ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

デマを垂れ流す産経新聞とそれを間違っていると認めずに拡散する維新足立議員

維新の松井知事は、足立議員を除名するどころか何も処分しないという。恥ずかしい政党だ。

 

 

いつまでこんな政党に居残り続けるのか、ケンタさん。

 

 

辻元議員へはネットでは本当にデマがたくさんありますが、それをうのみにする、拡散するとは、なんと低劣な人でしょう、足立議員は。 まあ、安倍も、デマに基づいて[森友学園に進入していないということを証明しろ」と言ってましたけど。

 

 

 

デマを取り上げて被害者に証明しろというやつはいかがわしいです

 

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以下記事紹介

 

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辻元清美氏に生コン疑惑」と維新・足立康史氏⇒ 辻元氏が「悪質なデマ」だと抗議していた内容だった

 

 

11/15(水) 23:44配信

 

日本維新の会足立康史氏(左)と立憲民主党辻元清美国対委員長

 

 

11月15日の衆院文科委員会で、立憲民主党の福山幹事長と希望の党の玉木代表を「私は犯罪者だと思っている」と発言した日本維新の会足立康史議員。

 

 

この日の足立氏をめぐっては、別の発言でも物議を醸している。 足立氏はこの日の質疑の中で、立憲民主党辻元清美国対委員長の名前も挙げて以下のように発言した。

 

「野党は加計学園ばかりやっている、なんで森友(学園問題)をやらないんですか。辻元清美国対委員長が関わってるからじゃないですか」

 

「(辻元氏の)生コン疑惑、野田公園に関わる疑惑を追求していく」 一体、どういうことなのか。

 

 

元々はネット上で拡散された内容だったが... 足立氏が言及した「生コン疑惑」「野田公園に関わる疑惑」とは、ネット上で拡散していた辻元氏に関する「疑惑」とされるもの。

 

 

その内容は、 森友学園の国有地払い下げ問題に関連し、「ゴミの混じった土を小学校用地の敷地内に埋めた」などと証言した作業員について、辻元氏が派遣した人物だった。 国有地だった「野田中央公園」(大阪府豊中市)の敷地を市が購入する際、市の負担を減らすべく、民主党政権で国交副大臣だった辻元氏が国庫補助金を出させた。 とするものだ。

 

 

いずれも元々ネット上で拡散していた内容だが、3月28日に産経ニュースが「民進辻元清美氏に新たな『3つの疑惑』 民進党『拡散やめて』メディアに忖度要求」との見出しで「疑惑」とされた内容を報道。

 

 

 

さらに翌29日、衆院国土交通委員会で足立氏が「辻元清美議員に係る疑惑」として取り上げた。 辻元氏はこれらの情報が出るたびに、自身のサイトで「悪質なデマ」だと否定している。

 

 

 

1の疑惑について:作業員とされた人物「(辻元氏と面識は)まったくない」 1については、籠池諄子被告が首相夫人の安倍昭恵氏に送付したメールに記された内容がきっかけだ。 メール全文は、自民党西田昌司参院議員が、昭恵氏から入手した記録として公表。その中の3月1日の内容として「辻元清美が幼稚園に侵入しかけ 私達を怒らせようとしました」「嘘の証言した男は辻本と仲良しの関西生コンの人間でした」(原文ママ)との記載があった。 ------ 「私達を怒らせようとしました嘘の証言した男は辻本と仲良しの関西生コン(※連帯ユニオン関西地区生コン支部とみられる)の人間でしたさしむけたようです」 ------ 「孫請業者の作業員がその委託社長がしてないといったのにもかかわらずその三日だけきた作業員が辻元清美が潜らせた関西なんとか連合に入っている人間らしいです」 ------ 辻元氏は3月24日、民進党役員室のコメントを公式サイトに掲載。

 

 

 

辻元清美議員が、作業員を下請け業者に送り込んだとされていますが、これも全くの事実無根」と反論している。

 

 

辻元氏とつながりがあるとされた「作業員」とされた人物も、TBSラジオ荻上チキ・Session-22」(3月29日放送)の中で「(辻元氏と面識は)まったくないですね」「私自身がやっているのは生コン会社ではございません」と証言。

 

 

疑惑について全面否定した。

 

 

 

 

2の疑惑について:国交省政権交代前に補助金交付と金額が決まっていた」

 

 

2については、国土交通省の由木文彦・住宅局長が3月29日の衆院国土交通委員会で、政権交代前の2009年5月時点で国からの補助金交付と金額が内々に決まっていたと答弁している。

 

 

国交省住宅局の資料「平成21年度住宅局関係補正予算配分概要」にも「住宅市街地総合整備事業」のために14億円あまりが豊中市に交付されることが明記されている。

 

 

辻元氏側も「国土交通副大臣に就任した時には、すでに政府と豊中市の間で合意がなされており、辻元が関わったという事実はありません」と、全面的に否定している。

 

 

吉川慧/ハフポスト日本版

 

 

 

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安倍首相「辻元氏は証明しないと」 ツイート

被害者の実名、顔写真、SNSなど個人情報の報道を自粛するよう各メディアに求めます


以下のものに署名しました。

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被害者の実名、顔写真、SNSなど個人情報の報道を自粛するよう各メディアに求めます

A N 日本

4,166 4,166 人が賛同しました。もう少しで 5,000 人に到達します!

A N 日本

事件被害者のプライバシーと遺族の生活を守る: 被害者の実名、顔写真、SNSなどの個人情報の報道の自粛を求める

先月末、世間を震撼させる衝撃的なニュースが報道されました。 神奈川県座間市のとあるアパートから9人の男女の遺体が発見されたというそのニュース、発覚から2週間が経過した現在でも未だ世間を賑わせています。

未だ事件の全容は明らかになっていませんが、自らの稚拙な欲求を満たすためだけに他人の生命を奪い冒涜するその行為は実に身勝手で怒りを禁じ得ません。 ご遺族の皆様のご心痛をお察し申し上げますとともに、この度被害に遭われた9人の方々に謹んで哀悼の意を表します。

今回の事件に関しまして、私が怒りを抱いたのは加害者の身勝手な行動だけではありません。 連日のように報道される被害者の方々の実名、顔写真、被害者の家族や知人への取材、被害者の人柄や行動、SNSまで。

執拗に被害者をつつきまわし、よりセンセーショナルな情報を嬉々として発表する現在の報道のあり方に私は疑問を抱いております。 亡くなった方にはプライバシーも何も関係ないのでしょうか? 今回の事件は被害者の身元が発覚した直後に遺族の方々が「実名報道、取材はご遠慮ください」との旨のコメントを発表しておられます。

報道の自由の下ならば、遺族の意思も本人の気持ちも関係なく、何を報道しても良いのでしょうか? このような報道のあり方は被害者への冒涜であるとともに、遺族感情をも無視したセカンドレイプのようなものだと感じます。

メディアの視聴率欲しさのために被害者は衆目に晒され続け、その間遺族は安らぐこともできず苦しみ続け、それはもはや犯罪の片棒を担いでいるのと同じようなことではないでしょうか。 今回の事件に限ったことではありません。

これまでもこのようなことは数え切れないほど繰り返されてきました。 罪のない被害者が俎上に載せられ、世間はそれを見て勝手なことを言い、被害者や遺族はいつまでも傷つけられ続けます。

被害者である人々が最低限のプライバシーも守られず、視聴率やお茶の間の話題のためにいつまでも見世物にされるのは間違っていると私は感じます。

SNSを見ていても同じような意見を持っている方がたくさんいらっしゃいました。 ですがきっと声を上げないままでは何も変わりません。

力不足ではありますが、私も小さな第一歩を踏み出さなければならないと感じ、この署名活動に踏み切りました。 集まった署名は民放主要放送局4局(日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日、TBSテレビ)とNHKの5局に送付しようと考えています。

現在マスメディアの中でも特に大きな影響力を持っているのがテレビだと思います。 老若男女問わず多くの人が目にするテレビ、まずそこから変わることができればその波が少しずつ広がり、いつか被害者がそれ以上不当に辱められることのない社会になるのではないかと考えております。

この署名が大きなことを変える小さな一歩になれば良いと心から願っております。 賛同者の署名は以下の宛先へ届けられます

日本テレビ放送網株式会社 株式会社テレビ朝日 株式会社フジテレビジョン

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維新とはこんな議員(維新・足立康史)を擁しているトンデモ政党

維新にも少しはまともな議員はいるかもしれない。 ならば、足立議員を直ちに除名するべきだ。できないならもう、維新という政党自体に所属することをやめるべきではないか。

維新・足立康史はもう、まともな人間とは言えない程度の低劣な人物だ。 橋下や松井が、排外主義ナショナリストで、慰安婦や領土で極右的なことを言い続け、安倍政権の補完勢力でしかない右翼政党になっていることは明らかなので、もうこんな政党に所属するのをやめるべきだろう。

維新・足立康史は、もう暴言どころか、人権侵害に平気で、ヘイトスピーチを言うのに平気で、ウソを言うのに平気で、ネトウヨ的言説を国会で言うという浅はかな人物。国会議員にしておいてはいけない程度の人。

フェイクニュースは儲けるためとか政治的謀略のためにネット世界で跋扈しているが、維新・足立議員はもうリアル世界で存在そのものが「事実とか人権とか倫理を全く尊重しない偽物野郎」だ。フェイクニュース野郎だ。

ヒトラーが白を黒と言い続けたように、足立も平気で白を黒という人物だ。 維新はこんな議員を除名にできないのか?

