ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

学生さんの「別れ」についての古い認識の例

以下も、ジェンダー論講義録に載せる予定の一例。

 

 

学生さんの「別れ」についての古い認識の例

 

以下の例は、真面目な学生が、別れについては古い考えがある中で我慢していて被害にあったという事例です。加害する人も被害にあう人も、恋愛や別れについて考えを変えていくことが必要です。

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私は今の彼女にまだ彼氏がいた頃に好きになられた。前から気になっていた子だったのですご く驚いた。その後彼女は別れた後しばらくして私と付き合った。その際に私は彼女の元彼に呼び出され、 殴られている。その時はこれだけ殴られても仕方の無いような事をしてしまったと感じていた

その後はその元カレが、友人たちに私のネガキャンともとれる嘘、もしくは誇張した話を吹き込み、サークルなどのっ知り合いから真偽を問われるなどした。そのため学校に行くのが辛い時期もあった。

話はすぐに広がった。授業が終わったらラウンジになどで課題は行わず真っ先に家に 帰るという生活が続いた。ジェンダー論の授業では別れを切り出されたら詮索はしないと学んだ。

先に学べていたらもっと楽な気持ちで学校に居れたかもしれない。あの頃は彼も同じように苦し いという考えで全て耐えていた。もし同じような境遇になった時(なりたくは無いが)ただただ 耐えるしかない、と考えている。

それはそれで苦しい事だが、耐えるという道があると知れただけでも同じ事を繰り返さなくて済む。それもこの授業をうけた意義だと思った。

 

伊田コメント→ 

元カレが新しい彼氏を殴るのはダメです。犯罪です。別れや次の恋愛は、彼女が判断したことであり、元カレは泣いて耐えるしかないのです。フラれた人が怒りを彼女に向けるのも、 元カノの新しい恋人に向けるのもお門違いなのです。こうした暴力をなくしていくためにも、シングル単位の恋愛論・別れ論を学ぶ必要があります。