言える行動に出ました。芸能界のなかでも、彼女の行動を非難する言動が続々と登場。 2016年には、裁判所でも、恋愛は幸福追求権として、恋愛禁止ルール違反による違約金請求は認められないという判断が出されていますが、そんな世間の常識や人権感覚等全く通用しないかのようです。

特に、ルールを自ら守って耐えてきたメンバーにはこうした後出しじゃんけんのような態度は許しがたかったのでしょう。 元メンバーはじめ、芸能人の多くが「迷惑をかけた」ことを理由に彼女を批判しました。 唯一、真逆なことを言われたのは、大御所のビートたけしさんくらいでしょうか。 AKBって、20歳過ぎてまで付き合っちゃいけないなんて人権問題じゃないの? 今は17歳以下は淫行だけど、18歳からは付き合っていいんだから。それなのに「彼氏作っちゃダメ」だって、よく国がほっとくよな。それで今度は「結婚する」って言ったら怒られたりしてるけど、ばかばかしい話だよ。 出典:http://news.livedoor.com/article/detail/13257749/ この問題で私は、2013年の峯岸みなみさんの騒動の際に、 AKB48 恋愛禁止の掟って、それこそ人権侵害ではないか。 と投稿していますが、賛否両論あり、 人権とルールは違う、人権は人権、仕事は仕事、ルールには従うべき という若い人の意見があったのをよく覚えています。 しかし、仕事ならどんな人権侵害でも仕方がないのか、いったん締結した契約には従うほかないのか、ということを突き詰めた結果が、ブラック企業、ブラックバイト、そしてAV出演強要被害なのです。 (伊藤さん記事紹介終)

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この部分、つまり、りりぽんの総選挙での結婚宣言についての伊藤さんの意見については、言わんとする面は理解できるが、他の面があるので、今回の結婚宣言についての総合的評価は逆になり、私と見解が違うという話。

主流秩序に関心がある私との差異ともいえるが、結婚するというときのりりぽんのあの「隠れた勝ち誇った感じ」に主流秩序を見るかどうかの感性の差があるとおもう。

以下、伊藤さんの意見のどこに私が異論があるかを書いていこう。

●「裁判所でも、恋愛は幸福追求権として、恋愛禁止ルール違反による違約金請求は認められないという判断が出されている」「AKBって、20歳過ぎてまで付き合っちゃいけないなんて人権問題じゃないの? 」という点については、私も全く賛成で、会社は私的な行為に介入すべきでないと思っている。 ●「いったん締結した契約には従うほかない」というのも間違いで、強制されたとか、じゅうぶん内容を認識できなかったとか、不利益すぎるいった契約は破棄する権利も大事と思う。 ●しかしそのことと、今回の須藤さんの問題をつなげるのは間違い。

●「AKB48の恋愛禁止ルールに反するから須藤さんが、元メンバーや芸能界などからwすごく批判され、擁護したのはビートたけしぐらい」というのは全く間違いで、今や批判は封殺され、上記したように社会の主流はりりぽんを賛美し、擁護し、「AKBの処分」もなく、無事めでたく卒業公演が準備されている状況。伊藤さんの見立の間違い。

大島優子の批判動画も、むしろ『オフィシャルな立場から、この言葉はダメ』ということでたたかれて、大島が活動自粛の方向に追いやられている。しかもあの批判は、内容的にはそれほど攻撃的とは思えず、「厳しく非難する動画をアップ、罵倒するメッセージを見せつけるなど、掟破りに対し、制裁と言える行動」とはいえない。 今まで頑張てきた仲間を思いやるからこその一つの見解の表明に過ぎない。今どきの若者はマンガで「FUCK」「Fuck you」という言葉をよくみているのであまり考えなく軽く使っている。英語圏では表では絶対にだめだが、日本社会の若者では怒りの感情を伝える軽い言葉となっている。 (もちろん、語源からも私は別にこの言葉を擁護するものではない。)

●「「結婚する」って言ったら怒られたりしてるけど、ばかばかしい話だよ。」と伊藤さんは言うが、問題は、須増さんが総選挙というファンに金を使わせる仕組みに参加していたという責任の問題と、結婚するというときの優越感≒主流秩序の強化の問題。この2点が伊藤さんには見えていなかったと思う。 だから「恋愛禁止」がおかしいという話と同じとみてしまった。