ケンタさん、恥ずかしくないのですか?

国会議員は全体としてこんな議員を排除しないのですか?

こんな議員に投票した市民は恥を知って反省して、リコール活動すべきではないのか?

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維新・足立康史氏、言いたい放題 獣医師会献金の希望・玉木代表らに「犯罪者」 朝日の加計報道は「捏造」、「死ね」撤回せず

産経新聞

© 産経新聞 提供 日本維新の会足立康史氏インタビュー=7日午後、東京・永田町の衆院第一議員会館(斎藤良雄撮影)  

日本維新の会足立康史衆院議員は15日の衆院文部科学委員会で、希望の党玉木雄一郎代表の関係団体が獣医学部新設に反対する日本獣医師会の関係団体から政治献金を受けていたことを問題視し、「犯罪者だと思っている」などと批判を展開した。

 足立氏は加計学園獣医学部新設に絡み「献金をもらって仮に請託を受けて国会質問していれば犯罪者だ」と述べた。 自身が「朝日新聞、死ね」とツイッターで批判した加計学園に関する同紙の報道についても「捏造(ねつぞう)だ」と重ねて強調した。 林芳正文科相に「捏造と言ってください」と求めたが、林氏は「特定の報道について断定することは控える」とかわした。

 足立氏は委員会後、記者団に「朝日の捏造報道で拡大した風評が、意味のない(他の)野党の質疑につながっている。捏造報道の責任は大きい」と主張。 民進党が国会で取り上げた「保育園落ちた日本死ね」の言葉を引き合いに「『死ね』が不適切なことは重々承知している。『日本死ね』を問題にしなかった国会やメディア、社会に対する異議申し立てだ」と述べ、撤回しない考えを示した。

 希望の党泉健太国対委員長は「一つ一つを真剣に受け止めることにはならない」と突き放した。 一方、福山哲郎幹事長が玉木氏とともに名指しで「犯罪者」と呼ばれた立憲民主党は、発言を議事録から削除するよう冨岡勉委員長(自民)に求めた。足立氏への懲罰動議を提出すべきかどうかも検討している。

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リンクレーター、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー

家にあった古いビデオをDVDに移したが、そのひとつの『ビフォア・サンセット』を再見してしまった。 『恋人までの距離』(Before Sunrise)のラストも見た。

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あの出会いと別れから9年後。

全てがパーフェクトだった。

彼女の部屋に行ってあの曲を聞いた。

ここには、僕があった。

今度、久しぶりに、『ビフォア・ミッドナイト』(Before Midnight)をみよう。

こういう認識のしかたを極右という

松井知事がまたもや暴言を吐いた。 慰安婦問題でまったくゆがんだ認識しかできず、事実を見つめず、排外主義をあおる発言。これは維新・橋下も同じだった。 産経新聞などと一緒になって、日本を非寛容で自己中な国に誘導している。

だが内向きで無知なので、自分の主張が国際的に通用しないということが分からない。常識の素養と教養がなさすぎる。 こういう認識のしかたを西欧では極右というのだが、国際感覚のない日本メディアは、そういう指摘をしない。

f:id:hiroponkun:20171114144739p:plain **** 以下産経新聞のゆがんだ報道

「お宅らの先祖はケダモノ」という事実誤認碑建てる行為、「次の世代の人権に関わる問題」サ市慰安婦像問題で松井知事

産経新聞

 米サンフランシスコ市が検討している慰安婦像と碑の公共物化について、大阪府松井一郎知事は産経新聞の取材に「『お宅らの先祖はケダモノ』という事実誤認のモニュメントを一方的に建てるサ市の行為は、姉妹都市関係を破棄しているようなもの」と指摘。「われわれだけでなく、次の世代の人権そのものに関わる問題だ」と批判した。

 大阪市の吉村洋文市長がサ市との姉妹都市関係解消も辞さない考えを示しているのに対し、市議会に反対意見が多いことについては「韓国に(像や碑が)あるのとは意味が違う。同盟国の公共スペースに置かれるということの重要性が、市会議員の皆さんは分かっていないのでは」と述べた。

神戸製鋼・日産の不正問題、主流秩序の典型

NHKクローズアップ現代で、神戸製鋼・日産の不正問題が扱われた。 主流秩序に従属するということの実態がよく出ている。

「組織の中で動いているところを、個人的に『これおかしいんじゃないか』と注意する雰囲気はない。」

「指摘する立場じゃない。組織が全然違うし。いい悪いという問題意識もなかった。」

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内部証言で迫る“不正の深層”~神戸製鋼・日産で何が~

日本を代表するメーカーで、いま不祥事が相次いでいる。神戸製鋼所では検査データの改ざんが発覚。取引先は、航空機、自動車メーカーや鉄道会社など、500社以上。取引先のなかには、他社に切り替える動きも出始めている。 一方、日産自動車では完成した車の検査を、資格のない従業員が行っていたことがわかり、一時出荷が停止。日本のモノ作りの信頼を揺るがしかねない事態に陥っている。当事者を徹底取材、不正の深層に迫る。

出演者 遠藤功さん (経営コンサルタント) 下村直人 (NHK記者) 武田真一鎌倉千秋 (キャスター)

内部証言で迫る 神戸製鋼・日産で何が 神戸製鋼所による不正はどこまで広がるのか。

神戸製鋼所 社長 「今回は申し訳ありません。」(10月12日の記者会見) 神戸製鋼所 社長 「申し訳ありませんでした。」(10月13日の記者会見) 神戸製鋼所 社長 「本当に申し訳ありません。」(10月26日の記者会見) 強度などのデータが改ざんされた製品は、航空機や鉄道、自動車など、世界の名だたる企業に販売されていました。アメリカでは訴訟に向けた動きも出ています。 弁護士 「これは重大な事態になる。安全性の問題が判明したら訴訟もありえる。」

現場の実態がほとんど伝わらない中、不正を知る元社員が、初めて証言。 不正を知る元社員 「数値をごまかすのがメイキング。」 不正を知る元社員 「組織の中で動いているところを、個人的に『これ、おかしいんじゃないか』と注意するような雰囲気はない。」 さらに、日産自動車やSUBARUでも不正が発覚。今、日本のものづくりの現場で何が起きているんでしょうか。

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内部証言で迫る “不正の深層” 鎌倉:神戸製鋼所の検査データの改ざんが最初に発覚したのは、先月(10月)の8日。アルミ製品や銅製品の一部について、強度などの検査証明書のデータを改ざんして出荷していたと発表しました。実は、神戸製鋼では、去年(2016年)にも子会社で同様の不正が起きていて、それを受けての社内調査で、今回の不正が判明したのです。当初は、国内4つの工場で起きたと発表していましたが、その後、国内のほかの工場や、海外の工場にも広がり、製品もアルミや銅以外に、鉄鋼など、さまざまな分野に及んでいます。

問題となっているのは、顧客と事前に約束していた品質基準を満たしていないにもかかわらず、データを改ざんして、満たしているように見せかけて販売していたこと。つまり、契約違反を繰り返していたんです。社長は記者会見で「信頼度はゼロに落ちた」と発言しました。 今回の不正の詳しい手口や背景は、まだ明らかになっていません。私たちは現役社員やOBを取材し、実態に迫りました。

神戸製鋼“内部証言” 不正の実態に迫る 不正が発覚した工場の1つ、山口県の長府製造所です。

主力のアルミ製品を、最も古くから製造している場所です。不正発覚を受け、従業員やOBへの取材を重ねてきましたが、ほとんどは取材拒否。話を聞かせてくれた人も、不正については知らないといいます。

元社員 「ここら辺のOBの人達とも会いますけど、皆『びっくりした』と。」 元社員 「(改ざんの)話は聞いたことない。分からん、びっくりした。どっちにしろ『品質保証室』が最終判断しとると思う。」 取材の中で浮かび上がった「品質保証室」という部署。一体どんな役割を担っていたのか。

神戸製鋼は、アルミの強度や加工しやすさなど、顧客の注文に応じて、さまざまな製品を作っています。出荷の直前には、顧客と契約した品質を満たしているかを詳細に検査します。これを行うのが、品質保証室です。 保証室で発行するのが検査証明書。今回、この数値がたびたび改ざんされていたことが明るみに出たのです。

神戸製鋼“内部証言” 不正の手口が明らかに

改ざんはどのように行われていたのか。 品質保証を担当していた元社員が匿名を条件に、取材に応じました。改ざんは、実は40年以上も前から行われていて、現場では、ある隠語で呼ばれていたといいます。

品質保証に関わった元社員 「『メイキング』=嘘をつく。『メイキングしたらいけん』とよう言いよった。数値をごまかすことは『メイキング』と言う。無いことはない。言葉自体があったから。」

取材を続けると、およそ10年前に、実際に改ざん、いわゆる「メイキング」をしていたという元社員に接触できました。この人物が明かした改ざんの手口です。

“検査をして不合格だと、機械から赤い紙が出てくる。その場合、品質保証室長に相談し、新たに改ざんした数値を入力する。これがメイキング。(取材メモより)”

