ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

「高慢と偏見」

高慢と偏見

「100分de名著」でみたが、「高慢と偏見」が面白い話とは思えなかった。

高慢と偏見』(Pride and Prejudice)は、ジェーン・オースティンの長編小説。

紹介 18世紀末から19世紀初頭のイギリスの片田舎を舞台として、女性の結婚事情と、誤解と偏見から起こる恋のすれ違いを描いた恋愛小説。精緻を極めた人物描写と軽妙なストーリー展開で、オースティンの著作の中でも傑作と名高い。

誰が〈表現の自由〉を殺すのか:ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件と裁判判決から考える

誰が〈表現の自由〉を殺すのか:ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件と裁判判決から考える

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9/9(土)誰が〈表現の自由〉を殺すのか:ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件と裁判判決から考える 9/30〜10/10 安世鴻写真展「重重:消せない痕跡Ⅱ写真展〜アジアの日本軍性奴隷被害女性たち」

以下、詳細です。

誰が〈表現の自由〉を殺すのか

ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件と裁判判決から考える

 ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件から5年。写真家・安世鴻さんが世界的カメラメーカーのニコンを訴えていた裁判で東京地方裁判所は、2015年12月、勝訴判決を言い渡しました。3年のわたる裁判闘争の過程では、ニコンが抗議を恐れて中止決定に至った具体的経過や、ネット上の抗議行動が「表現の自由」に与えた影響などが明らかになりました。  「慰安婦」問題、表現の自由、企業の社会的責任、「炎上」と「自粛」、排外主義……日本社会が直面するさまざまな課題について、この事件と裁判はきわめて大きな教訓を示しています。  事件・裁判の経過を記録し、判決の意義を多角的に論じた2冊の本『誰が〈表現の自由〉を殺しかのか』、『《自粛社会》をのりこえる』が同時に出版されることになりました。 

 この機会に、事件と裁判を振り返りながら、安倍第2次政権以降、増え続ける「表現の自由」への侵害、「自粛」にどう抗うのか、みなさんと一緒に考えたいと思います。ぜひご参加ください。

2017年9月9日(土)14:30~17:30(開場14:00) 在日本韓国YMCA地下1階 スペースY  参加費:1,000円(学生・非正規500円)

<シンポジウム> ◆コーディネーター:李春熙(弁護士) ◆パネラー: 「表現の自由」を実現する企業の責任:東澤靖 (弁護士/明治学院大学教授) 「慰安婦」の記憶を巡る闘い:池田恵理子(女たちの戦争と平和資料館(wam)館長)  検閲と沈黙に抗うために:小倉利丸(富山県立近代美術館検閲訴訟元原告)   ◇特別発言:安世鴻(写真家/ニコン事件裁判元原告) *目でみる<表現の不自由>スライド上映

◆問合せ:jjteninfo@gmail.com ○主催:教えてニコンさん! ニコン慰安婦」写真展中止事件裁判支援の会&実行委員会 ○協賛:御茶の水書房

パネラー紹介 ◆東澤靖:弁護士、明治学院大学教授。アジア太平洋弁護士協会(LAWASIA)人権セクション共同議長。主な著書「国際刑事裁判所と人権保障」、「正しいビジネスー世界が取り組む『多国籍企業と人権』の課題」(訳書)など。 ◆池田恵理子:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)館長。元NHKディレクター。共著に『NHKが危ない!』(あけび書房)、『日本軍「慰安婦」問題、すべての疑問に答えます。』(合同出版)など。

◆小倉利丸:元富山大学教員。著書に『カルチャークラッシュ』(社会評論社)、『絶望のユートピア』(桂書房)、編著『富山県立近代美術館問題・全記録 ―裁かれた天皇コラージュ』(桂書房)など。ブログ「ne plu kapitalismo 」に検閲批判などを執筆中。

◆李春熙:弁護士。ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件弁護団。著書(共著)に、『Q&A新・韓国家族法』(日本加除出版)、『ヘイトスピーチはどこまで規制できるか』(影書房)など。

◆安世鴻:写真家として約20年、韓国以外にも東ティモールインドネシアや、東アジアなどの国で日本軍性奴隷被害女性たちを取材している。被害者の正義と平和のための写真展と被害者支援のための重重プロジェクトを進行中。著者に『重重 中国に残された朝鮮人日本軍「慰安婦」の物語』(大月書店)など。

———–【近刊案内】1 ——-当日会場では特別価格で販売します!——————– 『誰が〈表現の自由〉を殺すのか ——ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件裁判の記録』 安世鴻、李春熙、岡本有佳 責任編集 2017年9月刊 A5判280頁予 カラー8頁 御茶の水書房

[主な内容] ◉李春熙:ドキュメント・ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件 ◉安世鴻:「表現の自由」、力をあわせれば守れる ◉板垣竜太:レイシズムと〈反日〉攻撃のなかで表現の場をつくりだすこ ◉金富子:「表現の自由」と「慰安婦」問題 ◉小倉利丸:「写真/検閲/ナショナリズム」 ○裁判資料収録:訴状、原告陳述書、意見書、判決書、本人尋問調書(原告、被告) *表現の不自由をめぐる年表

———–【近刊案内】2 ——-当日会場では特別価格で販売します!——————– 岩波ブックレット973 『《自粛社会》をのりこえる ——「慰安婦」写真展中止事件と「表現の自由」』 安世鴻・李春熙・岡本有佳編  A5判80頁 本体620円

[主な内容] ◉李春熙「表現はどのように消されていくのか―ニコンサロン写真展中止事件から見えるもの」 ◉表現者・被写体・鑑賞者、三者の権利を守るたたかい 写真展中止事件から五年、安世鴻さんに聞く ◉赤川次郎・石原燃・岡本有佳・北原みのり・仁藤夢乃・西谷修・宮下紘 *表現の不自由をめぐる年表 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

安世鴻 最新写真展開催決定!