主流秩序論と今回のりりぽんの問題のからみは、私の先の記事を参照のこと。同じ説明はここでは省略。

●2017-06-19 「AKB総選挙」での結婚宣言と主流秩序 そのと2,3,4,5 まで同じテーマで書いたもの 2017-06-26 「AKB総選挙」での結婚宣言と主流秩序 ――その5

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伊藤さんが「恋愛禁止問題」と「須藤さんの結婚宣言への批判」が同じとおもって須藤さんを支持するのは、須藤さんのAKBの総選挙・握手会・アイドル商売、ジェンダー秩序への加担性を見落としている、というのが私の意見。

まずは、AKB総選挙を批判すべき。その総選挙にりりぽんが乗っていたことを批判すべき。それによってファンがムダ金を使わされた(搾取された)という問題。残念ながらまだファンから裁判が起こされていないのもダメだなあと思う。

また、「好きになった人といち早く結婚しまーす」という宣言をする得意気な気持の、主流秩序への加担性を批判的に見えるべきと思う。

結婚しますというときの「隠れた勝ち誇った感じ」に主流秩序を見るということ、わかるかなあ

ふー このことでまじめに書いてしまった。笑える。

りりぽんもAKBのファンも芸能界の人も秋元も読まないのに。笑

下村博文のでっち上げに、平議員が反撃、告訴検討


下村については最近では以下のように触れていたが、ようやくねつ造をした下村に平議員が反撃を始めた。 これは典型的なでっち上げ攻撃で、忘れてはならないこと。

元秘書の平・新都議に対して、下村は、平は泥棒だなどという文書を配って、自分の献金問題の情報の出所に目を向けさせて「違法献金」自体を隠そうとする作戦をとっていた。

平さんは自分のサインではなく文書は偽造されたでっち上げだといっていたが、以下に示すようにようやく、法的に反撃すると明確に言い始めた。今までは元の上司なので遠慮していたようだ。

下村は、自分が違法なことをしているので、記者会見すれば、違法献金のことも、平議員とのもめごと(ねつ造)も、追及されるだろうから、説明会見自体を開かずに逃げつづけている。これを許していいものか。平気でうそを言うだけでなくでっち上げで犯人に仕立てるなど許されない。

過去、こういうことは多くなされてきたが、森友・加計学園問題で少し風向きが変わってきた。社会の闇が少し表に出始めている。一部でもこうしたことを明らかにできたら、目覚める人が増えるだろう。

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最近の私のブログ

●やっぱり下村は逃げている 特捜部は捜査しろ - ソウルヨガ hiroponkun.hatenablog.com/entry/2017/07/05/201310

下村博文文科相が「選挙の後、丁寧にお答えする」と言っていたが、そうしないと思うと昨夜、このブログで書いたが http://hiroponkun.hatenablog.com/entry/2017/07/05/005045 [ 下村は説明会見しないと …

●またまたずぶずぶ 下村博文文科相 …- ソウルヨガ hiroponkun.hatenablog.com/entry/2017/06/28/193207

加計学園を選んだのは公平かというはなしだが、これだけ利害関係者がいるところを選考しちゃダメでしょう。加計学園、金をばらまき、人脈つくって政権に食い込んでいた。 下村事務所が作成した<2013年博友会パーティー入金状況 …

●2017-07-05 下村は説明会見しないと思うよ

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以下の話は次の週刊現代の記事をベースに書いた。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170727-00052272-gendaibiz-pol 都議選勝利の平慶翔が怒りの告発「私は下村博文氏を刑事告訴します」 なぜ私が悪者にされねばならないのか 7/27(木) 14:31配信 (『週刊現代』2017年7月22日・29日合併号記事より)

***  加計学園からヤミ献金をもらっていたと報じられた下村博文文科相が、この情報を出したやつはこんな泥坊までした怪しい人物と記者会見で、元秘書(=先の都議選で当選した、平慶翔議員)を攻撃した。だからこの情報も選挙妨害の偽情報だといわんばかりだった。読売新聞で前川氏の個人攻撃した時と同じ手口。

その平議員が真相を語った。以下、そのポイント。

 ●平氏は2016年8月まで、3年半秘書として下村事務所に勤務していた。

平氏は、都議選では板橋選挙区から出馬。同じ下村事務所の元秘書の自民党候補2人と対決する構図。 ●下村代議士が、選挙終了直前に、平氏が内部文書を持ち出したと記者会見で批判。