製品の仕上がりには、わずかなばらつきがあり、一定の割合で、顧客との契約を満たさないものが出てしまいます。作り直すには、時間とコストがかかるため、数値を改ざんすることがあったというのです。 “納期を絶対に守らないといけない。取引先は、神戸製鋼なら納期までに納品してくれると期待している。納期が守られなかったら、神戸製鋼の信頼が揺らいでしまう。(取材メモより)” さらに、不正の根底には、契約を満たしていなくても、安全性に問題はないという考えがあったといいます。

“例えば規格は8%だが、それに対して7.9%だったとする。これを合格として出しても問題ないという判断に当然なっていく。わずか0.1の差。担当者は、安全性は間違いないという判断をして出荷している。” 今回、その詳細な手口が明らかになった、データの改ざん。神戸製鋼の調査では、不正は海外も含め、17の工場で行われていたことが分かっています。

神戸製鋼“内部証言” 不正はなぜ まん延

なぜ、不正の広がりを食い止められなかったのか。 背景に、神戸製鋼が置かれた厳しい状況も見えてきました。数年前まで、栃木県のアルミ工場で働いていた元社員に話を聞くことができました。退職の直前には、生産効率を上げろという現場への圧力が強まっていたといいます。

数年前まで働いていた元社員 「コストダウンの一環でいろいろやって、できれば製品にしたい。出荷しなきゃいけない。費用の面、納期の面、そこのところでどうするか、すごいプレッシャーがあった。」

神戸製鋼は、この10年で5度の最終赤字に陥り、苦しい経営が続いています。こうした中で期待されていたのが、車の軽量化などに伴い、需要が高まっているアルミ部門でした。 取材で入手した最近の工場内の写真です。

至る所に金属の削りかすが散乱。写真を撮影した関係者によると、現場はメンテナンスに手が回らなくなるほどの忙しさだといいます。

現場で働く社員 「最近は忙しい。決められてますから、『月々これだけ生産しなさい』と。それが大変だったら残業とか…。何とか間に合わせる、生産量は。」 「間に合いませんとは?」 現場で働く社員 「言えない、それは。お客さんが離れるから『もうできません』といったら終わり。」

こうした中、品質保証室で行われていた不正。実は、ほかの部署で、改ざんに気づいている社員もいました。しかし、組織は縦割りで、声を上げることはありませんでした。

改ざんに気づいていた元社員 「組織の中で動いているところを、個人的に『これおかしいんじゃないか』と注意する雰囲気はない。」 「指摘は?」 改ざんに気づいていた元社員 「指摘する立場じゃない。組織が全然違うし。いい悪いという問題意識もなかった。」

納期への強いプレッシャー。技術力へのおごり。声を出しづらい企業風土。不正に歯止めがかかることはありませんでした。

神戸製鋼 データ改ざん “不正の深層”は… ゲスト 遠藤功さん(経営コンサルタント

下村直人(NHK記者) 取材に当たった下村記者。

海外の工場にまでデータの改ざんが広がっていたということだが、これは、会社ぐるみの不正だと考えていい?

下村記者:不正は、工場の中の品質保証室を中心とする、限られた人たちで行われていました。しかし、同じような手口による不正が、グループ全体にまん延していたんです。マニュアルなどは今のところ見つかっていないんですけれども、担当者レベルで口頭で引き継がれていったものと見られています。会社側は、経営陣による指示はなかったとしているんですけれども、私たちの取材で、品質保証室や工場長を経験した複数の元役員が、不正を認識していたことが明らかになっています。現在、弁護士で作る社外の調査委員会が調査を進めているんですけれども、経営陣の間でこうした不正の事実が共有されていたのかどうか、焦点になると思います。

規格をわずかに満たしていなくても安全性には問題がないという元社員の声もあったが、なぜ、こうした意識がまん延していた? 下村記者:製造業の現場にもともとあった商習慣、これが背景にあると思います。「トクサイ(特別採用)」と呼ばれる慣行です。製品が契約していた基準に満たない場合に、顧客の了承を得た上で販売するという、いわば「アウトレット」です。これ、合意があれば問題がないんですけれども、神戸製鋼の場合、このトクサイで、このくらいの差であれば、顧客も受け入れてくれるんだといった経験を積み重ねるうちに、基準に対する意識が甘くなっていったんだと思います。その結果、顧客の了承を得ないまま、勝手に改ざん、メイキングという許されない行為にまで発展していったと考えられます。今回、不正が発覚した後も、元役員の中には、安全性には問題がないと考えていて、何が悪いのか分からないという人までいたんです。

経営コンサルタントで、製造業に詳しい遠藤さん。

厳しい納期や経営環境、そして技術へのおごりが背景として浮かび上がってきているが、遠藤さんはどう見る?

遠藤さん:背景には、やはり神戸製鋼特有の事情があるというふうに思います。神戸製鋼は、創業100年を超える名門企業なんですね。高品質で付加価値の高い製品を作っています。軽いのに強度が高い製品など、神戸製鋼しか作れないような製品も数多くあります。その方向性そのものは戦略として正しいし、日本の製造業の多くは、そこにこだわらなくてはいけないんだというふうに思います。しかし一方で、付加価値が高いということは、製造の難易度も高い。決して簡単には作れないんですね。品質を担保するのは簡単ではありません。さらに、アルミとか鉄鋼という業界は今、とても競争が激しい、厳しい状況にあります。設備投資などに巨額の資金が必要で、その負担が大きいということで、業界の今、再編も進んでいるんです。その中で神戸製鋼は、独立経営維持という方針を貫いています。それはそれで1つの経営判断だというふうに思うんですが、結果的には、現場は相当無理をせざるを得ないような状況になっていったということも考えられると思いますね。

この神戸製鋼が作っていたアルミや鉄などの素材は、飛行機や鉄道から、私たちの身近な家電製品に至るまで、あらゆるところに使われています。製造業全体に大きな波紋が広がっています。

アルミ・銅・鉄の不正 製造業に広がる波紋 リポート:太田朗(NHK大阪) 大阪にある従業員100人のメーカーです。

製造するバネの一部に、神戸製鋼の子会社製の素材を使っています。この会社から出荷されたバネは、最終的に自動車や印刷機など、さまざまな商品に組み込まれています。バネの素材に問題が生じても、商品のどこにそのバネが使われているのか、全てを把握するのは難しいといいます。

三協精器工業 赤松賢介社長 「最終のお客様に月間、何千台か何万台かという形で流通していくと。そうすると、裾野がかなり広がっていくと、もしそれに問題があった場合、回収するのが非常に困難になってくる。」 不正の発覚後、神戸製鋼の子会社から「納めた製品には問題がない」と書かれた紙が送られてきました。しかし、今回の不正についての詳しい説明はなく、不安は拭いきれないといいます。

三協精器工業 赤松賢介社長 「ここまで全社的に各工場で改ざんされておられたのであれば、どのような改ざんをしていたのか、明確に1点1点できる限り、正直に表に出すことがよいのではないかと。」 不正による業界への衝撃はそれだけにとどまっていません。先月下旬、神戸製鋼の子会社の一部の製品について、JIS(日本工業規格)を満たしていないことが分かり、認証を取り消されたのです。製品の安全性などに対する、いわば国のお墨付きを失ったことになります。 問題となった神戸製鋼の子会社から、商品の大半を長年にわたり仕入れてきた商社です。

ユニ金属 髙田憲二社長 「ほとんどが神戸製鋼さん。コベルコ、マテリアル銅管さんです。」 主力商品は、業務用の冷蔵庫や空調に使用される銅のパイプ。問題の発覚前、仕入れた商品には「JIS」と記載されていました。認証を取り消された後、JISの後ろに「準拠」と書き加えられるようになりました。

ユニ金属 髙田憲二社長 「準拠品というふうに言わざるを得ないというのは、なんかちょっとやるせないですね。」

神戸製鋼の子会社からは「JIS規格を満たしていなかったのはごく一部の製品で、この会社に販売した製品には問題がない」と連絡がありました。今、800社に上る出荷先への説明を続けています。

ユニ金属 髙田憲二社長 「素材メーカーさんは、一番川上でいらっしゃるので、しっかりいい商品を作っていただくというのが、そういう責任は重いと思います。」

神戸製鋼 データ改ざん 製品の安全性は 鎌倉:気になる安全性ですが、神戸製鋼は出荷先と共に製品の安全性について確認を急いでおり、出荷先525社のうち、470社は、これまでに一定の安全性が確認されたとしています。新幹線や自動車に使われていた製品の一部は、安全性に問題がないと、JR各社や自動車メーカーが明らかにしています。ただ、残る55社では、まだ調査が続いています。神戸製鋼の製品がどこに使われているのか、たどりきれないケースもあって、すべての製品で安全性を確認するメドはまだ立っていません。 さらに不正は、神戸製鋼だけではありません。日産自動車やSUBARUでも、出荷前の車の安全性を、資格のない従業員が検査する不正が長年続いてきたことが分かりました。