重重:消せない痕跡Ⅱ写真展

―アジアの日本軍性奴隷被害女性たち

■9/30(土)〜10/9(月・祝)12:00〜19:00 会期中無休 ■セッションハウス 2階ガーデン(東京・神楽坂) ■入場無料■平日:作家によるギャラリートーク(無料) ■9/31,10/7,8:トークイベント(有料)あり。 問合せ:ianfu@juju-project.net

【写真展のためのご支援よろしくお願いします】 ●賛同カンパのお願い:郵便振替00830-5-136108、 加入者名:重重プロジェクト

クラウドファンディング開始しました!  キャンペーンをシェアしてください! https://motion-gallery.net/projects/juju2017

——転送ここまで————–

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「月曜日の朝、スカートを切られた」という曲

「欅坂46」の「月曜日の朝、スカートを切られた」という曲がひどいという署名があります。 「秋元康の悪徳商売反対」ということには賛成なのですが、実際にこの曲を聞くと、必ずしもこの犯罪を軽視・容認していたり、拡大させたりするものではないように思いました。今の社会の状況への批判もあり、いい面もあると思いました。

署名活動をしている人の主張は、自分が被害にあったことがあり、聞いて嫌だった、たくさん傷ついている人がいる中でこんな曲を出すのは不謹慎だ、被害者に辛いものだ、この曲のせいでこのような犯罪が増えるかもしれないということで、確かに被害にあった人など、この表題を聞くだけで苦しい人はいるかとは思いました。

f:id:hiroponkun:20170810030329p:plain

ただ、内容の評価は、上記したようなものなので、 HKT48の「アインシュタインよりディアナ・アグロン」が、歌詞の内容そのものが女性差別的でひどかったことに比べれば、作品の批判すべき程度として違いがあると思いました。

サイレントマジョリティ」という曲はまあまあいいと思います。

涙は出ないけれど

苦しい人が言っていた。

涙は出ないけど、こころは泣きじゃくっている。

いやがらせにあってる気がするので、外に出られない。

生きがいがない。

*** f:id:hiroponkun:20170806224127j:plain

手術する子供。何度も何度も。

がんばれ。

かげで思う

神様、もう、あとはいいことだらけにしてやれよと思う。

事前協議の録音・資料が発覚:森友・加計学園問題は終わりでなく、真実解明の可能性。隠蔽などありえない。

●決定的な証拠が出ているのに、幕引きは許されない。 森友学園問題で以下の記事を書いた。

2017-08-01 森友問題:財務省側が1億3千万円にしたいといっている録音が公開された http://hiroponkun.hatenablog.com/entry/2017/08/01/163614

その追加と整理。

●事前すり合わせが発覚 佐川が虚偽

近畿財務局は森友側にいくらまでなら支払えるかと尋ねるなど、具体的な金額のすり合わせをしていた。10年分割払いも近畿財務局から持ちかけていたことが判明した。 籠池泰典前理事長と妻・諄子氏が、国との売買交渉時に地中のごみを理由に損害賠償をほのめかし、「0円で買いたい」と要求していたことが分かった。籠池容疑者側は、損害賠償や安倍首相の妻である昭恵氏の名前もチラつかせていた。これに対し、国側は土地改良の費用1億3000万円にはできないなどと示し、最終的に売却額は1億3400万円となった。 これを裏付ける、文書メモや録音が出てきた。

財務省の佐川宣寿理財局長(当時)は2017年3月15日の衆院財務金融委員会で、「価格を提示したことも、先方からいくらで買いたいと希望があったこともない」「10年の分割払いは森友学園側から出た話」と答弁していたので、完全な虚偽だったことが判明した。

●FNN(「グッディ」)で紹介された追加録音データ

池田靖・国有財産統括官が籠池夫婦と地土地の価格交渉をしている2016年5月下旬ごろの会話記録(音声データ②)に加えて、3月ごろのものも出てきた(音声データ①)。 その内容 池田靖・国有財産統括官「今後の対応をどうするかということをご相談させていただきたい」 籠池「反省してるの?」(ゴミが出てきてそれを埋め戻せとしてきたこととか土地売買が遅れて学校の開校も遅れているいることなどを指していると思われる) 池田靖・国有財産統括官「僕ですか?」

籠池「反省してないんだったら「わはそんあつもりはありません」で終わっちゃうんだけど?民間企業なら頭下げて『申し訳ございませんでした』っていうやつよ!」 大阪航空局職員「今回出てきた産業廃棄物というのは、国のほうに瑕疵があることが判断されますので、その撤去については国のほうでやりたい」

籠池妻「工期が遅れたことに対する損害賠償もする!」

つまりごみが出てきたことで価格交渉を有利に進めようとしているということ。

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そして5月の音声データ①のほう

籠池妻「もうかえって!」「あんたらのためにホンマに損害賠償や」と泣き落とし絶叫など

このあと、池田靖・国有財産統括官との話し合いの音声データ②は5月あたりのもの。先日のブログで紹介したもの。

そこで籠池側はゼロ円にしたいといい、国側はできるだけ安くする努力はしているが1億3000万円ほどにしたいと価格交渉。実際のごみ撤去費用のことは調べないとも伝えている。籠池妻は「損害賠償」を口にしている。

この額が出てきたということは、土地の価格9億5600万円として、籠池に1億3000万で売ることを先に決めて、つじつま合わせのためにごみ撤去費用は、その差額9億5600万円―1億3400万=8億2200万 と近い数字にしたということ。

●メモも出てきた

森友学園への国有地売却問題を巡り、国側と森友側が事前に価格交渉を行っていたことをうかがわせるメモが新たに見つかった。 2016年3月30日に、籠池夫妻と当時の弁護士、設計会社、施工会社が打ち合わせた。 地中から新たに出てきたごみについて、国側とどう交渉を進めていくか話し合われていたが、大阪航空局、近畿財務局と金額などを打ち合わせていたことをうかがわせる内容があった。

メモには「国賠請求をしない条件として、評価額を下げる方向を向いている」「航空局も同意」と、国側が事前の価格交渉に応じ、低い価格での売却に前向きだったことをうかがわせる内容がある。

さらに「航空局、財務局、彼らのストーリー。調査ではわからなかった内容で瑕疵(かし)を見つけていくことで価値を下げていきたい」「9メートルの深さまで何か出てくるという報告をするよう、財務局から森友学園側に言われている」と、 国の担当者が国有地をより低い価格で売るための欠点を探していたと読みとれる記述もある。

麻生財務大臣・石井大臣は次のようにいって逃げている。 「この話はすでに検察の方にいっちゃっていますので、私どもとして今の段階でどうこうするつもりはありません」 石井国土交通大臣:「(Q.(きのう、安倍総理がおわびしたが)国土交通省の対応に変更はないか?)捜査中ということもあり、コメントは控えさせて頂きたい」

NHKの事前協議があったという情報

ついに財務省関係からもリークが始まったのか。 NHKは、価格交渉の経緯の一部を「関係者への取材」によって明らかにした。 3月24日、財務局と学園の協議が行われ、その協議の場で、当時の籠池氏の弁護士が財務局に買い取りを初めて打診。そして、その際に学園側と財務局側双方から、具体的な金額が出された。

財務局の担当者は「いくらまでなら支払えるのか」と、学園側に購入可能な金額の上限を尋ねた

籠池氏の弁護士は、財務状況から約1億6000万円と答えた。 すると、財務局の担当者は、国が土壌工事で約1億3200万円を負担する予定だとして、これを上回る金額が必要だと説明した

