いま、私のジェンダー論の講義録をつくっている。
底で紹介する学生の感想の一例を、載せておく。
「シングル単位の別れ論」を知っての学生さんの感想
【ある学生の感想――古い恋愛観を当然と思っていた】 自分が衝撃を受けた考え方は「シングル単位」である。その中でも「シングル単位による別れ」という考え方にとても驚いた。 シングル単位というものは良くも悪くも一人の人間として扱う、言い換えれば割り切るということである。今までの考えかたからすると冷たいという印象をあたえてしまう考えからかもしれないが、良くも悪くも人間は一人なのだからそのような考えは必要だと思った。 また、「双方の同意があってこそパートナー関係は成り立つ」という考えは今までの自分にはなかった考えだった。確かにカップルだからと言って関係を続けないといけない、別かれることはできないという契約がどこにもない。 なぜか付き合った以上は関係をはっきりさせないといけない、別れるならきちんと言わないといけないという考え方が私の身の回りにはある。 テキストで指摘されるまで、それが思い込みであるということを分からなかった。誰かに言われたことはないがなぜかそういう風潮がある。これが本当にこのテキストの中の「目から鱗」だった。 また、身の回りではあまり聞いたことがないようなDVの話で、「DV・ストーカーの体質の人はどんな話し合いをしても納得しない場合が多い」というのも学びになった。 DVを受けているのに「話し合いで同意を得なければ別れられない」というのは確かにおかしな話である。 |