日産の“検査不正” 現場で何が… 今回NHKは、日産自動車の役員の音声を独自に入手。先月末、社員に対し、不正について説明をしていました。

声:日産自動車 山内康裕CCO 「完成検査というものの法令の重要さ、理解が全くできていなかった。これを40年間か、50年間か、30年間か分からないが、それを見逃していたのは、間違いなくマネジメントの責任。」 本来、完成検査は資格を持つ検査員が行うことになっています。しかし、人手不足の中で、資格のない従業員が検査を行うことが常態化していました。検査を記録する書類には、検査員のはんこを使い回して、検査が適正に行われたように見せかけていたのです。 日産自動車で20年以上検査業務を担当していた社員です。自らは不正に関わったことはないとした上で取材に応じました。会社は、資格のない新入社員や非正規の従業員にも検査をさせて、誰と誰が検査員のはんこを使ったのか、一覧表にまでしていたといいます。

日産自動車 社員 「結構、人の出入りが激しい。それを把握するために、そういう表みたいなものを作って、自分たちなりに管理していた。」 この社員によると、2000年代以降検査員の数は、およそ6割に減少。一方で、生産性向上を要求され、不正に歯止めが効かなくなってしまったといいます。 日産自動車 社員 「人を減らされた、毎年5パーセント生産性を向上しなきゃいけない、そういうオーダーが現場に来て、それに応えるためにはどうしたらいいのか、ということで、“現場なりの創意工夫”をしちゃった。それが、本来であれば、完成検査という、国に委託された業務であるにもかかわらず、その辺を置き去りにした。会社経営側の要請に応えるために一生懸命やってしまった。」

日産・SUBARU “検査不正”問題は

日産自動車は、この不正の発覚で、今期の営業利益が予想より400億円減る見込みだとしています。

下村記者:日産の先月の新車販売台数ですけれども、去年と比べて43%減るなど、影響が出ています。同じような不正が明らかになったSUBARUでも、業績予想の下方修正を迫られました。いったん信頼を失うと、経営のダメージは避けられず、信頼の回復も容易ではないと感じます。

神戸製鋼日産自動車ともに、不正が表面化してきている。これは、何か共通の問題点、体質のようなものがあるのか?

遠藤さん:日本の企業は今、ガバナンスの強化に取り組んでいます。本来、法令順守とか、コンプライアンスという意味なんですが、最近では、攻めのガバナンスという言葉になっているんですね。結果として、やっぱり利益追求、稼ぐ力を高めるということが、相当色濃くなっています。品質の要求水準が高いことに加えて、利益を上げることへのプレッシャーも大きくなっている。さらに、品質を担保する製造現場は、ぎりぎりの人数で回しています。世代交代などもあって、現場の力が相当弱くなっている。利益なき繁忙というのが、現場では起きているんですね。この2社に限らず、品質問題が起こりやすい状況に、全ての製造業があるとも言える状況だと思いますね。

そうした問題を断ち切って、日本の製造業への信頼を取り戻すためには、今、何が必要?

遠藤さん:実は品質問題は、昔からあります。でも、そうした品質問題を日本の製造業は真正面から受け止めて、そして、そこから学習しながら改善するということで強くなってきた、そういう底力があったと思うんですね。それを失ってしまっては、日本の製造業はやっていけないというふうに思います。「品質を作り込む」という言葉があるんですが、品質は現場でしか担保できません。そういう意味で、やっぱり短期的な利益追求だけではなくて、中長期的なサステイナブルな成長を目指すと、そしてその一方で、もう一度、品質とは何かを問いかけて、そして必要な投資を現場に対して行う。こういうことも経営に求められているんではないかなというふうに思います。例えば、改ざんができないようなシステムに投資するとか、新たな仕組みが求められているとも言えると思いますね。

具体的にやっていけることもある? 遠藤さん:そうですね。やっぱり、仕組みとか、新しいシステムを作っていくということも今、大事なんだろうというふうに思います。 その上で、日本の製造業がこれまで培ってきた、根本的な部分ですね。

遠藤さん:もう一度、人づくりというものに立ち返ると。そして、品質の番人、品質の鬼を、もう一度現場に作っていくということが求められているんじゃないかなというふうに思います。

ここ数年、日本の製造業、品質を偽る不正が相次いでいます。競争がどんなに激しくなっても、何とか踏ん張って、品質への高い信頼があってこその日本のものづくりであることを、忘れてほしくないと思います。

社民主義の話にならないから、こんな話にとどまっている

毎日新聞で「自民勝たせた若者の意識 「青春=反権力」幻想に」という記事が載った。

まあよく言われるような話だが、リベラルというかどうかではなく、政策で再分配していく社民主義を選ぶかどうかという大事な視点を学んでいない(もてていない)から「ものを考えていったり判断する軸がない」、ということを指摘しない、のがだめだ。 そして主流秩序というかたちでいまの社会の問題をとらえていないことが問題だ。記事自体が不足している。

だから「皆がちゃんと考えることができなくなっており、社会がひどくなっている」という指摘がなく、浅い分析にとどまっている。多くの教育者も踏み込めていないし、現状に加担している。

「リスクの多い社会では、従来の規律から逸脱するよりも同調した方がいい。そのため今の若者は縦社会を好む傾向にあり、秩序の維持を大切にする」「ネット攻撃を恐れて同調」という指摘は当たっている面があると思う。

また、最近、保守化とか右傾化、ナショナリスト、極右という指摘(名指し)を避ける傾向、当たっていないという意見がよくあるが、保守化、右傾化、極右という指摘はちゃんとしていくべきと思う。

「右でも左でもなく」というように昔からインテリとかは中立、第3者の立場を好んで自分を守ったり上から目線で偉そうにしてきたが、いまはそれが皆に広がっている。それは現実の切羽詰まった立場性や社会運動の現場当事者を軽視し、逃げすぎである。

そうした風潮もまた主流秩序であり、それに加担しているひとが多すぎる。

特定秘密保護法共謀罪集団的自衛権安保法などを強行的に成立させ、領土などで近隣諸国とナショナリスト的に対立し、軍事費拡大・9条改憲靖国神社擁護・慰安婦問題が典型だが、安倍は保守的・国家主義的・右翼的な言動や政策・立場を多くとっているから、国際的にはウルトラナショナリストとされるし、ルペンなどの極右と近いことを言っているし、トランプやプーチンなどの反人権派と近い感性で動き仲良くしているので、そう指摘すべきなのである。

安倍を支持できる人は人権問題に鈍感なのである。それさえもわからないほど、ものを見る軸を持っていない人が増えているからこんな社会になっている。若者に相対的に多いが、日本社会全体でそう言う人が多いというのが、主流秩序論である。

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自民勝たせた若者の意識 「青春=反権力」幻想に 毎日新聞2017年11月13日 東京夕刊

日の丸の旗を手に安倍晋三首相の街頭演説を聞く有権者ら。若者の自民支持は増えている=東京都千代田区で2017年10月21日午後6時31分、長谷川直亮撮影

 若者は「保守化」しているのだろうか。そんな疑問が湧く。先月の衆院選では、10代、20代の自民党支持が他の世代に比べて突出して高かったからだ。「自民支持」の背景を探った。【庄司哲也】

 若者の投票行動は数字に表れている。まず、共同通信が投票日に行った出口調査を見てみよう。比例代表東京ブロックの投票先では、10代の47・2%、20代の42・1%が「自民」と回答。一方、30代~70歳以上の世代では20%台後半から30%台だった。60代では「自民」が28・3%だったのに対し、「立憲民主」は28・4%とわずかだが逆転した。若者が自民を支持する傾向は他の比例ブロックでも見られた。

高校生を対象にした意識調査 f:id:hiroponkun:20171114102001p:plain

 なぜ、自民支持の若者が多いのだろう。「選挙で野党は『森友・加計(かけ)学園問題』を訴えたが、政策の議論とは言えない。三権分立なのに、立法府に属する議員の候補者たちが司法の独立を侵食しているようにも見え、支持できませんでした」。慶応大1年の野上奨之輔さん(19)はそう話す。投票しなかったが、どちらかといえば「自民支持」という。

 若者特有の事情ものぞく。早稲田大2年の桑原唯さん(20)は「最大の関心事は就職です。一時に比べれば就職状況は改善しており、政権交代でこの状況が変わるようなことは避けたい」と、胸の内を明かした。

 自民大勝は、有権者が離合集散を繰り広げた野党に嫌気が差し、よりましな選択肢として自民に投票したと説明できそうだ。さらに、若者に関する気になる調査結果を見つけた。

 大阪大特任教授の友枝敏雄さん(社会学)の研究チームが、2001年から6年ごとに3回にわたり、福岡などの高校生延べ1万人超を対象に行った意識調査だ。グラフを見てほしい。例えば「校則を守るのは当然か」という質問に「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた生徒の合計が、68・3%(01年)▽75・4%(07年)▽87・9%(13年)と大幅に増加。さらに「日本の文化・伝統はほかの国よりも優れている」への賛意は、29・6%(01年)▽38・7%(07年)▽55・7%(13年)と年々伸び続けているのだ。

 友枝さんは「リスクの多い社会では、従来の規律から逸脱するよりも同調した方がいい。そのため今の若者は縦社会を好む傾向にあり、秩序の維持を大切にするのです」と分析する。「空気を読んで従順」という姿が浮かぶ