この協議から6日後の3月30日、異例にも、財務局はゴミの撤去費用の見積もりを、国有地を管理する大阪航空局に依頼し、値引額が約8億2000万に決まった。それによって、売却額が1億3400万円となった。

原則一括払いの国有地売買契約で、森友学園の場合は異例の10年分割払いになっていたことについても、財務局からの提案だった。分割払いは2017年6月1日に財務局が売買契約書の案に盛り込んで学園側に提案していた。これにより、学園側は実質的に月額賃貸料の半額で購入代金の分割月払いが可能になった。

●経緯

2016年3月に籠池氏が「国の考えとしてごみを場内処分すればいいという案がある」ことを知る 2016年3月11日、籠池氏が国・財務省に建設予定地に大量のごみがあることを伝える。 3月12日 籠池氏が昭恵夫人に「(ゴミが出たために)これで学校ができなくなります」となきつく。 2016年3月14日 鴻池事務所に財務省との面会要請。 同日、財務局と航空局の職員が現地訪問し、「9.9メートルのくい掘削工事で廃材などが発見された」と報告。 2016年3月15日に、鴻池事務所の仲介で籠池夫婦が財務省理財局の田村嘉啓・国有財産審理室長と面会(埋め戻しはおかしいという批判や昭恵夫人の名や財務局田村室長が「貸付することが特例」といった認識をしていた録音記録あり。)「棟上げ式に、昭恵夫人がもちを撒きに来ることになっている。」と発言、それに対して近畿財務局は「これ(国有地の売買交渉)は近畿財務局で・・本日の夕方までに・・」と発言。 面会後に、近畿財務局などの対応がスムーズなものに変わったと籠池が証言。 ◆池田靖・国有財産統括官との話し合いの音声データ①はこのあたりのもの。そこで籠池妻は「損害賠償」を口にしている。

2016年3月24日、籠池氏が土地購入を正式に申し入れ(9日前までは貸付の話だったのに、急きょ土地購入の話になったということは裏で話し合いがなされたということ) 3月24日、財務局と学園の協議が行われ、その協議の場で、当時の籠池氏の弁護士が財務局に買い取りを初めて打診。そして、その際に学園側と財務局側双方から、具体的な金額が出された。

3月30日に、籠池夫妻と当時の弁護士、設計会社、施工会社が打ち合わせをした。そのメモが残っている。そこには国側との交渉をしていること、どういう理由をつけて土地を安く売買できるかが書かれている。 2016年3月30日 財務局の職員が現地で廃棄物を「確認」(実は写真などを見て説明をうのみしただけ) 2016年3月30日 異例にも、財務局が国有地を管理する大阪航空局にゴミ撤去と地盤改良の見積もりを「約2週間で作成を」と依頼(国は独自調査をせず森友のデータで計算がすすめられる)

2016年4月6日 埋蔵物撤去費用1億3000万円、を国が新年度すぐに支払う(籠池が昭恵夫人要望で求めていたこと) 2016年4月8日―10日 設計業者と森友学園弁護士が対応を相談 提出を求められたボーリング調査結果について、設計業者は「約3メートル以深には廃棄物がない」「敷地全体でも無いであろうと推測できる」、「じゃあ、そんなに(金額を)引けないですよね……という正論で負けてしまいそうな感じがしてなりません」 それを受け、弁護士は、ボーリングの調査結果図を国側に提出することを見送るよう提案。 設計業者は「今回ボーリング調査に関する資料は抹消いたしました」と報告

2016年4月14日に大阪航空局から見積もりが提出された。 2016年4月15日 財務局が不動産鑑定士に資料をつけて鑑定を依頼(→5月30日) 2016年度~ 大阪府の私学の認可権限を 教育庁 に移す。

◆池田靖・国有財産統括官との話し合いの音声データ②は5月あたりのもの。そこで籠池側はゼロ円にしたいといい、国側はできるだけ安くする努力はしているが1億3000万円ほどにしたいと価格交渉。実際のごみ撤去費用のことは調べないとも伝えている。籠池妻は「損害賠償」を口にしている。

2016年5月30日 近畿財務局が依頼した不動産鑑定士が更地価格を9億5600万円、ゴミ撤去費用を引いて1億3400万円と査定。この時、財務局がごみ撤去費8億1900万円に加え、高層建築を想定した地盤改良費約5億円も差し引くよう求めていた。つまりとにかく理屈をつけて売却価格が低くなるように鑑定士に圧力をかけた。鑑定士もそこを忖度して、(学園の小学校は低層の2階建て一部3階建ての設計で着工済みだったので)高層建築用対策は入れないものの、結果的に1億3400万円とするように更地価格を決定。 2016年6月6日 森友の弁護士から籠池氏へ「内緒にしててほしいといわれてますが、局長の異動があるらしく、今の局長の間に処理したいとのことです。焦る必要はないですが急ぎましょう」というメールが届いた。 つまり局長が変わる前にこの怪しい土地売買を終了しましょう(新しい人だとこの特別取引ができなくなるかもしれない)という趣旨の情報が財務局から森友側に伝えられていた、森友側と財務局側が水面下で調整している共犯関係であることがわかるもの。 2016年6月20日に、近畿財務局が8億1900万円という大幅値下げの1億3400万円でこくゆうちを売却する(売買10年契約)(籠池が昭恵夫人要望で求めていたこと)。籠池氏は昭恵夫人に「土地を買い取らせていただきました。ありがとうございました」と報告。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ∞∞∞ ●国家戦略特区に基づく獣医学部新設をめぐり、学校法人「加計学園」が事業者に決まる2か月前の去年11月、山本地方創生担当大臣が日本獣医師会の幹部に対して、加計学園獣医学部新設を決めたことを伝えたとする内容の面会記録が日本獣医師会に残されていた。

去年11月17日に日本獣医師会の本部で山本大臣が藏内勇夫会長ら4人の幹部と面会した。 この中で、山本大臣は「獣医師が不足している地域に限って獣医学部を新設することになった。今治市が土地で36億円のほか積立金から50億円、愛媛県が25億円を負担し、残りは加計学園の負担となった。四国は感染症に係る水際対策ができていなかったので新設することになった」と述べたと記されている。