●そこで、下村は、「上申書」なる書類(著名付き)をみせ、そこには、平氏が事務所の公金を使ったことや事務所のパソコンを隠し持ったりしていたことを謝罪するような内容があった。

●しかしそれは全くのねつ造文書で、署名も偽物。私の筆跡ではない。権威ある鑑定機関に鑑定してもらった。 ●平氏が内部資料を流出させたのでもない。この点も嘘情報。

平氏に対して、今年の春先あたりから、妙な動きがあった。身に覚えのない女性スキャンダルを流されたりする一方で、平が事務所の金をネコババして詫びている「上申書」が出回っている、という噂が耳に入ってきていた。

● 4月に、『週刊ポスト』の記者からその「上申書」のコピーを見せられ、「詐取した」金額部分は黒塗りされていたが、30万円と会ったと聞いた。

●自分はこれはねつ造だと言ったが、週刊誌に記事が掲載されてしまい、選挙妨害された。下村代議士の記者会見のあと、記者の方々から追い掛け回されるなどしてそれも選挙妨害となった。あの記者会見のせいで5000票くらいは減ったのではないか、と思っている。

● 『ポスト』の記事によれば、弁護士立ち会いのもとで私が書いたものだともありますが、弁護士名はもとより、作成日時や場所など、すべてが曖昧。

● 「ニセ上申書」には矛盾があり、私が上申書にサインしたとされるのが平成28(2016)年8月10日となっているが、平は、平成28年12月21日ころ、貴事務所のノートパソコンを隠したといってそのことを謝罪する内容となっている。矛盾。

●事務所でパソコン騒動があったのは去年ではなく、一昨年の'15(平成27)年。パソコンが見あたらないと議員会館の秘書・榮友里子さんが騒いだが、私の同期の秘書が車の中に置き忘れていただけの話だった。

●事務所の公金横領はもちろん自分(平)はしていないが、事務所の中で支援者のカネや経費、デパートの商品券が'15年の1月か2月くらいに不明になり、騒ぎになったことはあり、その犯人は、事務所を取り仕切っている金庫番であり、同時に援組織「博友会」の会計責任者だった人物。会計責任者であるその人物は東京地検特捜部の取り調べも受けており、事務所で使い込んだ金を弁償し、事務所を辞めた。

● 私は下村事務所で経理関係にはタッチしていなかったものの、そうした不明朗な会計処理を垣間見てきたのに、知っていて何も行動を起こさなかった責任はあるかもしれない。

●200万円献金問題については、 博友会と加計学園の関係については、直接、携わってきたわけではないので軽々にはものを言えないが、パーティ券購入が11人の分散献金という今回の説明は、まったく合点がいかない。

●私(平)は、文書偽造と名誉毀損で、刑事・民事両面から告訴を検討中

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加計学園問題  嘘が明白

 「加計学園」の獣医学部新設計画を巡る国会の閉会中審査。 ダメな番組などでは、野党攻撃して、何も解決されなかったとか、野党がだめだとか言っているが、ましなメディアは、かなり実態が明らかになったこと、あべしゅしょうがしどろもどろであること等が明らかになって疑惑が深まったこと、日報問題でも進展があったことなどを評価している。

それにしても、「ユアタイム」にでていた萱野稔人はひどくなった。昔はユニオン運動などにも少し近かったのに、今や保守主義者になっていつもポイントのずれたことを言っている。愚かな人だ。 インテリのだめさの典型。

安倍晋三首相が「1月20日にはじめてしった」こだわるのは、大臣規範に抵触するからで、無理無理の明白なウソ。 だからここを野党が追及すrのはまとも。

少し京産大には試験の問題と答えを教えるような同じようなサービスをしていないということも出てきた。 平成30年3月開学が大事ということもだいぶ広がってきた。 獣医学部の事業者が加計学園に決まることし1月より前に新たな獣医学部の条件が平成30年4月の開学であることを知っていたのは今治市だけで、同じく獣医学部新設を計画していた京都府京都産業大学にはこの条件が知らされていなかった。

官邸で今治市の職員と会っているのに記録にないと逃げるだけで、反証の資料はなく、今治の証拠はあるので、明白なウソとわかる。官邸に入った記録をなくしたということで、証拠隠滅で犯罪だ。 勝負はついている。

今でも論点を変えて、獣医学部を作るのは岩盤規制に穴をあけることだという話をしているが、加計学園ありきだという手続きの公平性の問題だという点を「理解しない」やりかたを推し進めている。