 また、友枝さんは、今の若者には、従来の「公共空間」に加え、ネット世界の「炎上空間」という二つの空間があることに気がついた。「若者は自己保身の意識が強い。公共空間で目立ってしまうと、そこでは面と向かって言われなくても、炎上空間でたたかれてしまう。だから論争を起こすことを避けるのです」

 集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法を巡って反対運動を続けた学生団体「SEALDs」(シールズ、昨年8月解散)の元メンバーらで設立した新団体「未来のための公共」に加わる大学3年生、馬場ゆきのさん(20)も「自分の主張を話すのはよくないという風潮があると感じます。私もこうした活動をしなければ、デモに対して悪いイメージを抱いていたかもしれません」と、目立ちたくない若者の特徴を説明する。

 昔からの習慣や制度を守ることを大切にし、不満を口にせず、現体制の維持を望む。政治的な変革も好まずに与党の自民党に票を入れる--。今の若者の意識を知ると「青春=反権力」はもはや幻想なのかもしれない。

国への執心、空虚感の裏返しか

 自民支持が増えたのは若者の右傾化が要因という論調もある。一時期、右翼団体で活動していた作家・社会活動家の雨宮処凛さんに意見を求めると、加入動機から語り始めた。「右翼団体に入るまでは社会の息苦しさを自分一人で抱え込んでいました。でも、右翼団体の人が『お前のせいじゃない』と言ってくれたことで、気持ちが楽になりました」

 雨宮さんは「就職氷河期」の1993~05年ごろに社会人となったロストジェネレーション(失われた世代)だ。バブル崩壊後、希望していた美大への進学を諦め、フリーターになった。その職場では外国人労働者と競わされた。「ここが日本の底辺と思っていました。『日本人に比べ外国人は時給が安いのによく働く』と言われた。私と外国人との違いは、日本人であるということ以外になかったのです」と、右寄りの思想になった背景を説明した。

 現在の日本はどうか。雇用状況の改善は、非正規雇用の増加が主な要因だし、人口減の日本社会は経済成長のシナリオを描けない。若者はフラストレーションをためているのではないか。「自分には何もないと感じるから国に過剰な思い入れを持つ。閉塞(へいそく)感をぶつけるように改憲を訴える若者の姿はかつての私のようです」と雨宮さんは感じている。

 06年から10年間、新入生のゼミを担当した首都大学東京教授の谷口功一さん(法哲学)は、憲法9条に関するリポートを書かせてきた。これまでの学生の意識は6対4で改憲派護憲派を上回っていた。中には「北朝鮮にミサイルを撃ち込め」と書いた女子学生もいた。だからといって谷口さんは、単純に「若者の保守化が原因」と決め付けることには懐疑的だ。最近、学生に「リベラルな政党はどの政党か」という質問をしたところ、立憲民主、共産、自民、希望の党と、全くばらばらの回答だったからだ。

 そもそも日本ではリベラルや保守の定義が明確ではない。「米国では経済政策の対立軸について、政府が社会や市場に対して積極的に介入し、増税大きな政府を志向するのがリベラル。これに対し、市場での自由競争を重視し、減税や小さな政府を志向するのが保守です。でも、日本では護憲か改憲かなどといったイデオロギー的な側面が強調されています」

 さらにいわゆる「55年体制」からの考えにとらわれ過ぎだと指摘する。「今の学生たちはそんな考え方に縛られていません。保守=右派、リベラル=左派と位置付けてはいないのです」と話す。

 慶応大に在学しながら学習塾を経営する今井美槻さん(25)は「かつて『革新勢力』と呼ばれた野党は対案を示そうとしません。日の丸や君が代に反対するが、代わりの国旗や国歌を示したことがあるでしょうか。それでは議論のしようがない。新たな動き、変化の足を引っ張る政党こそ、もはや『保守』と見るべきでしょう」と話した。

 安全保障を見直し、消費増税改憲といった改革を訴える自民こそ、若者には「革新」に見え、護憲を訴える共産党などは「保守」に映るのかもしれない。  このまま若者が自民を支持していく傾向は変わらないままのようにみえるが、慶応大1年の大倉康寛さん(20)は「私たちの世代は物心ついた時に民主党政権ができ、投票で政権が代わることを知っている世代でもあるんです」と答えた。決して若者の自民支持は盤石でないのだろう。

 高齢者中心の「シルバーポリティクス」が言われる。新たな若者の意識を上の世代はくみとれるだろうか。

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DVに甘い判決  2017年4月、東大阪市、夫が妻の不倫に激高して暴行、傷害致死

2017年4月、東大阪市で、大工・本間征司容疑者(36)が妻の淑子さん(35)に暴行を加えて殺害しようとしたとして逮捕された。その後傷害致死の罪で裁判が行われていた。

夫は妻の不倫を知って激高し、自宅で妻の淑子さんの頭を約20分間にわたり蹴るなどしたうえ、えりをつかんで床に投げ飛ばしたりした。 淑子さんは頭を強く打つなどして病院に搬送され、硬膜下血腫で翌日朝に死亡した。

2017年11月の判決では、妻が不倫していたと知って怒る夫の心情に理解を示して、懲役3年、執行猶予5年の執行猶予付きの有罪判決となった。

抵抗しない相手に暴力を続けて殺人に至ったのに、軽い処罰となったことは身体暴力・DVに対する甘い考えが反映していると思われる。 不倫には身体暴力を伴って怒って当然だ、夫婦なら殺しても刑務所に入らなくてもいいというのはおかしい。

苦しい気持ちになったとしても、それを暴力という形にして相手を死に至らしめてはいけない。

自転車で交通違反切符を切られた体験

踏切で、バーはまだ降りてなかったが警報が鳴っているときに自転車で通り抜けたときに警官につかまって違反切符を切られた。 目の前に別の人で自転車で通過した人も歩行者もいたが、私だけが捕まった。

口頭注意ぐらいと思ったらかなり強い口調で「これは違反だ、ダメだろ!違反だから切符切ります。警察に出頭するように」と言われて、急いでいたので反論したら時間がかかりそうで従った。

後で確認したらその踏切は、まず6-7秒警報が鳴って、次にバーが動き出して5秒で最初のバーが下りて次の5秒で2つ目のバーが下りきるものだった。

私が踏切に入ったのは警報がなり始めて7秒後ぐらいと思う。最初に踏切内に入ったときにはバーはまだ両方とも動いていなかったが、入った後に一本目が上のほうで動き出した、だから余裕で通り過ぎたつもりだったが、物陰から警官が飛び出てきて、「警報が鳴ってバーが締まり始めたときに踏切に進入したやろ。違反だ」といわれた。 通り過ぎてから1本目のバーがしまり、そのあと2本目のバーが締まった。だがまあ、警報は鳴っていたし、バーがおり始めたといわれたらそうだと思うので、従った。 警官に罰金になる犯罪だ、でも初犯だから罰金にはならないかもしれないが、これはれっきとした道路個通法違反で切符切ります。というようなことを言われた。

こんなとでそこまでするのか、警官の点数稼ぎではないかと内心思った。

しかし帰宅して後日、調べると、確かに法律上は違反だった。 自転車も自動車と同じく車両扱いで、以下の規定があてはめられる。

道路交通法第33条(踏切の通過)  車両等は、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止し、かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない。ただし、信号機の表示する信号に従うときは、踏切の直前で停止しないで進行することができる。

2 車両等は、踏切を通過しようとする場合において、踏切の遮断機が閉じようとし、若しくは閉じている間又は踏切の警報機が警報している間は、当該踏切に入つてはならない。

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つまり、踏切の進入禁止において、「踏切の遮断機が下りている場合」だけがだめなのではなく、

「踏切の警報機が鳴っているとき」、や「踏切の遮断機が下りてきているとき」もダメということ。

これはかなり厳しい。そしてそんなこと、皆、守ってないと思った。警報が鳴っても自転車がはいっていくことはある。一旦停止もほとんどしていない。

しかし、これに限らず法律上はダメだが現実には守られていないようなことは多くある。 自転車でも踏切で一旦停止して左右を確認しないといけないとか、雨の時に自転車を運転しながら片手で傘を持っていると違反だという。

私は今回、出頭して署名し、説教された。今度やったら悪質自転車運転者になり、講習を受けさせたり罰金にすると脅すような説教だった。 今自転車の事故などが蔓延しているので、厳しくしているという。

歩道での自転車の疾走などは危険で自転車は凶器にもなるし、危険性の高い行為は取り締まるべきというその意図には賛成するが、踏切でも一旦停止しないとだめとか、1本目さえまだまだ踏切が締まらない段階での通過とバー2本目が締まりそうなときのギリギリの通過とは別物と思う。

信号無視も黄色の時と黄色から赤になった時と明らかに赤の時とは違う。

安全運転義務違反もかなり恣意的な判断でなされるような規定に思う。

危険な運転を繰り返すというが、次も今回のような軽微なものでも2回目ということで「悪質自転車運転者」にするというのは実態に合っていないものだと思った。 本当に危険なもので2回捕まるのと、軽微なもので2回捕まるのとでは違うはずなのにと思った。