これに対して、藏内会長は「獣医師の数は国も含めて調査してきたが足りている。今、大学を作ることは流れに逆行する。大学を作ることには賛成はできない」と述べた。

獣医師会の幹部によりますと、この面会は山本大臣側からの申し入れで行われ、冒頭に山本大臣は「誠に申し訳ない」と陳謝したうえで新設を認めた経緯を説明した。

日本獣医師会の幹部は「この文書は面会に同席した幹部が直後に作成したもので、出席者全員で内容を確認している」と話している。

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NHK番組改ざん事件(2001年)からふりかえる企画

以下の企画いいと思います。安倍こそがこの改ざんに介入したものです。

今だから問う 日本のメディアと 「慰安婦」問題 〜NHK番組改ざん事件(2001年)から現在まで〜  

16年前の2001年1月に放映されたNHK番組「問われる戦時性暴力」。その前年2000年12月に開廷した「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」(以下、法廷)を取り上げるはずの同番組は、無惨にも改ざんされていました。番組は、法廷を伝えず、元「慰安婦」女性の被害証言や元兵士の加害証言をカットし、法廷を高く評価したコメンテーターの発言をゆがめ、法廷を否定し被害女性を冒涜する発言を入れました。

 法廷の主催団体VAWW-NETジャパン(VAWW RACの前身)と松井やより(初代代表)は、「沈黙すれば、権力に迎合する自主規制を許すことになる」と同年7月にNHKなどを提訴しました。裁判では、番組デスクの内部告発などにより、NHK上層部が政府高官の「意図を忖度(そんたく)」(高裁判決文)したこと、つまり政治介入が改ざんを引き起こしたことが明らかになりました。

 そして2017年。「安倍一強」体制下で、メディアの権力への「忖度」がますます強まるなか、〈少女像〉をめぐるNHK番組などでも似たことが繰り返されました。  今回の総会シンポジウムでは、基調講演にNHK番組改ざん事件を熟知する板垣竜太さんを、パネラーに同番組デスクだった長井暁さん、法廷実行委員だった池田恵理子さん、〈少女像〉NHK番組を検証した岡本有佳さんを招き、メディアと権力と関係について、「慰安婦」問題に焦点をあてて、「今だから」こそ問い直したいと思います。ぜひご参加ください。

★日時:2017年9月16日(土) 13:30開始(13:00開場)

★場所:韓国YMCA 9階ホール  *最寄駅:JR水道橋駅,地下鉄神保町駅      ☆資料代:1000円(会員割引あり)

  【シンポジウム】           :金富子(VAWW RAC共同代表、コーディネーター)    ◎基調講演:板垣竜太(同志社大学教員、メキキネット)     :いま振り返るNHK番組改ざん事件(2001年)と政治介入       〜権力の意向を「忖度」するメディア〜

  ◇VAWW RACメッセージ(西野瑠美子+田場祥子):NHK番組改ざん事件の原告として闘って

  ◆長井暁(元NHKプロデューサー、現非常勤講師):元NHK番組デスクとして「今だから」語る

  ◆池田恵理子(元NHKディレクター、wam館長)       :「慰安婦」問題をめぐる日本のメディア〜NHK番組改ざん事件から現在まで〜

  ◆岡本有佳(Fight for Justice運営委員)       :メディアの現在を問う〜NHK番組「韓国 加熱する“少女像”問題」を中心に〜

主催:「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC) *問い合わせ:tel/fax:03-3818-5903 e-mail:vawwrac@vawwrac.org

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映画『サーミの血』

映画『サーミの血』(スウェーデンノルウェーデンマーク 2016年)を見た。なかなかよかった。A評価。

北欧の北、ラップランド地方でトナカイとともに暮らす先住民サーミ人は、長らく差別されてきた。1930年代のスウェーデンで、サーミ人は差別されていた。その時代に、そこで生まれ育った少女がどう生きていったか。彼女は差別に甘んじたくなかった。だがではどうするのか、何ができるのか。その必死の生き様が切ない。

監督・脚本がサーミ人の血を引くアマンダ・シュ-ネル。 f:id:hiroponkun:20170804192821j:plain

それにしても列島民族として見下す当時のスウェーデン人はひどい。学問と称して標本のような扱い。同じ人間とみていない。

だがそのありようは黒人を見下す白人と同じ。 部落民を見下す非部落民と同じ。 沖縄を切り捨てる本土人と同じ。 性的少数者を見ない多数派と同じ。

差別が強い中で、整形したり金儲けしたり、学力をつけたりして、のし上がろうとする人がいるのも、いつの時代も同じ。 名誉白人になろうとする黒人はいた。 部落出身であることを隠して生きている人もいた。 内面・内心から黒人であることや部落民であることを恥じる人さえいた。少なくとも、皆の前ではそうふるまうことで自分を守る人もいた。

厳しい現実の前で、そういう選択をした人たちがいたように、当時のスウェーデンでも、サーミ人であることを隠して生きる人もいた。サーミ人は馬鹿だと自らいう人もいた。

そして少なからぬ人がみずからのサーミ語を捨ててスウェーデン人になってったのだ。 捨てさせられたともいえる。 国は同化政策を進めた。サーミ人を集めて、サーミ語を使わせず、スウェーデン人としての教養を注入した。ただし、劣等民族だからとして高等教育には優秀でも進学させなかった。動物を扱うように、スウェーデン人の先生は生徒をあつかった。

アイヌ民族、沖縄民族に日本人がしてきたように。 侵略占領した植民地で日本語教育をして日本の名前に変えさせたように。 ゲイやトランスの人に、「普通」「ストレート」「異性愛」になるように強制した様に。

トナカイと暮らす少女は自分の名前を捨てて、クリスティーナという名で都会に出て生き抜く道を選んだ。親や姉妹、故郷を捨てて。 f:id:hiroponkun:20170804192913j:plain

この物語は、ありのままの自分を誇るのではなく、自分を押し殺して生きていく、という話だ。 それは主流秩序に合わせて生きていくということ。

女性の中には、自分はフェミニストだと公言して生きるのではなく、 ジェンダー秩序にあわせて「私はフェミニストではないです」といって世の中に媚びていくひとがいる。むしろ多数だ。 そのように、生き延び方は主流秩序と戦わずに生きるという道がある。

だが、主流秩序と戦うとか外れる道もあるのだ。

だが当時の北欧において、主流秩序と戦う道など、幼い少女にはわからなかった。ただやみくもに走るしかなかった。その愚かな、むちゃな、挑戦には心が痛む。金も人脈も知識も経験も年齢も学歴も何もかもがない。ただ、この故郷を離れるしかない。細い細い糸にすがるしかなかった。

ぎりぎりで手を伸ばしたのが、ダンス場で出会ったスウェーデン人の青年。 だがその親は「サーミ人にかかわるな」という。一瞬、サーミ人という枠を超えかけた青年は、簡単に主流秩序に負けて彼女の手を離す。