笑えるのは、加計学園ありきで今治愛媛県は動いていたと自ら言っている加戸守行前愛媛県知事。前川氏を攻撃して逆に墓穴を掘っている。しかしサンケイとか自民は加戸守行前愛媛県知事の言葉で説得できるとおもっている。認識のゆがみの典型。

またメディアではほとんど報道されていないが、松沢成文の質問は重要だった。加計高太郎が自民党支部にかかわっていることを追及した。法律違反の可能性が高いことを示した。なぜこれにほかのメディアは注目しないのか。 https://search.yahoo.co.jp/video/search?p=%E9%96%89%E4%BC%9A%E4%B8%AD%E5%AF%A9%E6%9F%BB+%E5%8F%82%E8%AD%B0%E9%99%A2&tid=31d093c6c4bf46b328794ad5c46cced0&ei=UTF-8&rkf=2&dd=1

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「ガイアの夜明け」でアリさんマークの引越社、温野菜との闘い・よかった

前に紹介した番組を見たが、よかった。 テレビ東京系「ガイアの夜明け

ブラック企業(アリさんマークの引越社)とブラックバイト(しゃぶしゃぶ温野菜)の両巨頭との闘いに2年間密着取材。会社の理不尽に対し、泣き寝入りするのでも辞めるのでもなく、労働組合で変えられることを知らせたい、と顔を出して闘う姿を見せてきたアリさんマークの引越社現役社員(アリさんマークの引越社シュレッダー配転訴訟勝利和解・2017年5月24日、東京地裁 http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20170526/1495792907)の2年間の闘いにご注目ください

私の過去の言及、よければ再確認を。 2015-10-06 「しゃぶしゃぶ温野菜」労働問題③

http://hiroponkun.hatenablog.com/entry/2015/10/06/112710

2015-09-22 「しゃぶしゃぶ温野菜」の労働問題

2015-10-03 「アリさんマークの引越社」ひどすぎる! http://hiroponkun.hatenablog.com/entry/2015/10/03/034117

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『主流秩序概念を知って見えてきたこと―――学生さんの本NO9』『NO10』

主流秩序論を学んで考えたことを書いた学生レポートの一部を集めたものを以下の2冊としてまとめました。1冊111円です。 アマゾンで買えます。今の日本がよくわかります。

●『主流秩序概念を知って見えてきたこと―――学生さんの本NO9』 (2017年7月発行 電子書籍、アマゾン) https://www.amazon.co.jp/dp/B074789LJH/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1500976637&sr=1-3&keywords=%E4%BC%8A%E7%94%B0%E5%BA%83%E8%A1%8C

●『主流秩序概念を知って見えてきたこと―――学生さんの本NO10』 (2017年7月発行 電子書籍、アマゾン) https://www.amazon.co.jp/dp/B0747L6LR2/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1500976637&sr=1-2&keywords=%E4%BC%8A%E7%94%B0%E5%BA%83%E8%A1%8C

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本書は、2016年度後期のジェンダー論の講義のレポートである。 第3弾と第4弾の中のいくつかのケースで、学校の先生が言った学歴主義・能力主義まみれのひどい言葉が紹介されている。 親の支配、誘導、否定の話も多い。親の不仲の話もある。成績で下のものを馬鹿にしたり差別的優越感をもったりしていると告白する学生も多い。

いじめられた経験、いじめた経験、スクールカーストへの言及もかなりあった。オタクとみられる心配からそれを隠す人もときどきいる。承認欲求に縛られているとの自覚。 ジェンダーがらみの話も多い。ダイエット、化粧、おしゃれな服装へのとらわれ。 ノージェンダー女子やゲイ男性の思いも告白されている。 恋愛してないと排除されるから、恋愛してないのにしているフリまでしている。モテるために自分の好みではなく相手から好かれる服装をする学生。

大学で根本的に悩む学生。主流秩序論に出会って今までのことを振り返る学生。 言語障害に悩んできた学生さんは、ひょっとすると自分の悩みは主流秩序にかかわるかもと気づく。ガタロさんのVTRをみて、揺さぶられる学生は多い。 立命の映像学部が、少しメインの主流秩序とはずれていることがよかったとの意見もあった。

「ケース45」の学生は、かなり深くいろいろ考えている。ジェンダーに敏感で、世間の「女」であるとみなしたうえでの不当な扱いに反発を持っている。しかし、自分の好きなようにしたいと思ってフェミニンな服も着はじめた。ところがだ。やはり世間は自由にさせてくれない。その中での悩みはセンシティブだ。