一回目は口頭注意とかですむようなものまで違反切符を切るものになっているのはおかしいように思う。また違法としつつ、実際は見逃すのも多く、しかし、時には点数稼ぎのために違法としてキップを切るという恣意的な判断がなされるのもおかしいと思う。

スマホを見て自転車yに乗っていたということで違反切符を切れるが、本当に見たら全員、違反切符切るのかというと、恣意的になされるだろう。 今回の踏切侵入よりも実際にはスマホ見ながら運転のほうがもっと危険だというのに。

一方、雨の時に傘をさしているとダメというのは現実的にはおかしいな規定だ。傘をさすしかない。其れを今はほとんど見逃しているが、安全義務違反だとしてキップを切れる。子供を乗せた自転車走行も同じだ。

法律も制度の運用ももっと公平と合理性あるものにすべきだと思った。

また出頭した際に検事から公的組織なら法律違反したら解雇処分になるようなことだというようなことも言われたが、人身事故になるような交通違反と、今回のような自転車で踏切に警報が鳴った段階で入ったというような軽微なことを同列に言うのもおかしいと思った。雇用における懲戒処分は就業規則においてちゃんと不適切な言動の程度によって規定されている。いい加減な脅しの説教も「違反の程度を考慮しない」不適切な発言と思った。その意味でも今回のような形式的な、軽微なものまで違反切符を切るのはどうなのか。まずは注意で済むようなものではないかと思った。

だが法律の文言だけに従えば違法は明白。いい経験になった。

山口敬之の反論になっていない反論

山口敬之の詩織さんレイプ事件で、山口が反論を書いたりネット番組に出て反論したりしているが、 その内容からして、合意がなく、酔っていて、吐きまくっていて、帰りたいといていたのに、病院に連れていくでもなく、ホテルに連れ込み、吐いていて臭いといいつつ、セックスしたわけで、ベッドは1つしか使われてなくて、反論が成功していないこと、レイプであるとますます疑われるようになっている。

また法律で起訴・有罪になっていないからといって潔白とは言えないという当たり前のことも再確認しておこう。DVにもグレーゾーンがある。今のレイプに関する法律もその運用も問題があるし、不起訴になったことも問題があるが、もし不起訴になったことが法律上正統でも、民事上問題がある場合があるし、事実としてレイプがあった場合がある。

当たり前だ。完全に証拠がなく、法律上は有罪にできない、しかし犯罪的行為は行われたというようなことはある。

詩織さんの著書に加えて、以下のネット記事二つをまずは確認しておきましょう。 f:id:hiroponkun:20171113173235j:plain

http://lite-ra.com/2017/10/post-3540.html 山口敬之氏が詩織さんへあまりにも卑劣な反論! 核心からは逃げ、印象操作と陰謀論で詩織さんを攻撃

https://wan.or.jp/article/show/7508 「強姦神話」を暴く---山口敬之氏手記を批判する  牟田和恵

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上記の中で、 山口氏の逮捕を直前で取りやめにしたのが“菅義偉官房長官の子飼い警察官僚”である中村格刑事部長(当時)であることや、山口氏が事件の対応を“官邸のアイヒマン”と言われる北村滋・内閣情報調査官と相談していたことも再確認されている。

映画「たたかいつづける女たち~均等法前夜から明日へバトンをつなぐ~」

12月16日(土)に 山上千恵子監督のドキュメンタリー映画「たたかいつづける女たち~均等法前夜から明日へバトンをつなぐ~」

の上映会&トークが開催されます。 ゲストスピーカーは宮地光子弁護士。

-∴-∵-∴ 以下セミナー情報 ∴-∵-∴-

男女雇用機会均等法の意義とこれから~映画「たたかいつづける女たち」上映&トーク

日時:平成29年12月16日(土)

時間:14時~17時

ゲストスピーカー:宮地光子(弁護士)

定員:50名

一時保育締切:12月6日(水)

会場:クレオ大阪中央

備考:受講動機と所属団体名をお書きください。

お申込みは下記HPよりお願いします。

http://www.creo-osaka.or.jp/webapp/AppMain.php?koza_preview=3946&port=50111&from_kan=05

日本のメディア人との違いが出た

日本では御用学者ならぬ御用記者が多い。 安倍や橋下、菅官房長官石原慎太郎知事、小泉首相など、、勝手なことを言いっぱなしにさせてきた。

例えば橋下が自分が気に食わないということで朝日記者を追い出したときに、ほかの会社の報道人は怒って抗議するのではなく、自分が同じ目に合わないようおとなしく黙っていた。 橋下がMBS記者を不当に罵倒攻撃し続けたときにも、ほかの記者は、橋下の行動をたしなめたり批判するのではなく、むしろ、そのMBS記者を犠牲にして、自分は攻撃されないように媚びた。

官房長官の答えになっていない応答でもそのままにしてきた。それがようやく東京新聞の女性記者などが頑張って少し抵抗したがほかの会社の記者は自分を恥じるのではなく、その記者と自分は違うという態度で政権にすり寄った。 記者クラブは、独立したジャーナリストを排除し、政権と癒着してきた。

それに対して、メディアへの不当な攻撃に対して、良心に従ってディズニーの死者をボイコットし始めた記者たちがいる。日本の感覚なら、「こういう時こそ自分はディズニーにすり寄って気に入られよう。できれば特別扱いされよう。決して排除されないようにしよう」と考える。 主流秩序に従属する発想のやつが多いのだ。

それにたいして、自分の頭で考えて態度を決める人がいる。主流秩序に抵抗する人がいる。そこにこの地球の上での希望がある。人間というものへの希望がある。

「良心」とは何か。それは道徳とか倫理という平板で底の浅いものではない。 主流秩序に従属せず、自分で考えるという態度のことであり、それを生み出す自分の《たましい》を大事に生きていることのあらわれのことなのだ。

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*** 記事

米ディズニーの試写ボイコットへ…ジャーナリストたちが表明

11/7(火) 22:58配信

写真は米ディズニーCEOのロバート・アイガー氏 - Michael Loccisano / Getty Images

 米ディズニーに対して、一部のジャーナリストたちがボイコットを始めた。ロサンゼルス・タイムズ紙に批判的な記事を書かれたディズニーが、同紙に試写への参加などを禁じたことから、それに反発した記者たちが同スタジオの試写に参加しない考えを表明している。

LAタイムズ紙がレビューできなかった『マイティ・ソー バトルロイヤル』【写真】

 事の発端は、ロサンゼルス・タイムズ紙がディズニーの経営に関して批判的な報道をしたことで、ディズニーは同紙をつまはじきにすることに。The Guardian によれば、ディズニーは同紙に、試写会への参加やタレントたちへの取材を禁止したという。ディズニー傘下のマーベル・スタジオが手掛けた新作映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』のレビューが掲載されなかったことについてロサンゼルス・タイムズ紙が説明し、この事態が明るみに出たという。

 それには一部のジャーナリストたちが反発。現地時間6日、ワシントン・ポスト紙で映画やポップカルチャーについての記事を寄稿しているアリッサ・ローゼンバーグ氏が、ディズニーの試写会には参加しない意思を表明したことを皮切りに、それに追随する記者たちが現れている。ローゼンバーグ氏は「ディズニーがロサンゼルス・タイムズ紙の批評家を試写会から締め出している限り、私は良心に従い、試写会に出席したり、事前のレビューを書いたりすることはできません」と主張した。

 ポップカルチャーなどを取り上げる The A.V. Club やFlavorwireがボイコットを表明しているほか、

CNNのニュースアンカー、ジェイク・タッパー氏はTwitterで「ディズニーへのボイコットに敬意を示して、ロサンゼルス・タイムズ紙の定期購読をすることにしたんだ。 ジャーナリズムに従事しているってことさ。一緒に参加しませんか!」

と呼びかけ、別の形でロサンゼルス・タイムズ紙を擁護している。

(編集部・石神恵美子)

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日本のメディアと違って海外ではまともなメディアの質問

トランプと安倍の無駄なゴルフの警備のために、警視庁は今回、過去20年間で最大規模の約1万8000人を動員したという。税金の無駄遣いばかり。 昭恵夫人はメラニア夫人に140万円相当のパール商品3点をプレゼントしたが、それは機密費か、公費か不明。森友学園に渡した100万円もどこから出ていたのか不明。

そしてトランプの娘のイブァンカ・トランプ氏に安倍をはじめとして大歓迎して無批判的だった日本社会。あの女性差別の塊の父親を擁護しているのだから全くフェミニストではないのに、日本では女性活躍とかいう安倍欺瞞路線上に乗って、エリート勝ち組女性の活躍を美化するような動きをしていた。それに全く無批判なメディアであった。 (もちろん、日本でも大統領にも一部反対の運動はあったが日本ではほとんど報道されない)

ところが韓国ではトランプ大統領にも批判があるし、4月にヨーロッパに行ったイブァンカにも、以下の報道の通り、厳しい質問がぶつけられた。イブァンカは、世界の風当たりを感じたことだろう。だから全くそうした人権意識のない馬鹿なメディと政治家が多い日本は心地よかっただろう。