絶望。それでも主人公は故郷で身の丈(差別されるサーミ人、おとなしく下を向いて目立たないように生きる)に合った生き方をしていこうという、ある種の主流秩序に合わせる道を選ばない。

また故郷でも、差別をなくしていく活動という、自分の誇りを捨てずに、主流秩序に対抗するみちも困難ながらあるのだがそれも選ばない。そんな高度な道が彼女には見えなかった。 ただお父さんの遺品である銀のベルトという唯一の財産を使って都会に出ていくことしか考えられなかった。

それにしいても当時のスウェーデン人は学問(人類学)という名で観察物としてサーミ人にひどいことをしていた。強制的に骨格のサイズを測り、裸にして写真を撮る。なぜそれをするのかという質問を無視して。

今でもそうした差別視点は標本採集という視点とか参与観察とか、あらゆるところに残っている。

1930年代のサーミ人の物語は、今の社会の私たちの、主流秩序へのスタンスを私たちに問いかける。 クリスティーナはある意味負けたが、挑戦はした。ただ田舎で下を向いたままではいたくなかった。よく頑張ったと思う。 そして最後に、妹に許しを請う。

それも人生だ。 私たちはその上に生きていかねばならない。

クリスティーナと同じ負けを繰り返さないように、生きられるなら生きていきましょう。

●この映画は、関東では9月16日からアップリンク渋谷などで、 関西では9月23日からテアトル梅田で上映予定です。

佐川国税庁長官(前理財局長)の罷免を求める1万人署名運動

佐川国税庁長官(前理財局長)の罷免を求める1万人署名運動というのがあります。

これはぜひ広めたらいいですね。1万人と言わずに100万人ぐらいにしたいものです。

http://sinkan.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/1-2e8c.html

f:id:hiroponkun:20170804165842p:plain

2017年7月31日 (月) 佐川国税庁長官(前理財局長)の罷免を求める1万人署名運動にご協力ください。 佐川国税庁長官(前理財局長)の罷免を求める1万人署名運動にご協力ください。                 森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会 皆さま 私たち「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」は今日8月1日から、標記のような署名運動を始めました。  署名用紙は、 http://bit.ly/2ub1F8W をダウンロードしてご覧のうえ、お使いください。

■署名運動のポイント■ 国税庁長官の任命権者である麻生財務大臣宛に次のことを申し入れるというものです。  日本国憲法第15条第2項が「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の 奉仕者ではない」と定めた公務員の適格性を著しく欠く佐川宣寿国税庁長官を直ちに罷免すること

■なぜ佐川氏の罷免要求をするのか?■  下記の署名用紙に3つの理由を挙げていますので、ご覧ください。

■なぜ今、罷免要求なのか?■  *真相を隠したウソの国会答弁は許されない! 7月25日以降のNHKほかの報道により、佐川氏が国会で虚偽答弁をしたことが明らかになりました。(詳しくは署名用紙の(1)をご覧ください。)  *トカゲのしっぽ切りは許されない! 籠池夫妻を逮捕、取り調べるだけで国有財産を不当な格安で売却した近畿財務局の違法行為、そうした行為の証拠となる交渉記録を廃棄した行為をかばい続けた佐川氏を糾さないまま、佐川氏を、国民の納税財産を預かる国税庁長官にとどめるのはカゲのしっぽ切りであり、許されません。

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■署名の方法は?■  *署名の集約日は8月14日です。署名は次のいずれかでお送りください。 用紙の郵送:〒134-0083 江戸川中葛西五郵便局局留 視聴者コミュニティ  渡邉 力 宛  *ネット署名:下記URLの<以下はネット署名です>のところに記入して「送信」をクリックしてください。メッセージもお願いします。 ネット署名フォームの短縮URLhttp://bit.ly/2uCtQkK です。 *この署名に関するお問い合わせは次へお願いします。    E・メール:moritomosimin@yahoo.co.jp  お急ぎの場合は、電話:070-4326-2199(10時~20時) へお願いします。

国政と国有財産を私物化した政府、近畿財務局を必死にかばい続けた佐川前理財局長に対する私たち主権者の怒りの声を結集しましょう!

                                                                                      2017年8月1日

財務大臣 麻生太郎 様 佐川宣寿国税庁長官(前財務省理財局長)の罷免を求める要望署名 森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会

池住義憲(元立教大学大学院特任教授)/太田啓子(弁護士)/丘修三(児童文学作家)/きどのりこ(児童文学作家)/小林和子(『週刊金曜日』編集長)/笹井明子(老人党リアルグループ「護憲+」管理人)/佐々木江利子(児童文学作家)/杉浦ひとみ(弁護士)/醍醐聰(東京大学名誉教授)/武井由起子(弁護士)/那須正幹(児童文学作家)/根本仁(元NHKディレクター)/藤田高景(村山談話を継承し発展させる会・理事長)/湯山哲守(元京都大学教員・NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ)/ 渡辺眞知子(キリスト者政治連盟) (1)近畿財務局が格安価格で国有財産を森友学園に売却した問題を審議した国会で佐川宣寿前理財局長(現国税庁長官)は、森友学園側とあらかじめ具体的な金額を出して交渉したことはないと答弁してきました。また、10年の分割払いは森友学園側から出た話と答弁してきました。しかし、7月25日以降、NHKなどが伝えた報道から、近畿財務局は森友側にいくらまでなら支払えるかと尋ねるなど、具体的な金額のすり合わせをしていた事実が明らかになりました。また、10年分割払いも近畿財務局から持ちかけていたことが判明しました。こうした事実は、佐川氏が国会で虚偽答弁をしたことを意味します。 (2)佐川氏は売買契約の成立を以て事案は終了したので、交渉記録は廃棄したと答弁しました。しかし、10年分割払い、買戻し特約付きの売却である以上、売買契約が成立しただけでは事案は終了しません。また、売買契約に至る交渉記録を本当に廃棄したのであれば、行政機関の意思決定に至る過程を合理的に跡付け、検証できるよう、軽微な事案を除いて、文書を作成し、保存しなければならないと定めた「公文書管理法」第4条、第6条に背く行為です。 (3)佐川氏は、ゴミの撤去に充てる費用として鑑定価格から値引きされた8億2000万円が本当にゴミ撤去のために使われたかどうかは契約が成立した後のことであり、確認する必要はないと強弁しました。このように国有財産の不当廉売を放免した佐川氏を、あろうことか、国民に納税を促す国税庁長官に任命するのは許されない人事です。 そこで、私たちは国税庁長官の任命権者である貴職に対し、次のことを申し入れます。