「ケース50」の学生さんが次のように書いているが、同様のことを多くの学生が口にしている。 「私は初めてこの授業を受け、「主流秩序」という言葉を知った時に、とても驚いた。なぜなら、主流秩序というものは私がずっと囚われ続けてきたものであったからである。しかし、主流秩序という言葉を知るまで自分の中で確かに囚われ続けてきたであろうそれに名前がなかったことから、囚われていることが当たり前だと考え、何の疑問も抱いてこなかった。この概念に「主流秩序」という名前があると知ったうえで今までの自分の人生を振り返ってみると、私の人生は全て主流秩序に順応しようとしてきたということに気づいてしまったのである。」 f:id:hiroponkun:20170726000811j:plain

「ケース35」の学生は言う。「ジェンダー論の授業は終わった後、いつもとても憂鬱な気分になる。反発したくなるし、否定したくなる。私は四年間大学の授業を受けてきたがここまで先生の意見に反発した授業は無かった。」

「ケース56」も次のようにいう。 「授業を受けた最初の頃は伊田先生が言っていることはすべて綺麗ごとであり、主流秩序から離れて生きることに何のメリットがあるのか全く理解することができなかった。人間は承認欲求を満たすために努力をし、その結果認められ、また頑張ろうとする活力が生まれてくる。このようなサイクルなしでは社会は回らないと思っていた。」

こうした学生さんたちが、主流秩序論を通じていろいろ考えていった。 加担責任、自由への道、競争のしんどさ、本当にしたいこと、親との関係の見直しなどなど。 身を振りながら川を上っていく魚のように。

いつだれが「平成30年4月開校」といったのか

●誰が「平成30年4月開校」といったのか。そこがカギ。そいつが加計学園をゆうぐうしたということ。かけのことをしらないと「平成30年4月開校」できるところがあるなどわからないから。今まで準備して教授も集めて、土地も持っていて、建設準備もしていてということができていないと、「平成30年4月開校」など無理だから。 細かく聞けば詰められるのに、なぜしないのか。

●共産・宮本議員の質問で大きな成果 山本担当創生相が「獣医学部の新設,加計学園以外が間に合わないと認識していた」とのべた。 これで決定。ここを畳み込んで、「加計学園ありきだった」と認めた、八百長レースだった、不当な手続きだった、だから白紙に戻さないといけないということで終了しないといけない。 「不自然」とか、「いった言わない」の話ではない。 なのにメディアも野党も、もっと明白に言えば話は進む。ちょっと頭が悪い。

●2016年には安倍首相は加計学園がしんせいしていたのはしらなかった、2017年1月にしったというがうそ。 今治市が申請していたことは知っているのに、加計学園が絡んでいることをしらないということはありえない。今治というとかけガセットなのだ。 「不自然」とか、「いった言わない」の話ではないのに野党もメディアも細かく詰めないからおかしい。

●既存の16大学に何も聞いていない、既存の大学では対応困難と言っているのに。

加計学園問題 閉会中審査②

加計学園獣医学部の新設予定地である今治市の職員が2015年4月、首相官邸を訪問した可能性を示す文書が明らかになっているが、柳瀬・経産審議官「(愛媛県今治市の方とお会いした記憶はない」

→会ったとなると内容を聞かれてまずいから、しらをきりとおすということ。しらじらしい。

● 首相「友人であったから指示をしたのかという議論だった。知っていようが、知っていまいが、便宜を図ることはない。この件については私は加計さんからは新しい時代のニーズに応えて、学部・学科にチャレンジするという趣旨の話は聞いたことはある。友人関係であるときに(加計氏は)様々な学部を新設してきたが、具体的に作りたいという話をしたことはない。正直に申し上げており、職責を果たしていきたい」 → 事実上聞いていることが分かる。ごまかし切れていない。

今治市加計学園獣医学部の建築費が「相場の約2倍」と指摘。「森友学園と同じ状況になりかねない」とチェックの必要性を訴えた。

● 玉木氏が加計学園と競合していた京都府京都産業大を比較した記録を残していない理由をただす。  山本幸三地方創生相は「提案書を比較しながら決め、今治市の方が熟度が高いということで決めた。議事録はない」と説明。「一番大事なところの記録がない」と玉木氏が批判。 →うそ。はなしにならない。