******** 記事紹介

イブァンカ・トランプ氏に大ブーイング 招待したメルケル首相の思惑通り? Apr 26 2017 https://newsphere.jp/world-report/20170426-4/

f:id:hiroponkun:20171108001450p:plain

 ドイツの首都ベルリンで25日、20ヶ国・地域(G20)の女性会合「W (Woman) 20サミット」が開催された。ドイツのメルケル首相をはじめ、国際通貨基金IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事、オランダのマキシマ女王など、そうそうたる面々が参加した。

 アメリカの代表はイヴァンカ・トランプ大統領補佐官。氏は質問に答える最中、父であるトランプ大統領の女性に対する態度を擁護する発言をしたため、観客から不満のうめきや囁き、さらには嘲笑を浴びることになった。この質疑応答のビデオは欧米のメディアで瞬く間に報道された。

◆会場、SNSで大顰蹙

 W20サミットの司会を務めたドイツのヴィルトシャフツヴォッヘ誌のミリアム・メッケル氏が「ドイツの聴衆は『ファースト・ドーター』という観念に馴染みがない。あなたの役割、代表しているものは何なのか。大統領としての父親か、アメリカ国民か、それともあなたがたのビジネスか」と質問すると、イヴァンカ氏は「もちろん後者(ビジネス)ではない」と回答し、さらに父トランプ大統領を「家族を支える偉大な擁護者」と讃えた。

 これに対し会場からは不満の囁き、果ては笑い声がわき起こった。これを受けてメッケル氏が「聴衆の反応を聞いたでしょう?(……)あなたのお父様は本当に女性の擁護者なのか」と問いかけると、イヴァンカ氏は、これまで父とともに働いてきた何千人もの女性たちが父が女性の可能性を信じていることの証となるであろう、と返答し、さらに失笑を買うことになった。

 SNSでは、怒りと嘲笑の混じった反応が多々見られた。とくに、「メディアのしつこい批判」というイヴァンカ氏の発言に対する批判が巻き起こった。大統領の女性蔑視や(娘をも含めて)女性を性の対象としてしか見ない考え方はメディアが作り上げたものではなく、大統領本人が繰り返しインタビューなどで発言したり、ツイートしたりしたものに明白に現れているからだ。 SNSのコメントでは、アメリカの恥、なぜ彼女がアメリカ代表としてベルリンに呼ばれたのかまったくわからない、という声もあった。

メルケル首相は何を言いかけた?

 実は彼女をベルリンに招待したのはメルケル首相その人である。「メルケルはキツネのように賢い」と、前イラク大使など数々の要職に就いた経験を持つジェームズ・ジェフリー氏はポリティコ誌に語った。大統領に対する影響力がもっとも強いのが娘のイヴァンカ氏であることはもはや周知の事実。大統領の考えに影響を与えるならば、在ベルリンのアメリカ大使館などではなく、娘に働きかけるのがもっとも有効だと踏んだのである。

 ドイツでも本件は瞬時に報道された。ツァイト誌はフェミニストを自認するイヴァンカ氏の脆弱性を指摘。SNSの反応も、英語圏のものと同じように怒りと嘲笑の混じったものが多いが、どちらかというと笑い話にしている人が多いようだ。途中、メルケル首相が「正直言って……」と何か言いかけてから口をつぐんでしまった場面があったが、その「(発言されなかった)メルケル首相の発言に一番信憑性があるね」と書き込んだ男性もいた。

 イヴァンカ氏は今回のドイツ滞在中、大手多国籍企業シーメンス社を訪問している。CEOのジョー・ケーザー氏はその「美しさに魅了された」と南ドイツ新聞が報じているが、こちらも数時間後にはタブロイド紙に揶揄されている。

 今回が初の国外公務となったイヴァンカ・トランプ氏。男性には好印象を残せたかもしれないが、女性へのウケは散々に終わったようだ。

Text by モーゲンスタン陽子

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トランプにすり寄る安倍

世界の嫌われ者、トランプ。あまりに愚かなことを口走り続けているからだ。そんなトランプにすり寄り、イエスマンになって、トランプのお気に入りになって喜んでいるのが安倍。お互いが「日米関係」に依存している。友達いないからあなただけは友達になってねということ。

トランプが軍事行動を起こすのを止めるのでなく促進するようなことをいっている。

ロシアのプーチンも、性的マイノリティ差別とか軍事行動によってほかの国の首脳がソチオリンピック開会式に行かないと表明したときに、っしっぽを振って参加したのが安倍。

人権意識がないから、右翼的なプーチンやトランプと仲良くできるということ。

それは恥ずかしいこと。

そしてトランプに利用されて、米国の兵器を買う。貢ぎ続けることで仲良くするという関係。ダメ男に捨てられたくないから貢いでしまう恋人状態。だがそれは安倍など軍事大国化を狙うものにとって は嫌なことではない。

以下の記事にあるように、又市さんのいうのがまともなのに、それが多数にならないのがおかしい。

****** トランプ氏来日】社民党又市幹事長「『すりより』『へつらい』を印象付けた」安倍首相のゴルフ外交を批判

© 産経新聞 提供 安倍晋三首相(右)との会談を前に栄誉礼を受けるトランプ米大統領=6日午前、東京・元赤坂の迎賓館(松本健吾撮影)

 社民党又市征治幹事長は6日、安倍晋三首相とトランプ米大統領の首脳会談を受けて「(北朝鮮に対して)制裁や圧力ありきではなく、対話に向けた粘り強い外交努力こそ求められている。トランプ氏の過激な言動を慎むよう忠告し、戦禍を防ぐよう全力を挙げるべきだ」とするコメントを出した。

 又市氏はコメントで、トランプ氏について「近代史において最も不人気な大統領」と評し、安倍首相に対して「トランプ政権との間に取るべき距離を熟慮すべきだった」と注文をつけた。また、トランプ氏とのゴルフやイバンカ大統領補佐官への待遇を挙げ、「『お友達作戦』ともいうべき異例の厚遇ぶりだ。『すりより』『へつらい』を印象付け、手放しで無批判に対米追従するという姿勢が浮き彫りとなった」と批判した。

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百田氏は、沖縄の運動を外国の工作だ、左翼の工作だというイメージで語っていることが問題

以下の産経新聞 MNS の記事、自分たちの視点で「差別じゃない」という反論をしているが、 百田氏の発言自体には、「沖縄の運動を外国の工作だ、左翼の工作だというイメージで語っている」面があり、そこが問題なのだ。

それが分からない人たちなのだ。 認識がくもって自らの問題発言をさらしてしまって、歴史的にはそれが証拠として残ってしまう。その問題が分かっていない。 記事の意図とは逆に、百田が沖縄の運動をゆがめて批判しているという証拠になっている。

百田尚樹氏の講演会に現れた沖縄タイムス記者 その「言いがかり」の中身とは? 「差別の意図はない」にも「中国、韓国人はマイノリティだから

産経新聞 2017年11月5日

 「差別の意図はなかった」と繰り返す作家、百田尚樹氏(61)と「差別を前提とした発言だ」と応じる沖縄タイムスの阿部岳記者。居合わせた「琉球新報沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表運営委員の我那覇真子さん(28)がとっさの機転で動画を撮影したことで、1人の識者を「差別者」にしていく過程が衆目にさらされた。  百田尚樹氏の発言は、10月27日、沖縄県名護市の数久田(すくた)体育館で行われた講演会でのもの。  百田氏の説明などによると、美ら海水族館を見学した百田氏が同行していた我那覇さんに「次、どこ行くの? 」ときいたところ、我那覇さんが「次は(東村)高江のテント村に行きませんか」と応じた。「高江のテント村は嫌やな、怖いな。悪い人いっぱいおるんちゃうの? 」と聞くと、我那覇さんは「そんなこと言ったらいけません。市民ですから」と答えた。この際、「市民といっても全体の半分くらい。あとの半分はいろいろなところから来ています。中国や韓国からも来ています」と我那覇さんは説明し、百田氏は「うわあ、怖いな」と言った。

 この話を講演で披露したのだが、その場に居合わせ、聞きとがめたのが阿部記者だった。  執拗に「差別ではないか」と問いただす阿部記者。「差別の意図はない」と否定する百田氏。講演後に食い下がった阿部記者と百田氏のやりとりは30分以上に及んだ。  このなかで、阿部記者は「中国や韓国はマイノリティであり、多数派たる日本人が怖いな、嫌やな」と言うのは差別だ、と指摘した。言うまでもなく、百田氏は在日の中国人、韓国人を指して言ったのではない。中国の大陸や朝鮮半島からわざわざ日本に入国し、一地方である沖縄県で反対運動をしている現状について指摘したに過ぎない。

 前提の事実が誤っている上、中国や韓国の欠点を指摘することは許さない、という確固たる「信念」のようにも見える。しかも差別かどうかは、一記者たる阿部氏の「主観」で決まるというのだ。  我那覇さんが動画投稿サイト「YOU TUBE」などにあげた動画からやり取りを再現してみた。百田氏の発言が差別なのか、阿部氏が1人の識者をどうやって「差別者」に追い込もうとしているのか、判断してほしい。      ◇  我那覇さん「今、講演会が終わって、沖縄タイムスの阿部岳記者が、百田先生に取材がしたいということなのですが、差別という風に揚げ足取りをしていますが、百田先生が確認をされました」  百田氏「僕はこう言うてました。美ら海水族館終わった後に『次、どこ行くの? 』と。『次はえー、高江のテント村に行きませんか』『高江のテント村? 怖いな、悪い人いっぱいおるんちゃうの? 』『そんなん言うたらあきません』『悪い人いっぱいおるんちゃうの? 』言うたら我那覇さんが『そんなん言うたらあきません、市民ですから』って。『市民? 』。そしたら『いや、あの市民言うたら半分くらい。あとの半分くらいはそう、いろんなところから来てます』とか言って『中国からも韓国からも来てます』とか言うて、我那覇さんが言うたこと、僕がしゃべって『うわあ、怖いな』と言ったんですよ」  阿部記者「嫌やな」  百田氏「嫌やな、怖いなって」