                              申し入れ

日本国憲法第15条第2項が「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と定めた公務員の適格性を著しく欠く佐川宣寿国税庁長官を直ちに罷免すること 私は上記の申し入れに賛同し、署名します。 氏 名 住  所 *取扱団体(                      ) *署名の集約日は8月14日です。署名は次のいずれかでお送りください。

用紙の郵送:〒134-0083 江戸川中葛西五郵便局局留 視聴者コミュニティ 渡邉 力 宛  この署名用紙のダウンロードは→ http://bit.ly/2ub1F8W からできます。 *ネット署名は下記URLの<以下はネット署名です>のところに記入して「送信」をクリックしてください。 メッセージもお願いします。(ネット署名フォームの短縮URLhttp://bit.ly/2uCtQkK です。) *この署名に関するお問い合わせは次へお願いします。   E・メール:moritomosimin@yahoo.co.jp お急ぎの場合は、電話:070-4326-2199(10時~20時)


(参考) 佐川国税庁長官(前理財局長)の罷免を求める1万人署名運動、今日からスタート: 醍醐聰のブログ http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/1-7f28.html

「慰安婦」問題から日本社会を見てみよう

集会案内

********転送歓迎*********

★平和のための京都の戦争展ハーグの会文化企画 「慰安婦」問題から日本社会を見てみよう★

●おはなし 方清子さん

●2017年8月6日(日)14:00~16:00(開場13:45)

立命館大学国際平和ミュージアム2階 会議室

http://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/info/access.html

300 円

昨年、レイプされ殺害された沖縄の女性。 今年、レイプ被害と犯罪隠しを勇気を振り絞って告発した女性。 同意のない性交渉、痴漢被害、セクハラ、マタハラで 女性が沈黙させられる日本社会は、男女平等ランキングで 堂々の111 位(144 ヶ国中。世界経済フォーラム主催)です。 80 年前、日本は戦争を進める中で「慰安婦」制度を作り、 女性を物として戦場に送り込んでいました。

慰安婦」にされた多くは、農村や沖縄の貧しい家の女性、 日本に植民地支配された朝鮮半島、台湾の女性、侵略された現地の女性たち。 日本軍「慰安婦」制度は、性差別・民族差別・階級差別が重なった 複合差別だと言われています。

この、過去のものではない「慰安婦」問題から、 日本社会を見てみましょう。

<方清子さんプロフィール> 日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク(関西ネット)共同代表。 日本でまだ「慰安婦」問題が広く知られていなかった1990年代はじめから、 在日の女性として、日本軍「慰安婦」問題解決のために闘う。 2009 年に結成された関西ネットは、政府に誠実な対応を求める自治体意見書運動や 水曜日の大阪駅前デモ、被害者自身を迎えての集まりなど、様々な闘いに取り組む。 戦時性暴力の連鎖を断ち切るために闘い続けていることを評価され 多田謡子反権力人権賞受賞(2015年)。

●主催 ハーグの会 haguenokai@yahoo.co.jp

★1階で関連展示もしています。9:30~16:30

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「ひよっこ」交錯する3つどもえの想い

脚本の 岡田惠和がいいバランスで人間を描いていると何度も書いてきたが、今回も、なかなかだった。

谷田部みね子(有村)の母・美代子(木村佳乃)が、行方不明だった父・実(沢村一樹)とくらしてきた女優 川本世津子(菅野美穂)にお礼を言いつつも、途中から本音でなじりはじめる。どうしてもっとはやく警察に言ってくれなかったのかと。残された家族の苦し思いを想像できるかと。

それを黙って聞いている実と川本。川本はすみませんと謝る。このままでいたかったからと、自分の責任にしつつ、愛していた本音を少し語る。

通常の多くの脚本家なら、川本がもっと居直ったり怒ったりする展開にするだろう。実さんが警察に自ら行きたがらなかった、自分の過去を調べようとしなかった、彼が自分の遺志で暮らしていたのだと。またこの2年半でもう私たちは雨男と私という新しい人物の間で愛し合い、今は別の人生を歩んでいるのだと。 だからエゴかもしれないが、彼を渡したくないとか、実さんの気持ちで決めるべきだとか、すがったり泣いたりわめくこともできただろう。

だが川本はそうはしなかった。飲み込んで身を引いた。

妻。美代子は、夫=実の気持ちを聞かなかった。聞くのが怖かった。川本と夫の二人が愛し合ってりと知るのが怖かった。だから有無を言わさず連れて帰ると決めつけた。家族の写真を見せ攻撃的に結論を導いた。それは怖かったからだ。必死だった。自分と家族を守るために、力づくで連れて帰る覚悟だった。夫の思いを封殺した。 f:id:hiroponkun:20170804005600j:plain

その二人の思いがあったので、記憶を失った雨男=実は迷いつつも、自分の気持ちではなく、つまり川本との暮らしを選ぶのではなく、田舎に帰ることを選ぶ。川本がそれを望んでいるからだし、妻や子供や親のことを思うと責任を取らないといけないと思うからだ。戸惑いつつ、選んで、妻についていく。 ここも、別の脚本家ならこの男にもっと抵抗させるだろう。悪いけれど今の生活を選びたいとか、記憶のないところに戻るのが嫌だとか、もう無理だとか、いろいろあるだろう。

だがそうではない。

川本も実も、相手をおもやる力のある人だ。そういう人たちのレベルで3者の関係を描いたから、岡田の脚本は見ていられる。

総理夫妻をはじめとして皆が平気でうそをいって政治や仕事をし、松居一代や豊田議員のように攻撃的暴力をふるい、元スピードの今井議員と橋本市議の愛し合い方が現実のレベルであるなかで、 「ひよっこ」の3者の思いの深さとせつなさには、安堵できる。

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誰に自分を重ねるかだが、私の好みは川本世津子が一番で、2番目が実、3番目が妻美代子だ。この順序は人によって違うだろう。

『主流秩序と労働―――高賃金、安定の正社員、結婚を目指すような労働運動ではなく』

労働についてまとめたものを電子書籍としてアップしました。

『主流秩序と労働―――高賃金、安定の正社員、結婚を目指すような労働運動ではなく』( 2017年8月発行、電子書籍kindle版、アマゾンで購入可能)

アマゾンで検索すれば見つけられると思います。

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内容紹介

本書は、労働について私が過去に書いたものの一部を集めたものである。私はもともと、労働経済・社会政策を学び研究するものだった。大学院生のころは実態を知ろうとしてダイハツの自動車工場で働いたこともある。1990年代にはコミュニティ・ユニオンのなかの、特に非正規労働について、シングル単位論を基礎に、論じたり講演したり、研究会に参加したり、調査に行ったりユニオン活動に参加したりした。