加計学園問題 閉会中審査①

● 大串氏が首相と加計理事長が「特別な関係にあったのではないか」と切り出し、「第2次安倍政権における安倍総理と加計理事長の接触記録」と題したパネルを掲げる。去年7回もゴルフなどしていた。首相は「(加計氏は)様々な学部・学科を作ってきたが、具体的に何かを作ろうとしている、獣医学部を作りたいという話は、一切なかった」と答弁

→首相はこんな利害関係者と決定責任者である私が何度も会ったことが間違いだった、だから白紙に戻すというべき。

 それしか本当の謝罪を示せない。いつも口先だけ。

● 獣医師会の面会記録には山本氏が昨年11月、学園名や自治体の負担額を挙げ、四国に獣医学部をつくる方針を伝えたとされる。  山本氏は「獣医師会の意見を賜るのが趣旨で、ほとんど発言せずに聞いていた」「私からは京都も手を挙げているとも述べた」などと説明する。 「今治市の熱意が最大の原動力だった」と山本地方創生相。 →では京都産業大学にも同じことをしたかと問わねばならない。してないからえこひいき。加計学園ありきにしていたことは明白

  ●首相  「李下(りか)に冠をたださずだ。(私の)友人が関わることに疑惑の目が向けられるのはもっともなことだ。国民に納得していただけるかしっかりと考えていかなければならない」 →そういうなら普通は、その怪しいことをやめて、白紙に戻さないといけないよ。 なしの木の下にいて、手にナシの実があるのに、ナシの実は返さないといっているのが安倍だよー

●、「総理のご意向」や2018年4月の開学時期などが記された内部文書について、 小野寺氏が首相に聞く。「開学時期についてどう考えるのか? 指示を出したことは?」  首相「個別の案件について指示をすることはまったくない。一度もそうした個別の指示を行ったことはない」 → ではだれが開学時期を決めたのか。そいつが加計学園ありきにした張本人。べつに首相でなくても「犯人が特定されればいい」わけ。

菅野完「稲田朋美が辞任すべきでない、これだけの理由」

稲田さんの野党時代の追及の仕方を見て、深みのない話し方をするひとだなあと思った。 僕も深みはないけれど。

菅野完「稲田朋美が辞任すべきでない、これだけの理由」

http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e7%a8%b2%e7%94%b0%e6%9c%8b%e7%be%8e%e3%81%8c%e8%be%9e%e4%bb%bb%e3%81%99%e3%81%b9%e3%81%8d%e3%81%a7%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%81%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%ae%e7%90%86%e7%94%b1/ar-AAoJcOZ?ocid=spartandhp#page=2

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あれこれ お金が大事?

暑い中、いろいろ忙しく、PCの前にいなかった。 近日中に、学生さんのレポートの本をまた出します。

加計学園問題、わかりやすすぎ。でも野党の追及も下手だなあ。

李下に冠を正さずなら、加計学園をはくしにもどさないといけないでしょう。 加計学園にしたこと、テストの問題と解答を教えたことを京都産業大学にもしたのかと聞くべきでしょう。してない。だからダメ、となります。 加計学園がおうぼしていたというのを知ったのは今年の1月だって。これを具体的に嘘だと証明しないとダメ。 山本の発言も嘘ばかりだから、そして証拠もなく、そして「広域に」と書いたのは自分だといっているのだから、それだけでもう駄目でしょう。「2018年4月開講」と決めただけで、もう加計学園だけゆうぐうでしょう。 イナダは内閣改造で消えさせるのではなく、真相解明が必要でしょう。

*** 等などはあるが。まあそれは置いておく。 f:id:hiroponkun:20170725001414j:plain

あとひとこと。 「ひよっこ」で「お金は大事だから製薬会社社長の息子の地位は捨てるべきじゃない」とか言って主人公が彼の「家を捨ててあなたとやっていきたい」という申し出を断る。 でも、貧困を知っているから現実的、というような話ではないと思った。 別にすぐ結婚とかいう話ではない。 いろいろ苦労してでもいいではないか。そこからではないか。 会社が潰れたらどうしてダメなの? 彼は彼女にああいわれてもいくらでもねばれるだろうに、あっさり引き下がる。

現実を知らないおぼっちゃんという切り捨て方で話を進めて、99%が納得するような話にしていたので、違和感があった。

まあ今後いろいろあると思うけど。 今日の時点では、彼も彼女もどっちもダメだねえと思った。 皆、主流秩序に弱いねえとおもった。