 阿部記者「それは聞いていただきましたけど、はい。ただ、あの、(百田氏は)問題はなかったという。だから、あの、最初の伺った話は変わらないですね」  百田氏「変わりませんね、全然。要するに、最初に怖いな、と。要するに過激派というイメージなんですね。要するに、そこに言ったら怖いな、と。ほな、悪い人いっっぱいおるんちゃうの? そしたら彼女が『そんなん言うたらあきません。市民です』『えっ? 本当に市民? 』『市民言うたら半分くらい。いろんなところから来てますね。中国からも韓国からもね、いろんなところから来ています』。だから、いろんなところから来ているという、つまり日本だけでなく、いろんなところから来てますよ、という意味で言うただけで、で、そのことに対してこう言うたんやね。とにかく、わあ、そんないろんなところから、もう集まって怖いなあ、という。それだけです、はい」 阿部記者「はい、分かりました。さっきの中国工作員の話も、ちょっとあの…、作業やりながらでしたけど、確証はなくて、それを調べるのが新聞記者の仕事でしょう、と」  百田氏「そうです。要するに中国工作員としか思えないような動きでしょう、という意味ですよ」  阿部記者「はい、分かりました。あの、全然、沖縄タイムスをね、批判されたりするのは我々、全く、もちろん構わなくて、あのう、えー…」  百田氏「僕もそうよ。何書かれてもいいけど、うそ書くなってことですよ」  阿部記者「そうですね。ですからお互いに事実に基づいてやれたらいいな、と」  我那覇さん「事実に基づいてって言ってますが、今日、私、講演会できいたじゃないですか。何で山城(博治)被告は中に入って、入ってないって記事を書いて、で、それが入ったってのが公の場で明らかになったのに、いまだに訂正記事を書かないってのは何でですか」  阿部記者「あれ、今、私、ここに会社を代表しておりませんけれども、あの読まれた記事は山城さんがそう言ったという風に書いてあった記事のことですでしょうか」  我那覇さん「えー…、読み上げた通りです。というか、あんなにでたらめなのを書いて、訂正しないんですか」  百田氏「その場で(沖縄タイムスの記者が)見てたわけですからね」  我那覇さん「ていうか、自分たち、山城被告の、そうなんですよね。自分たちも入ってるじゃないですか。自分たちも基地の中に入ってて、目の前で同じく入ってるのを見て、入ってないって言ってたから入ってないって、これじゃ通らないですよ」

 阿部記者「うん」  我那覇さん「うん、じゃなくて」  阿部記者「僕はその場にね、いないし…」  我那覇さん「いないじゃなくて、あなた、この腕章は何の、何の代表なんですか」  阿部記者「取材で来ました、はい」  我那覇さん「僕は沖縄タイムスの代表じゃないからって、これ、何か不都合、不都合になったら、僕はタイムスの代表をしてないとか言って、でも、あなたはタイムスを代表して今、記事、書くじゃないですか」  阿部記者「そうです。取材に来ました。はい」  我那覇さん「これ、二枚舌って奴じゃないですか」  阿部記者「うん、まあね…」

 百田氏「実際のところ、あれ(講演での怖いな、嫌やな、の発言)をヘイト思いますか」  阿部記者「今のお話ですか。前に、えっと、正確じゃなかったら申し訳ありませんが、あの、えっと、何かの事件を起こした人が在日じゃないかって書いて問題になったことがありましたけど、私、それが念頭にあって、在日はあれ、あの、韓国人とかのことを指してないって釈明されたのを知ってるんですけど、それのことが頭にあったので、今、おっしゃったことが引っかかりました」

 百田氏「あれはね、違うんですよ。あれはね、よく調べてください。要するに、あのときの、えー、女子学生を輪姦した事件、確か集団暴行した事件、これが、犯人も分かっているのに、えー、一切名前も何も公表されない。非常に凶悪事件でね。一切公表されない。そこでネット上に様々な臆測が表れました。で、僕はその臆測の一つとして、根拠の一つとして、え〜、これは在日外国人の可能性があるんではないか、と書きましたね。はい。でもね。そう臆測されても仕方がないような事例が今までいっぱいあったんです。要するに、在日外国人やから、そういう凶悪犯罪を氏名公表されないというケースは今までいくつかありました。で、そういう例として、そういう可能性はあるんじゃないかと書いただけですね。え〜、これは全然ヘイトでも何でもないですね、はい」  阿部記者「う〜ん、そうなのかな。まあ、差別を前提にした発言じゃないかと思いますけどね。この件はですね、あんまり事実関係、ちゃんと知らないんですけど…」  百田氏「まあ、よし、その件は」  阿部記者「中国、韓国が来て怖いなというのは、嫌やでしたか、やっぱり、ちょっと差別的なニュアンスが…」  百田氏「ほな、そのときに中国、韓国いなかったらどうなの? 日本人がいっぱい来とるで、怖いな、と。日本人差別するわけ、僕は」  阿部記者「いえいえ、それは差別は必ず多数派から少数派に向かってやりますんで…」  百田氏「いや、そういう問題と違うでしょ。要するに、じゃあ、あの、市民は半分にしよう、あとの半分はいろんなところから来てます、と。で、僕はそのときに怖いなと言ったらどうなの? 」  阿部記者「差別でも何でもないですよね」

 百田氏「そこに中国や韓国入れるだけで差別? 」  阿部記者「それはやっぱりマイノリティだからじゃないですかね」  百田氏「世界中から来てるって意味やないか。それは、そうでしょ? いろんな、つまり、沖縄の人は半分なんです。あとはね、日本中から、あるいはいろんなアジアからもいっぱい来てる。そういう意味なんです、それはね」  阿部記者「はいはい」  百田氏「そんな、いろんな人が集まってる、怖いなあってそういう意味なんで、どこが差別なの? 全然差別やないやん。そりゃ中国人と韓国人が怖いと言うたら、そりゃ差別やけど、その前の話やねん。一連の流れ、そりゃテント村には、僕は最初ね、テント村行かないかん、うわあ、怖いな、と。悪い人いっぱいいるんちゃうの? そんなん言うたらあきません。市民です。市民はね…」

 (ここで、次の団体が公民館を使うというので、移動する)  この後、別の場所に移って百田氏はさらに阿部記者に説明を続けたが、阿部記者は「さっきの百田さんの発言は、差別の気持ちがポロって冗談の中だったのかもしれませんが、出ちゃったのかなという気がしましたね」などと言う。  百田氏の「納得していただけますか」という問いにも「100%納得かは分かりませんが…」とあくまでも差別だと主張する。  逆に沖縄の運動の現場にハングル文字があったと百田氏が述べたことを指摘し、暗に差別ではないかという。百田氏は「沖縄の一地方の問題に韓国や中国が介入する。それを問題提起するのも差別? 」と問うが、話は平行線だ。

 阿部氏は「外国人は中国人や韓国人だけが参加しているわけじゃない。アメリカ人だって参加している」などとなおも食い下がるが「1人でも参加してたら、それを全て言えと言うの? 」と百田氏は反論する。結局、最後まで議論は平行線のまま、阿部記者は公民館を後にした。

 沖縄タイムスは翌28日の朝刊で「差別」という言葉は使わずに報じた。ただ、見出しは「百田尚樹氏、沖縄で講演 ヘリパッド反対運動に『怖いな、どつかれたらどうするの」』。反対運動に百田氏が偏見を持っているかのような見出しだ。だが、沖縄の基地移設反対運動では、機動隊員に公務を妨害したなどとして逮捕者が相次いでおり、革マル派など過激派の参加も確認されている。  我那覇さんらは「動画を撮影していなかったら、百田先生を差別者のように報じていた可能性もあった。中国や韓国の批判は許さないという偏向した報道だ」などと沖縄タイムスの報道姿勢に憤っている。

     ◇

 山城被告が「入っていない」「入っている」という我那覇さんの発言は、平成27年2月、沖縄県名護市辺野古のキャンプシュワブ前で抗議活動をしていた山城被告が、米軍基地の敷地を示す黄色のラインを超えたとして、米軍から一時、身柄を拘束されたもの。山城被告側は「ラインを超えていない」と主張し、地元紙も山城被告の発言を大々的に報じ、沖縄タイムスは「運動の萎縮をねらった不当な行為だ」などとする弁護士の談話などを掲載したが、その後、米軍関係者から山城被告がラインを超えた瞬間が映った映像が流出した。我那覇さんは現場に沖縄タイムス記者もおり、山城被告がラインを超えていたことは知っていたはずだ、として問題視している。(WEB編集チーム 三枝玄太郎

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