その頃の考えをまとめたものとして、非正規労働の問題を中心にして、1997年に「年功制システム、家族賃金、正社員中心主義を廃止して、シングル単位の労働システム、同一価値労働同一賃金に変えていくことが必要」といった内容の拙著『21世紀労働論――規制緩和へのジェンダ-的対抗』(青木書店1998年)を出版したことがある。

2000年代になって私は徐々に生きるスタンスを変えるようになっていき、通常の労働運動への期待とか、労働問題研究者として存在し続けるということから離れ、2007年からは「ユニオンぼちぼち」に加入して団交や労働相談の経験を積み重ねた。

いま、研究者というより、具体的な各人が労働関係で困ったときに、対処できる力をつけられればいいなと思って、労働者の権利教育をしたり、具体的な相談にのったりしている。それを反映した、労働者の権利を学ぶ本が、伊田広行・橋口昌治・肥下彰男著『<働く>ときの完全装備──15歳から学ぶ労働者の権利』(解放出版社 2010年)である。 これは2016年に法律の改正なども踏まえて大幅に書き替え、書き加えて『新版 <働く>ときの完全装備』として新たに出しなおした。

働くことは権利だし、生きるうえで重要だが、働かないといけないというのも、能力主義であって、広く「働く」ということをとらえ返すことが重要というのが私の立場だ。一言でいえば、「働かない権利」「だらーとそこそこ非正規で働いても、週3日くらいの労働でも生きていけるようにしよう」ということ。ここには脱成長、スロー、ダウンシフト、生活保護の問題やベーシックインカムの議論もかかわるが、それは「貧困問題と主流秩序」という別の本で扱うので本書では割愛する。「LGBTと労働」のテーマも、別の本のほうに収録する。

なお、私の労働へのわかりやすい語りは、「仕事の絵本」シリーズ第5巻『これからのライフスタイル』(絵・後藤範行、大月書店、2007年)でも示している。 新自由主義的な優勝劣敗社会の中で、「勝ち組」をめざすのではなく、「短く働く」ことを大事に、「ワーク・ライフ・バランス」を追求しよう、ダメな仕事はやめて、スローの発想で、少ない消費で楽しく、ちゃんと生きていこう、と提案している。かなり新しい考え方も入れ、なんとか、「エリートでない普通の人」がサバイバルできるようにと、考え方の援助をしようとした、微妙なバランスを追求した本である。 アンペイドワークの再評価、NPO,社会的起業など、新しい働き方も射程に入れ、いい仕事をみつけて、ぼちぼちやっていこう、人生を何度もやりなおしていけばいいじゃない、という精神で書いた。 「絵本」だが、かなり密度濃く、さまざまな情報と思想を詰め込んでいるし、スピシン主義の精神を隠し味にしている。若者に説教するのではなく、ともに苦悩するような大人が増えてほしいなと思って書いた。生き方、働き方を模索するひとに伝わるように思って書いた。それは後の主流秩序論につながっている。 これもぜひ読んでいただきたい。

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本書は、上記以外でこれまで書いてきた労働関係もので皆さんと共有する価値のあるものを再編集したものである。 まず主流秩序論の観点から労働についていえるいくつかのことを書いたブログ記事などを載せた。主流秩序との関係でいえば、大手労働組合などが主流秩序の上位者、加担者になっているということなどを指摘した。 次に2章では、労働者の権利教育の在り方についてまとめたものを載せた。これは今後若者にぜひとも必要な教育なので、多くの人に読んでほしいと思っている。 第3章では、昔<スピ・シン主義>といういいかたで運動と生き方の方向を考えた論考を載せた。従来の労働運動の在り方を超えて、一人一人の生き方を主流秩序とむきあいつつ作っていくようなことが大事ではないかと、提起している。 第4章では、社会システムとしてまともな労働状況になるには、社会民主主義をベースに個人単位型に労働も社会保障も設計することが大事だという話を書いた。 第5章では、政府推進のワークライフバランス論を批判する形で、もっと深いところから私たちの生き方と働き方を変えることが重要ということを書いた。 そして6章では、同一価値労働同一賃金、アンペイドワーク、働きすぎなど様々なテーマを通じてスローな生き方とセットの労働にしよう、つまり主流秩序から離れるような労働の方向性のエッセイを集めた。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 目次 1 働くべきという主流秩序に抗して・・・・・・・・・・・・・・・・6 2 すべての子どもたちに「労働者の権利」教育を・・・・23 3  労働を<スピ・シン主義>から考え直す・・・・・・・・・・40 4 労働のあり方をめぐる3つのシナリオ―――社民主義に対応したシングル単位型の社会へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・104 5 主流秩序・反貧困の視点から、お仕着せのワーク・ライフ・バランス論を斬る ・・・113 6 労働について、主流秩序の観点からもっと幅広く考えて選んでいこう・・152 おわりに・・・・・・・176

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ かなり古いものも掲載したが、私が考えて話してきたこと、書いてきたことをあまり知らない人には、今でも新鮮ではないかと思う。日本の政治・政策のレベルでは全くr古びていないので、考え方の基本を形成していくうえで、せめてこの地点を乗り越えて、次を考えてほしいと思う。 AIによって単純労働から解放されるとか言っている人もいるが、あまりに現実を知らないと思う。一部が機械化されたりロボット化されても、今と同じように忙しく働かされる人は存在し続ける。サービス業は変化を続けながら拡大していく。技術によって問題が解決するのではなく、思想と実践と各人の生き方の選択によって未来は変わるのだ。 また慰安婦問題をどうするのかといったこともAIでは何もできない。 なお、ベーシックインカム論とか、非正規労働の各論とか、私がこれまで言及してきたことはほかにも多い、それらについてはまた次の本でまとめていくこととしたい。

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稲田朋美 とんでもない人物だった。安倍政権の象徴  その3

その1、その2のつづき

イナダの暴言・極右発言

●「国民の一人ひとり、みなさん方一人ひとりが、自分の国は自分で守る。そして自分の国を守るためには、血を流す覚悟をしなければならないのです!」(講演会での発言)

●「靖国神社というのは不戦の誓いをするところではなくて、『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけないんです」(「WiLL」2006年9月号/ワック)

●「祖国のために命を捧げても、尊敬も感謝もされない国にモラルもないし、安全保障もあるわけがない。そんな国をこれから誰が命を懸けて守るんですか」(「致知」2012年7月号/致知出版社f:id:hiroponkun:20170802122952p:plain

 ●2006年9月4日付の産経新聞国家の品格』(新潮新書)で知られる藤原正彦氏の「真のエリートが1万人いれば日本は救われる」という主張に同意を示しながら、 「真のエリートの条件は2つあって、ひとつは芸術や文学など幅広い教養を身に付けて大局観で物事を判断することができる。もうひとつは、いざというときに祖国のために命をささげる覚悟があることと言っている。そういう真のエリートを育てる教育をしなければならない」

●「正論」(産経新聞社)2011年3月号 元空将の佐藤守氏と対談 佐藤氏が「日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき」と主張。すると稲田氏は徴兵制にも高い関心を示し、 「教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですか」 「「草食系」といわれる今の男子たちも背筋がビシッとするかもしれませんね」

●「女性自身」(光文社)15年11月10日号のインタビュー

「でも、たとえば自衛隊に一時期、体験入学するとか、農業とか、そういう体験をすることはすごく重要だと思います」 「(自衛隊体験入学は)まあ、男子も女子もですね」 f:id:hiroponkun:20170802123024p:plain  

憲法改正 〈どこの世界に自国を自分で守らないと宣言する国があるでしょうか〉 〈前文で書かれるべきは、日本という国が神話の時代から連綿と連なる歴史を保持し、四海に囲まれた自然豊かな風土を持つ日本が、どのような国を目指すべきなのかという理想が語られるべきです〉(渡部昇一監修『中国が攻めてくる!日本は憲法で滅ぶ』総和社

●稲田氏は、日本会議関連の講演会にも登壇。さらには、両親とも宗教団体「生長の家」の創始者谷口雅春氏の思想の影響を受けていると講演で語っている。 「谷口雅春さんが書いた『生命の実相』の〈生活編〉にある〈背水の陣を布け〉という文章にすごく感動して、司法試験を受ける時などにコピーして持っていったほどだったんです」『日本会議の正体』(平凡社新書

● 「結果的に安倍総理の思想信条と、日本会議が進めようと訴えられている政策と、一致しているところが多いとは思います」 (日本会議に)「期待されているかは分かりませんが、そういう意味では(政策などの)方向性は一緒だと(日本会議側には)思われているでしょう」

●稲田氏の実父は、現在、日本最大級の極右活動団体「頑張れ日本!全国行動委員会」の京都府支部相談役

●自身の“目覚め”について 「(子育て中に)東京裁判に関する文献を読んだり、主人の取っていた『産経新聞』や雑誌『正論』に目を通していくうち、東京裁判が裁判と呼ぶに値しないことがはっきりしてきて、愕然としたんですね」 ●「正論」の読者欄に投稿したり、「新しい歴史教科書をつくる会」の創設者・藤岡信勝氏が主宰する歴史修正主義団体「自由主義史観研究会」に入会するように。それがきっかけで「百人斬り裁判」に参加することとなった稲田氏は、自民党若手議員の会で講師を務めたところ、安倍晋三本人から「次の選挙があったら出てもらったらどうだろうか」と声がかかった。 f:id:hiroponkun:20170802123107p:plain

●「私は産経新聞がなかったらたぶん政治家になっていなかった」 ●「在特会」(在日特権を許さない市民の会)と稲田氏の“蜜月”を報じた「サンデー毎日」(毎日新聞出版)を名誉毀損で訴えた裁判で、稲田氏側が全面敗訴。司法にヘイト勢力との親密ぶりを「真実」と認定された

●「じつは平成十七年のいわゆる「郵政選挙」に出るまで、私は政治家になろうと思ったことは一度もありまでんでした。二十年間弁護士をしていた中で、徐々に目覚め、選挙に出る五年ほど前から私は法廷を通じて日本の名誉を守るために戦っていました(百人斬り訴訟)。きっかけは「東京裁判」です。三十歳を過ぎるころまで、「東京裁判」のことをほとんど知りませんでした。教科書で教えられていないからです。 」 出典:『私は日本を守りたい―家族、ふるさと、わが祖国』(PHP研究所)、強調部分筆者  

●「外国に住む外国人の子供に多額の「子ども手当」を配るのは論外ですし、日本に住む外国人に生活保護を不正受給されないよう、受給資格を調査し、不法在留なれば打ち切り、不正受給分は毅然として返還請求するということでなければ、この国は潰れてしまう」

● 「カルデロン事件」 カルデロンのり子さんにだけ在留特別許可を出したのは違法であり、一家全員をフィリピンに強制送還させるべきである、と訴えた

● 「クールジャパン戦略」  議長を務めた稲田の文化に対する無知

「私もあまりポップカルチャーに詳しくはありませんけれども、この間、ゴスロリ(ゴシックロリータ)のルーツは十二ひとえにあると聞きました。私の政治信条は「伝統と創造」。まさに伝統と創造がゴスロリなんだなと思った次第でございます。私も若者のそういうポップカルチャーを後押しする発信に努めていきたいと思います 」 出典:朝日新聞(2013年4月25日付)、

 ●シンガポールの国際防衛会議で自らを「グッドルッキング(美しい容姿)」と自称

● 南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽を非公表にする方針について、稲田氏が「報告を受けていない」とする一方、自衛隊関係者は「報告した」と証言。

●安倍首相からは“ともちん”とかわいがられて大抜擢 ●2013年頃から突然、伊達めがねや網タイツデビューし、“垢抜け”ファッションへ変化 「昔のように自由な発言もできないし、好きな服も着られない。とても苦しい」 「服もめがねもいちばん地味なのを選んでいる。毎日、黒系の服ばっかりで」  

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性暴力関係の記事2つ

●「山口敬之レイプ疑惑」に新たな事実も!? 東京新聞・望月衣塑子記者が語る、報道の裏側 https://netallica.yahoo.co.jp/index.php/news/20170713-16068198-cyzowoman

●「性被害は被災と同じくらい大変なこと」被害者支援の立場から見た、性暴力を取り巻く社会の現状 http://www.cyzowoman.com/2017/03/post_132826_1.html

安倍劇場、登場人物、全部ここに出てました

「宮武嶺のエブリワンブログ」では、例えば以下のようなことを何度も書いていた。こういうのが共有されない「ツケ」が森友、加計学園、稲田防衛省問題などで、今回ってきているとも見れる。 出てくる人物、全部ここに出てまんなあ。 安倍なんて首相にするから右翼友達ばかりが無茶やってきたわけ。それを選挙で勝たしてきたものたちが悪い。

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● 安倍自民党政権ヘイトスピーチ社会を作っている。安倍・麻生・伊吹・下村・高市・新藤・稲田・萩生田。 2015年04月11日 http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/e5999b735d9c65ca0561f0cae7318e2a

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アベノリスク3 安倍政権は女性の輝きを奪う 麻生太郎 高市早苗 山谷えり子 稲田朋子 下村博文等閣僚妄言録 2014年12月12日 http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/87794f7c7e8bf86601232c71c37e5b63

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